海と日本公式サイトの最新ニュースをウィジェットで埋込み

<iframe class="uminohi-widget official-newest" src=" https://uminohi.jp/widget/newest/" width="100%" height="800" frameborder="no" scrolling="no" allowtransparency="true"><a href="https://uminohi.jp">海と日本PROJECT【日本財団】</a></iframe><script src=" https://uminohi.jp/widget/assets/js/widget.js"></script>

親子でアジをさばいて、琵琶湖固有種も料理!海や琵琶湖について学ぼう【日本さばける塾 in 滋賀県】を開催

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in 滋賀県」を12月3日(土)に開催し、6組12名の親子が参加しました。

2022.12.09

日本さばけるプロジェクト実行委員会は、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in 滋賀県」を12月3日(土)に開催し、6組12名の親子が参加しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みとして
①基本のアジをさばく
②その⼟地ならではの、郷⼟料理や地域の食材(琵琶湖固有種・ホンモロコ/ビワマス)を使った料理をつくる
③海にまつわる講義を受ける、以上を実施
日程
2022年12月3日(土)10:30~13:30
開催場所
能登川コミュニティセンター(滋賀県東近江市躰光寺町262番地)
参加人数
6組12名(小学生5年生~中学2年生と保護者)
講師
大阪ガスネットワーク(株) 京滋事業部 コミュニティグループ 北村 衣江さん
(株)大阪ガスクッキングスクール インストラクター 加茂 紀代美さん
滋賀県 農政水産部 水産課 久米 弘人さん
主催
海と⽇本プロジェクト in滋賀実⾏委員会、⽇本さばけるプロジェクト実⾏委員会
共催
⽇本財団 海と⽇本プロジェクト
協力団体
大阪ガスネットワーク、大阪ガスクッキングスクール、滋賀県 農政水産部 水産課

海や琵琶湖について学ぼう!

調理の前に、海や琵琶湖について学びました。最初にメッセージムービーが流され、主催者の日本さばけるプロジェクト服部幸應実行委員長から参加者へ、「魚をさばく」技術の習得とともに、私たちの生活と海のむすびつきや、海の大切さを考えるきっかけになればとメッセージが送られました。続いて、海のめぐみであり、和食にかかせない「だし」について、大阪ガスネットワーク(株)の北村衣江さんからお話をお聞きしました。実際に昆布だしとカツオだしを飲み比べて特長を学んだり、昆布やカツオ節が、どの県でたくさん作られているかなどを学びました。実際に「昆布だし」と「カツオだし」、「合わせだし」の飲み比べを体験しました。「合わせだし」が一番人気でした。「合わせだし」は昆布に含まれるグルタミン酸と、かつお節に含まれるイノシン酸が合わさり、うま味が7倍になるそうです。昆布もカツオも海の恵み!日本の食文化と海の深い関わりを感じることができました。続いては、琵琶湖の漁業について、滋賀県水産課の久米弘人さんにお話をお聞きしました。琵琶湖には、約50種類の魚が暮らしていて、そのうち16種類が琵琶湖の固有種です。琵琶湖の漁獲量は、産卵や生育の場であるヨシ帯の減少や外来種の増加などの影響でこの60年ほどで約10分の1まで減少していることを学びました。今回調理したホンモロコは稚魚の放流や産卵期は採捕を禁止するなどといった取り組みによって、資源が回復してきているそうです。

基本の「アジ」をさばこう!琵琶湖の固有種「ホンモロコ」や「ビワマス」も調理!

初心者でもさばきやすい、基本のアジを1人1匹ずつさばきました。
まずは、大阪ガスクッキングスクール・インストラクターの加茂紀代美さんに、デモンストレーションをしながらさばき方を教えて頂きました。続いて、参加者がインストラクターの方々にアドバイスをもらいながら、アジを3枚におろしていきました。さばいたアジは、薬味や味噌などと一緒に細かく刻み、丸めてフライパンで焼き「サンガ焼き」にしました。
滋賀県の郷土料理や地域の食材ということで、琵琶湖固有種のホンモロコを使って南蛮漬け、ビワマスを使ってアメノイオごはんと刺身を作りました。固有種がたくさん生息する琵琶湖を有する滋賀県では、湖魚を活用した独特の食文化が育まれてきました。しかし、近年、食卓に湖魚が並ぶ機会も減少しています。イベントでは、改めて、親子で琵琶湖の魚を調理することで、伝統的な食文化に触れ、琵琶湖を身近に感じてもらいました。そして、「アジのサンガ焼き」、「ホンモロコの南蛮漬け」「アメノイオごはん」「ビワマス刺身」うま味たっぷりの「味噌汁」を実食。海と琵琶湖の恵みがつまった贅沢なメニューに、参加者も大満足でした。
実食の後、参加者に感想を聞きながら、クイズ形式で海の学びを振り返りました。
そして、参加者全員に「さばけるマスター認定証」が授与されイベントが終了しました。

参加者の声(アンケート・インタビューより)

⼩学5年⽣
「調理をして、普段料理を作っている人の苦労がよく分かりました。」
小学5年生
「琵琶湖を守るのは大事だと思いました。」
中学1年生
「魚を上手にさばけて、褒められて嬉しかったです。」
中学1年⽣
「普段琵琶湖についてふれる機会があまりないので、講師の方々の話を聞き、調理をして改めて琵琶湖に関心を持つことができました。」
中学2年生
「魚は思ったより簡単にさばけました。」
保護者
「アメノイオごはんを琵琶湖博物館で見て、食べてみたいと思っていたので、実際に食べることができてよかったです。おいしかったです。」
保護者
「食を通じて社会問題を学ぶ機会はあまりないので、このようなイベントに参加できてよかったです。」
保護者
「琵琶湖の固有種が減っていることは知っていましたが、ホンモロコが増えていることに驚きました。子供が魚を上手にさばけているのを見れてとても嬉しかったです。」
保護者
「滋賀県民として身近な存在である琵琶湖ですが、なかなか普段意識せずに過ごしてしまっているので、ごみを出さないところから自分にできることをやっていきたいと思いました。」

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:12人