長崎・生月島の明るい未来は大バエ鼻灯台・生月長瀬鼻灯台が照らす!灯台利活用プロジェクト住民説明会・懇親会を開催しました
灯台からのメッセージ運営委員会は、2024年8月25日(日)に当委員会が取り組む「大バエ鼻灯台・生月長瀬鼻灯台の利活用」について地域住民の皆様により深く理解していただくことを目的とし、「灯台利活用プロジェクト 住民説明会・懇親会~ワイワイガヤガヤ語ランバ宴(うたげ)~」を開催いたしました。
2024.09.10
灯台からのメッセージ運営委員会は、2024年8月25日(日)に当委員会が取り組む「大バエ鼻灯台・生月長瀬鼻灯台の利活用」について地域住民の皆様により深く理解していただくことを目的とし、「灯台利活用プロジェクト 住民説明会・懇親会~ワイワイガヤガヤ語ランバ宴(うたげ)~」を開催いたしました。
この取り組みは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、日本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施したものです。
開催概要
当委員会は、灯台を活用した地域活性化策として、2022年度の「灯台マルシェ」、2023年度の「ツナガル灯台マルシェ」と2年続けて灯台を軸にした地域活性化イベントを企画・運営してきました。今年度は「未来にツナガル灯台プロジェクト」をテーマに掲げ、これまでの流れを持続させ、さらに発展させるための施策を検討しています。今回は、灯台を基軸とした生月島活性化のための今後の施策を住民の皆様に説明するとともに交流の場を持ち、懇親の機会を作るため「灯台利活用プロジェクト 住民説明会・懇親会~ワイワイガヤガヤ語ランバ宴(うたげ)~」を開催しました。
日程
2024年8月25日(日)16:30~20:00
開催場所
長崎県平戸市生月町総合開発センター(平戸市生月町里免1610番地)
参加人数
地元住民を中心に約120名
住民説明会
第1部は、これまでのイベントの経緯と実施した結果、協力いただいた地域住民の皆様への感謝をお伝えするとともに、今年度の取り組み(大バエ鼻灯台の整備、灯台を繋ぐ乗り物の導入、今後のイベント)について進捗状況を報告しました。
続いて、佐世保海上保安部交通課の神田課長から灯台の魅力について解説をいただきました。当委員会の理事長を務める平戸市の黒田成彦市長も登壇し、応援スピーチを行いました。
写真右:灯台からのメッセージ委員会 黒田理事長(平戸市長)
第2部では、大バエ鼻灯台そばでキャンプ場を経営する地元企業 株式会社ガッタライの共同代表を務める久保清悟と川本幸平(いずれも当委員会メンバー)が、これからの平戸・生月の活性化を鼓舞する熱いメッセージを伝えました。この開発センターで思いの丈を伝えることが夢の一つだったという2人。「昨年大成功だった灯台イベント、私たちが終わらせません。これからさらに飛躍します!今後発掘されるであろう地域資源、自然、体験、発信、ブランディング、挑戦。その明るい未来をこの灯台がずっと照らし続けてくれます。生月町のリブランディングをここからスタートしていきましょう」と話し、来場者の多くの方々がこの思いに共感した様子でした。
左:川本幸平、右:久保清悟
懇親会
懇親会は開発センターのエントランスで開催。キッチンカーや地元で人気のカレー店なども出店し、総勢100名を超える人々で賑わいました。
灯台利活用プロジェクトの一環として今年度導入した「トゥクトゥク」は、子どもから大人まで大人気で、来場者の方々は何度も試乗を楽しんでいました。
ガッタライの2人の話に刺激を受けた地元の青年部の皆様や、さらに若い世代は「これからの生月のためにできること」について、あちらこちらで熱いトークを繰り広げていました。
生月の灯台と今後の展望
平戸市生月町は江戸時代に捕鯨の島として栄え、平戸藩の財政を支えていたといわれています。昭和時代には東シナ海の巻網漁業に進出。最盛期には20以上の大型巻網漁船団を擁し、島の経済は大いに潤いましたが、近年は漁獲量の減少などにより船団数も激減し、現在の住民は約4,800人になっています。
島は南北に細長く、北に大バエ鼻灯台、南に生月長瀬鼻灯台があります。まちの成り立ちの歴史が南北で別れているため、島が一丸となる機会が少なかったものの、2022年度の「灯台マルシェ」をきっかけに、2つのまちづくり運営協議会、2つの小学校、2つの漁協が手を携え、灯台を基軸に一丸となって生月島を活性化するべく動き出しています。今後は、大バエ鼻灯台の広場にテラス柵やイベント性のある仕掛けを作り、人々がより楽しく集える場所に進化させ、定期的に灯台に集まる機会を創生していく予定です。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:120人