日の出から夜まで灯台の魅力を探る 細島灯台を楽しむことができる3つのイベントを開催しました!
日向市や民間団体などで構成する「細島灯台灯りの輪」は、11月8日(水)に灯台の歴史・地理を知ってもらうコンテンツの造成を目的として朝から夜にかけて灯台を楽しむことができるイベントを開催いたしました。
2023.11.30
日向市や民間団体などで構成する「細島灯台灯りの輪」は、11月8日(水)に灯台の歴史・地理を知ってもらうコンテンツの造成を目的として朝から夜にかけて灯台を楽しむことができるイベントを開催いたしました。
このイベントは日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、⽇本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施したものです。
細島灯台 日の出クルーズ
「飛島丸」で「細島灯台 日の出クルーズ」を開催。夜明け前に出港し、海上から細島灯台と朝日を眺めるクルーズを行い、暗い海からの灯台の灯りを眺め、日の出の景色も一緒に堪能。
開催場所
日向岬沖海上(細島港発着)
参加人数
7名
朝型 新体験コンテンツの可能性! 灯台×日の出に感動!
古くから日向の海の安全を守り続けてきた「細島灯台」。まずは、船乗りたちからはどのように灯台が見えているのかを体験しました。船乗りたちにとって灯台の灯りがいかに大切かを感じ、また徐々に太陽が昇り海を真っ赤に照らしたとても幻想的な風景を楽しみました。日の出からしばらくすると、灯台の灯りは太陽にバトンタッチし一時の休息時間となりました。日の出の時間になると、参加者からは感嘆の声があがりました。参加者は「こんなに素晴らしい景色を見たのは初めてだ。」「ぜひ観光客向けのクルーズツアーとしてやってほしい」といった声が聞かれました。
「細島灯台クルーズ」は、12月の昼間の時間帯にも開催する予定です。
第2回「細島灯台ガイド研修会」
日向市を訪れる観光客のガイドを行っている日向市歴史観光ボランティアガイド「平兵衛さんの会」の会員を対象とした細島灯台ガイド研修会。「細島灯台」の歴史・文化等をより詳しく語ることができる専門ガイドの育成を目的として開催。
開催場所
細島公民館
参加人数
日向市歴史観光ボランティアガイド「平兵衛さんの会」会長、リーダー5名
協力団体
日向市歴史観光ボランティアガイド「平兵衛さんの会」
もっとわかりやすく!興味がわくガイドするには!
今回は、前回行われた同研修会での内容を踏まえ作成した「細島灯台ガイドマニュアル」の草案をもとに、マニュアルの具体的な内容についての協議を行いました。
ディスカッションの中では、「細島灯台の前身である『常夜灯』についてもっと深堀した方がいいのではないか」「灯台の光達距離が灯台によって違うこと、どのようにして光達距離が決まっているのか」「クイズは幼稚園生向け、中高生向け、大人向け等参加者に応じて複数パターン作成するのがよいのではないか」といった意見が出ました。12月初旬迄はガイドマニュアルの項目をまとめ、年内完成に向けてさらに「細島灯台ガイドマニュアル」の磨き上げを行い、12月に実施予定の「細島灯台ガイドツアー」では「細島灯台ガイドマニュアル」を使って案内予定です。
細島灯台ナイトハイク
地域住民を対象に、細島灯台のふもとにある「馬ケ背茶屋」を出発し、県内有数の景勝地「日向岬展望台」から夜の海を照らす細島灯台の灯りを見た後、ゴール地点の細島灯台を目指しました。道中はボランティアガイド「平兵衛さんの会」の説明を聞きながらのナイトハイク。細島灯台の役割を再認識してもらうことを目的とし開催。
開催場所
馬ケ背周辺エリア(日向岬展望台、細島灯台)
参加人数
16名
協力団体
日向市観光ボランティアガイド「平兵衛さんの会」
2色の明かりが回転しリズム良く!
真っ暗な遊歩道を抜けた先の日向岬展望台からは、海を照らす灯台の光芒を見ることができ、参加者からは感嘆の声があがりました。展望台から灯台の光を見た後は、細島灯台へ。灯台手前の坂道はランタンでライトアップを行い、幻想的な雰囲気に包まれながらゴールの灯台へ向かいます。細島灯台に到着すると日向岬展望台から見えた灯台の灯りを間近に見ながら、コーヒーブレイクタイム。灯台の灯りを楽しみました。市民からは、「灯台の灯りが点灯しているところを初めて見た」「灯台の光が2色になっているのを初めて知った」などといった感想がありました。
細島灯台とは
細島灯台がある細島港は天然の良港で、古くは明との貿易の寄港地として栄えた。また江戸時代には日南諸大名の参勤交代で細島・大阪間を御座船が行き交い、当時既に「常夜灯」が設置されていたと伝えられている。その後、細島港の整備が進み、明治43年に現在の場所に細島灯台が建設されたのが、細島灯台の始まり。現在も現役灯台として、細島の海を照らし続けています。2019年には国の有形文化財に登録。
なお、細島灯台は全国に50ある「恋する灯台」に認定されており、ロマンスの聖地となっている。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:28人