日本海の冬の味覚!親子で香箱ガニを学んで「かに面」に挑戦!『日本さばける塾 in 石川県』を開催しました!
日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in 石川県」を11月13日(日)に開催し、6組12名の親子が参加しました。
2022.11.24
日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in 石川県」を11月13日(日)に開催し、6組12名の親子が参加しました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みとして
①講師による魚さばき・調理実演
②参加親子が「アジのなめろう」とご当地料理「かに面」作りに挑戦
③石川の漁業と水産資源の保護についての講義
以上を実施
日程
2022年11月13日(日)13:00~16:00
開催場所
金沢勤労者プラザ(石川県金沢市北安江3丁目2-20)
参加人数
6組12名(小学校4年生~中学2年生の児童・生徒とその保護者)
講師
高岩信広(JFいしかわ/おさかなマイスター)、佐冨上あつ緒(フードコーディネーター)
主催
海と⽇本プロジェクト in 石川県実⾏委員会、⽇本さばけるプロジェクト実⾏委員会
共催
⽇本財団 海と⽇本プロジェクト
まずは基本のアジ、続いてメスのズワイガニ「香箱ガニ」に挑戦!
講師の自己紹介を終えて、早速さばける塾のスタートです。まずは佐冨上あつ緒さんによるアジの三枚おろしのデモンストレーション。この日用意したアジは40cmを超える大物で、丸のままの魚を見る機会があまりない参加者は、少し不安そうに真剣に説明を聞いていました。そしてそれぞれの調理台に戻り、三枚おろしにとりかかると、初めは恐る恐るアジに触れていた子どもたちも次第にコツをつかんだようで、参加者全員が自分たちの手で綺麗にさばき終えました。さばき終えたアジは漁師料理「なめろう」に。こちらは材料をあわせてたたくだけなので、子どもたちも余裕の表情です。
続いて参加者のお待ちかね、日本海の冬の味覚・メスのズワイガニ「香箱ガニ」の登場です。今回は金沢おでんの具材としても有名なご当地料理「かに面」作りに挑戦します。「かに面」とは、茹でたカニの身や卵を丁寧に取り出し、甲羅の部分に詰める料理で、食べやすく写真映えもするということで人気を集めています。茹で上がったカニの水切りの方法や「香箱ガニ」の細い脚の身を取り出すためにめん棒を使う方法など、佐冨上さんがさばき方のコツを伝授。「かに面」を自分で作った経験がないという参加者ばかりでしたが、意外と簡単に飲食店で出されるような見事な一品が出来上がり、思わず笑顔があふれていました。
日本海の冬の味覚の王様・ズワイガニを食卓に届け続けるための「守る」漁業とは
カニを茹でる間にJFいしかわの高岩信広さんから地元のズワイガニ漁についての講義を受けました。漁業においては、限りある水産資源を守るために、魚種によって獲っても良い期間や数量、漁の方法などが定められています。中でもズワイガニは日本海側の6府県が広域で協力することで資源を適切に保護出来ている好事例である、という説明に参加者たちは漁業への関心を深めた様子でした。高岩さんは「漁師さんは獲るだけでなく、水産資源を守る役割も担っている。こうした漁業のことを知って、地元のお魚をもっとたくさん食べてほしい」と話していました。
参加した子ども・保護者からの声(アンケートより)
⼩学5年⽣⼥⼦
「魚のさばき方だけでなく、海のことも知れてよかった。」
小学6年⽣男⼦
「今回体験したことが今後も活かされると思うので、忘れないでおこうと思った。」
⼩学6年⽣⼥⼦保護者
「初めて子どもが魚を三枚におろした。これを機に魚を調理して食べてほしい。」
⼩学6年⽣男⼦保護者
「自分もさばくことが出来ない魚に親子で挑戦出来てよかった。初めは嫌がっていた子どもも最後は自ら手を動かしていて嬉しかった。」
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:12人