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「アジ」「ホウボウ」をさばいて調理!地場の魚屋から見る海の変化『日本さばける塾 in くまもと』を開催しました!

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in くまもと」を11月13日(日)に開催し、6組12名の親子が参加しました。

2022.11.30

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in くまもと」を11月13日(日)に開催し、6組12名の親子が参加しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みとして、
①講師による魚さばき・調理実演、
②親子で魚さばきに挑戦、味わうまでを体験、
③地場の魚屋が語る冷凍の魚事情 以上を実施。
日程
2022年11月13日(日)9:00~13:00
開催場所
常盤学園 シェフパティシエ学院
参加人数
6組12名(小学生3~5年生と保護者)
講師
株式会社 魚勢 森 広隆 専務/栄養士 月足 順子氏
主催
海と⽇本プロジェクト inくまもと実⾏委員会、⽇本さばけるプロジェクト実⾏委員会
共催
⽇本財団 海と⽇本プロジェクト
協力団体
株式会社 魚勢/学校法人 常盤学園 シェフパティシエ学院

普段あまりなじみのない魚「ホウボウ」

ホウボウは見た目が赤く、ヒレが羽のように大きい白身の魚です。大きいものは、高級魚として取引され、60センチを超えることもあります。熊本でも昔から獲れる魚ですが、あまりなじみがありませんでした。講師を務めた株式会社 魚勢の森専務(魚屋歴25年)曰く「正直マイナーな魚」。そんなホウボウですが、味がよく、刺身でも調理したものでも美味しいといわれています。今回「ホウボウ」を選んだ理由は、全体的な漁獲量の減少・変化を伝えたいためでした。マイナーな魚を食べるようになった背景には、よく聞くなじみのある魚だけではなく、様々な魚の漁獲量が減ったという海の変化があり、参加者には、魚をさばく様子を見せながら、魚屋ならではの目線で海の変化を伝えました。

給食で大人気!冷凍ホウボウを美味しく食べるレシピ

参加した子ども達の多くが、ホウボウを初めて見たと話していました。大人の参加者でもさばくのは初めてでした。魚勢では、生・冷凍どちらも店頭に並び、冷凍ホウボウは幼稚園の給食の食材としても卸しています。週に1回「魚の日」として幼稚園で給食を作っている栄養士の月足順子先生からは、子ども達に人気のレシピをデモンストレーションで作っていただきました。森専務ら、漁商組合で立ち上げたKUMAMOTOさかなの学校で製作した魚のレシピ本にも掲載されているメニューを作り、参加者にはレシピ本をお土産として持ち帰っていただいて今後も使ってもらうよう伝えました。このレシピ本を魚屋に持って行き、今日作るメニューを店頭で伝えたうえで「今日のおすすめの魚」を聞いてほしいと話す森専務。魚屋との付き合い方や、冷凍魚のおいしさを伝えました。

2時間目 冷凍魚から見える今と昔の海の変化

食後に実施した2時間目は、冷凍の魚から見る海の変化について、参加者と森専務のディスカッション形式で実施しました。安定した量を、安定した価格で消費者に届けるために、いままで食べる機会が少なかったマイナーな魚が店頭に並ぶようになったこと、そして、漁獲量が減ったことで、魚が獲れた日に冷凍加工し、企業努力を続けていることを話しました。調理体験中に森専務が話した内容などを振り返るため、「冷凍魚がどこで食べられているか?」を参加者の口から答えてもらいました。幼稚園以外にも、学校や病院など、子ども達がみずから考えた答えを発表してもらいました。また、「そもそもなぜ冷凍の魚が食べられるようになったのか」という質問では、年々減っている熊本県の漁獲量のグラフも見てもらいながら、海の変化について自分なりの答えを考えてもらいました。

参加した子ども・保護者からの声(アンケートより)

⼩学4年⽣⼥⼦
「家でもお母さんとまた魚をさばきたいと思った」
⼩学5年⽣男⼦
「学んだことはこれからも活用できそう。(家で)自分が切った刺身を食べてほしい」
保護者
「とても有意義でした。今後は、豊かな海、川、森を再生させるような活動に参加してみたい」

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:12人