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『日本さばける塾 in やまなし』を開催しました!

一般社団法人 海のごちそう推進機構と一般社団法人 海と日本プロジェクトinやまなしは、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in やまなし」を10月15日(火)に開催しました。

2023.10.25

一般社団法人 海のごちそう推進機構と一般社団法人 海と日本プロジェクトinやまなしは、”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、豊かで健全な海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げる取り組み「日本さばける塾 in やまなし」を10月15日(火)に開催しました。10組20名の県内の親子と山梨大学付属中学校の学生3人が参加しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
”魚をさばく”という日本古来の調理技法を次の世代へ継承するとともに、
豊かで健全な海を未来に引き継ぐアクションの輪を広げる取り組みとして
①海と私たちの生活・甲州寿司の歴史に関する講義
②寿司職人によるさばき方とお寿司のにぎり方の実演
③アジの三枚おろし・山梨県の郷土料理「甲州寿司」のにぎりに親子で挑戦。
④試食・さばけるライセンスの授与
以上を実施
日程
2023年10月15日(日)
14:00~14:10 開会行事
14:10~14:30 講義
14:30~15:50 調理体験
15:50~16:10 試食
16:20~16:30 閉会行事
開催場所
山梨秀峰調理師専門学校
参加人数
親子10組20名(小学生と保護者)・中学生3名・教員1名
講師
魚そう北口分店店主 藤巻広昭さん
主催
一般社団法人 海のごちそう推進機構、一般社団法人 海と日本プロジェクトinやまなし
共催
⽇本財団 海と⽇本プロジェクト
協力団体
山梨秀峰調理師専門学校、魚そう 北口分店

「甲州寿司」の歴史から海と山梨の関わりを知ろう

イベントの始まりは、魚そう 北口分店店主である藤巻広昭さんの「甲州寿司の歴史・海と私たちの生活の関わり」についての講義からです。スライド資料を用い、「皆さんは週にどのくらいお魚を食べますか?」「昔よりお魚が獲れなくなっている理由はなぜだと思いますか?」という身近な質問から海がいま抱える問題を学び、私たちにできることを考えました。特にプラスチックごみの問題は私たち「海なし県」の県民にも関わりのある問題です。川から海に流れ込むごみが、海洋汚染に繋がっている現状などを学びました。参加者からは「海の環境が悪くなっていることは知っていたが、想像以上だった。」という声も挙がりました。

海と私たちの生活について考えたあとは、甲州寿司の歴史について学びました。現代と昔で漁獲量の変化がありましたが、お魚の調理の仕方も変化しています。江戸時代、山梨県民が食べる海産物は“中道往還”を通り運ばれてきたことを説明。昔は輸送技術が現代より未熟だったため、海産物を港から甲府に運ぶまでに鮮度が落ちてしまう問題がありました。そこで、海産物に甘ダレを塗り、美味しく食べれるようにしたことが、甲州寿司の始まりでした。参加者のほとんどが甲州寿司を食べたことがないとのこともあり、皆さん興味深々にお話を聞いていました。

親子でアジの三枚おろしと甲州にぎりに挑戦!

海についての学びを深めた後は、早速調理開始です。今回さばくのはアジです。職人 藤巻さんのさばき方の解説を受け、コツを学びます。子どもたちは、藤巻さんの圧巻のデモンストレーションを熱心に見ていました。
いざさばき始めると、その難しさに驚き苦戦しながらも、サポートでついてくれている調理師学校の学生さんに見守られながらさばいていきます。藤巻さんのプロのご指導や、学生さんのフォローもあり、楽しそうにさばく子どもたち。親子で会話しながら和気あいあいと作業する姿も見られました。「お魚の骨が固くて難しかった」と、お魚さばきを楽しみながら非日常の体験を過ごしました。さばいたサバは片づま折りにし、塩焼きにしていきます。

お次はいよいよ甲州寿司です。藤巻さんがあらかじめ切り身にしてくれたマグロを使って、シャリと一緒ににぎります。実際ににぎってみると、シャリの量や力の加減が難しいらしく、藤巻さんの職人技に驚く親子。藤巻さんがそれぞれのテーブルをまわり、コツを教えていきます。マグロのほかにもお寿司のネタをご用意して頂き、皆さん思い思いににぎっていました。「お寿司をにぎれて楽しかった」「面白かった、またやりたい」といった声を多くいただきました。

参加した子ども・保護者からの声(アンケートより)

⼩学3年⽣⼥⼦
「魚の骨が硬くて捌くのが難しかった。魚をちゃんと食べようと思った。」
⼩学6年⽣男⼦
「魚をさばく事を憶えられて良かった。一つだけお母さんが出来ない事を僕が出きる様になったから、勉強になりました。」
⼩学3年⽣⼥⼦保護者
「今どんな事が海の中で起きているか改めてわかりました。自分たちから少しずつでも改善していきたいと思いました。」
⼩学6年⽣男⼦保護者
「普段何気なくさばかれた魚も誰かが丁寧に処理をしてくれている有り難さを知りました。息子の手先の器用さを知りました。」

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:24人