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”笑い”から海の現状を学ぶ「海の落語プロジェクト」長崎県川棚町コラボイベント『海のご当地落語イベント』大盛況!

一般社団法人うみ文化研究機構は長崎県東彼杵郡川棚町とコラボレーションして、3月16日(土)に『海のご当地落語イベント in 川棚町 〜川棚町の海ってどうなの?落語で笑い、海をきれいに〜』を開催しました。

2024.03.26

一般社団法人うみ文化研究機構

一般社団法人うみ文化研究機構は長崎県東彼杵郡川棚町とコラボレーションして、3月16日(土)に『海のご当地落語イベント in 川棚町 〜川棚町の海ってどうなの?落語で笑い、海をきれいに〜』を開催しました。イベントのゲストに川棚町・波戸勇則町長を迎え、立川こしらと立川かしめの落語家2人が川棚町の魅力スポットを巡り、識者インタビューを行って創作した「川棚町オリジナル落語」を初披露。また、落語披露の前には、川棚町の住民の方々と地域のごみ拾いを行いました。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
川棚町の魅力スポットを巡り、識者インタビューを行って創作した「川棚町オリジナル落語」の披露、落語家2人と川棚町住民による地域のごみ拾い。
開催日
2024年3月16日(土)9:00~11:20
会場
川棚町中央公民館 2階講堂(長崎県東彼杵郡川棚町中組郷1506)
プログラム
09:00 落語家と川棚町民が一緒にごみ拾い
09:30 開場
10:00 海のご当地落語①立川かしめ「川棚なまこーず」
10:16 海のご当地落語②立川こしら「海の約束」
10:30 アクティブラーニング
11:15 集合写真撮影
11:20 終了
出演者
立川こしら、立川かしめ、井手迫義和
ゲスト
波戸勇則・川棚町長

立川こしらと立川かしめが川棚町の魅力スポットを巡りオリジナル落語を創作

3月13日(水)に、立川こしらと立川かしめが長崎県東彼杵郡川棚町を訪れ、「川棚町オリジナル落語」を創作するために、川棚町職員の方々の案内で川棚町の魅力スポットを巡りました。巡ったスポットは、城山公園、川棚魚雷遠距離発射場、海神神社、特攻殉国の碑、大崎海水浴場、大崎自然公園。豊かな自然に恵まれた各スポットには様々な歴史や逸話があり、2人の落語家の創作意欲を刺激したようです。

3月14日(木)は川棚町の識者の方々へインタビュー。カヤッカー、流木アーティスト、歴史専門アドバイザー、生物・植物専門アドバイザーに漁師と、川棚町在住の様々な業種の方々にインタビューを行い、川棚町の歴史から現在に至るまで色々な角度から話を聞くことが出来ました。

2日間にわたって、川棚町の魅力スポットを巡り、川棚町民へのインタビューを行った立川こしらと立川かしめの2人。3月15日(金)は川棚町役場の相談室に籠もり、川棚町オリジナル落語の創作に没頭しました。

『海のご当地落語イベント in 川棚町』開催

イベント当日は、立川こしらと立川かしめが川棚町民の方々と一緒になって、会場周辺のごみ拾いからスタート。

そしていよいよ「川棚町オリジナル落語」を、まずは立川かしめから披露します。演目は川棚町の大村湾で獲れる、赤、青、黒のなまこをテーマにした「川棚なまこーず」。おてんば赤なまこの赤こ、お人好し青なまこの青こ、弱虫黒なまこの黒こ。3人は仲良しでしたが、時が経つにつれて、海洋ごみの問題でなまこ全体の数が減り、黒なまこの割合が増えていくと、3人の関係にも変化が現れます。黒なまこの数が多くなったのをいいことに黒こは威張り出し、赤こと青こにぞんざいな態度を取り始めたのです。しかし、そこに大村湾に生息するカブトガニが現れたことにより、事態は急展開を迎えるという噺。随所に川棚町の特産品やエピソードを盛り込んだ内容に、観客の皆さんは感心しきりでした。

続いては、立川こしらによる「海の約束」の披露です。川棚町を語る上で欠かせない海神神社。そこに祀られているという八大龍王。願いを何でも叶えてくれる八大龍王の元に、邪な願いを叶えてもらおうと江戸から兄弟がやってきます。八大龍王が叶えてくれる願いは1人1日2回まで。現れてくれと八大龍王を呼び、八大龍王が現れれば願い1回。本当に何でも願いを叶えてくれるのかと聞き、八大龍王がそれに返事をすれば願い1回と、とんちのようなやり取りが何日も続き、兄弟の願いはなかなか叶えてもらえないという噺。川棚町ゆかりのテーマを盛り込んだ「川棚町オリジナル落語」は、観客の皆さんに馴染みやすかったようで、笑いの絶えないひと時となりました。

海の落語プロジェクトとは
日本財団「海と日本プロジェクト」の一環。海の問題を難しく考えたり、押し付けたりするのではなく、①日本の伝統文化である落語の“笑い”を通じて海の現状を面白く伝え、興味を持ってもらう/②“環境の専門家”によるトークで、楽しく分かりやすく伝えていく。そうすることで、多くの人に海の問題を知ってもらい、“自分ごと”としてとらえてもらうことを目的とするプロジェクトです。
さらにSDGs「14.海の豊かさを守ろう」にあたる「海の温暖化や酸性雨」「海洋ごみの問題」「漁業資源の問題」などをテーマにした落語を用意しているので、学校やイベントでのSDGs学習に活用していただくことが可能です。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています