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磯焼けってどうなるの?藻場ってなに?ウニを通して磯焼けを学ぶ『日本さばける塾 for 磯焼け』を開催しました!

一般社団法人 海のごちそう推進機構は、ウニの剥き方と美味しい食べ方を通して海洋環境を学ぶ「日本さばける塾」を2024年2月17日(土)に北海道函館市の飲食店「はこだてみなと大学サカナ学部」で開催しました。

2024.02.26

一般社団法人 海のごちそう推進機構(本部:北海道函館市、代表理事:若山豪)は、ウニの剥き方と美味しい食べ方を通して海洋環境を学ぶ「日本さばける塾」を、2024年2月17日(土)に北海道函館市の飲食店「はこだてみなと大学サカナ学部」で開催し、子ども12名と保護者の計22名が参加しました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

【日本さばける塾 for 磯焼け】イベント概要
開催場所

はこだてみなと大学サカナ学部(北海道函館市豊川町11-5)
日程
2024年2月17日(土)10:00~12:45
内容
①海についての学びの講義「藻場の大切さと磯焼けの今」(昆布漁師・高谷大喜)
②ウニの観察・ウニの剥き方講座(昆布漁師・高谷大喜)
③自分で剥いたウニを混ぜたウニクリームパスタを試食
④「こども磯焼け会議」~みんなに”磯焼け”を知ってもらうために考えよう~
参加人数
22名(子ども12名と保護者10名)
講師
高谷大喜(南かやべ漁業協同組合)
主催
一般社団法人 海のごちそう推進機構
共催
⽇本財団 海と⽇本プロジェクト
協力団体
はこだてみなと大学サカナ学部、南かやべ漁業協同組合

昆布日本一の海で起きている変化とは

海を軸にさまざまな体験や交流を提供する「はこだてみなと大学サカナ学部」で開催された日本さばける塾。はっぴに着替えて、板前帽子をかぶって子どもたちのテンションは早くも上がります。

まずは日本一の漁獲量(※)を誇る函館市の昆布について、昆布養殖を営む漁師の高谷大喜さんが解説します。昆布生産の中心となっている養殖昆布の工程、以前は漁獲の中心だった天然昆布の現状を説明。その上で、磯焼けの原因となっているウニと藻場の関係について話しました。高谷さんは「昆布もウニも漁師にとって大切な資源。昔は数のバランスが取れていたが、今はウニの方が優勢になっている。どうしたらいいか一緒に考えてほしい」と今回のイベントの意義を伝えました。

(※)北海道水産統計(2021年実績)より

生きたウニをさわる、さばく、味わう!

「わーこわい!」「すごく動いてる」「全部の針が動くんだね」

子どもたちは水槽からウニをすくい、手にとって、思い思いの歓声を上げます。

そこからキッチンハサミを手に、アリストテレスの提灯と呼ばれるウニの口を取り、さらにハサミを入れて2つに割り、ウニの身をスプーンでかき出します。慣れない作業ですが、高谷さんたちの指導でスムーズに完成。かき出したウニの身は塩水に漬けて丁寧にごみ取り。ウニを食べるまでにあるたくさんの工程を体験します。

ウニの身をきれいに剥いた子どもだちはちょっとつまみ食い。「おいしい!」「がまんしなくても食べられる」など剥きたてのウニを味わって、ウニ本来の美味しさを体感しました。

きれいにしたウニの身をパスタソースによく混ぜ込んでウニクリームパスタの完成です。自分たちで仕上げたパスタも大好評。おかわりして用意した全てのパスタをたいらげました。

知られていない磯焼けを発信するアイデアを!「こども磯焼け会議」

食事の後は磯焼けの今をどうやって発信するかをテーマにアイデアを出し合う「こども磯焼け会議」の開催です。磯焼けの現状、漁業資源としてのウニの重要性、そして藻場の大切さなど、今日1日の学びを丁寧に振り返り子どもたちの発言を促します。最初は遠慮がちだった子どもたちも徐々にほぐれていく空気を感じさまざまなアイデアが出ました。「磯焼けのテレビCMをやればいい」「友達に『他の人にも伝えて』と言って磯焼けを伝えていく」「飛び出す絵本にする!」などなど。子どもたちは次々出てくるアイデアをカードに書き込みパネルに貼って磯焼けパネルを完成させました。

参加した子ども・保護者からの声(アンケートより)

⼩学3年⽣男子
「真剣に海に向き合えて、より興味が出たし楽しく参加できました!」

⼩学3年⽣女子
「”磯焼け”をたくさんの人に知ってもらいたいと思いました」

⼩学3年⽣⼥⼦保護者
「ウニは昆布だけではなく、なんでも食べてしまうことを知り驚きました」

⼩学1年⽣男⼦保護者
「”磯焼け”をより多くの人に知ってもらうために、いろいろなアイデアを出し合う姿に感激しました。子どもたちの思いが、より多くの人に届くことを願っています」

 

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:22人