堀潤さんと高校生が海の未来を考え抜く 海と哲学の学び舎開校!「ざわザワ高校~海の未来を変える哲学~#1」
一般社団法人福井環境研究開発は、6月30日(日)に「ざわザワ高校~海の未来を変える哲学~」の1回目を開催。海の課題やジレンマを抱える人から高校生がその現状と障壁を学び、物事の本質から社会を改善していく哲学思考によって課題解決法を打ち出すチカラをつける海洋教育プログラム。6~11月まで、海と共に歩む街である福井県大飯郡高浜町で、月に1回開校しています。
2024.07.19
一般社団法人福井環境研究開発は、6月30日(日)に「ざわザワ高校~海の未来を変える哲学~」の1回目を開催いたしました。ざわザワ高校は、「海の持続可能な利用と保全」を目的に、海の課題やジレンマを抱える人から高校生がその現状と障壁を学び、物事の本質から社会を改善していく哲学思考によって課題解決法を打ち出すチカラをつける海洋教育プログラムです。6~11月まで、海と共に歩む街である福井県大飯郡高浜町で、月に1回開校しています。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
開催概要
ざわザワ高校~海の未来を変える哲学~#1
日程
2024年6月30日(日)
開催場所
福井県大飯郡高浜町 若狭高浜漁業協同組合・UMIKARAほか
参加人数
福井県内から集まった高校生 男女13名
番組
「ざわザワ高校 ~海の未来を変える哲学~#1」
放送:福井テレビ(8月10日(土) 16:25~16:55 予定)
配信:YouTube (福井テレビチャンネル – YouTube)
https://www.youtube.com/@fukuitv8ch/featured
海と歩む街の未来を考えることは、海の未来を考えること。
ざわザワ高校の学級委員長を務めるジャーナリストの堀潤さんから高校生に授業のオリエンテーションをしていただきました。
「海と共に歩んできた高浜町の未来を考えることは、海の未来を考えることにつながる。高校生たちが高浜町の海の専門家や当事者と出会い、肌で湊町のイマを体感し、その発想で未来を変えていこう」。ここで、
高浜町の野瀬町長も参加いただき、ざわザワ高校へ高浜町としての協力と激励の言葉を頂きました。
第1部では、講師に高浜町産業振興課で水産分野の活性化に力を注ぐ水産女子である中村広花さんと、高浜町に移住し、朝は漁師をしながら昼は建築設計の仕事を行う藤本雅広さんを迎え、「海とともに歩む高浜町らしさ」を考えていきます。お二人の活動から高浜町のことを事前に学び、高校生たちは海の6次産業化拠点である「UMIKARA」と漁港・漁村を周るフィールドワークに。地元漁師の方などとの会話で今、海が抱えている課題や変化、地元の想いを学びました。
高校生それぞれが「海と歩む高浜町らしさ」を写真で発表。その気づきを共有していく。
高校生たちがフィールドワークで自分の目で見つけた「高浜町らしさ」を写真で発表していきます。高校生からは「普段見ない光景に、命の大切さを見た。命との距離が近い気がした」や「魚も漁師さんも可愛かった」という意見まで。高浜町 中村さんは「きっかけはカワイイはありだと改めて感じられた。高校生の発想や視点こそ大切にしたい。」商業施設を見た高校生からは、「問題をおしゃれに変えていけると思う」。何枚も写真を撮っていた高校生からは「並べてみると魚や漁具など赤色が多かった。海だから青というイメージだったが、実は高浜町のカラーは赤ではないか」など中村さん、藤本さんもびっくりの意見も!
学級委員長 堀潤さんからの講評。
高浜町らしさを見つけることに没頭し、意見を交わした高校生たち。学級委員長の堀潤さんは、「高校生たちの意見が交ざりあいとても白熱した議論ができた。様々な人と会えた1日だったが、ジャーナリストとして言われてきたことは“事実の探求に終わり無し”だ。「海」のその先、海と街のそして人の“見えない魅力”をこれから探していこう」との講評がありました。
参加者からの声
参加した高校生からは、「街を歩いていて、人も街もすごく温かい感じがして、もう高浜町が好きになった」「上下関係が嫌いだったが、この町は人が少ないからか、まったく上下関係なく支えあって暮らしているので、すごくいいと思った」などの声をいただきました。
次回は、7月に同じく高浜町でさらに「海と共に歩む高浜町らしさ」を街歩きなどで深堀りしていきます。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:13人