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堀潤さんと高校生が海の未来を考え抜く 海と哲学の学び舎「ざわザワ高校~海の未来を変える哲学~#2」を開催しました!

一般社団法人福井環境研究開発は、7月28日(日)に「ざわザワ高校~海の未来を変える哲学~」の2回目を開催。「海の持続可能な利用と保全」を目的に、海の課題やジレンマを抱える人から高校生がその現状と障壁を学び、物事の本質から社会を改善していく哲学思考によって課題解決法を打ち出すチカラをつける海洋教育プログラムです。

2024.08.08

一般社団法人福井環境研究開発は、7月28日(日)に「ざわザワ高校~海の未来を変える哲学~」の2回目を開催いたしました。ざわザワ高校は、「海の持続可能な利用と保全」を目的に、海の課題やジレンマを抱える人から高校生がその現状と障壁を学び、物事の本質から社会を改善していく哲学思考によって課題解決法を打ち出すチカラをつける海洋教育プログラムです。6~11月まで、海と共に歩む街である福井県大飯郡高浜町で、月に1回開校しています。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
ざわザワ高校~海の未来を変える哲学~#2
日程
2024年7月28日(日)
開催場所
福井県大飯郡高浜町 若狭高浜漁業協同組合・和田地区ほか
参加
福井県内から集まった高校生 男女11名
堀潤(ジャーナリスト / 元NHKアナウンサー)
小坂康之(福井県立若狭高等学校 / 海洋学科教諭)
高浜町の皆様(高浜町産業振興課 / 若狭高浜漁業協同組合 ほか)
番組
「ざわザワ高校 ~海の未来を変える哲学~#2」
※放送 福井テレビ(8月31日(土) 15:45~16:15 予定)
※配信 YouTube (福井テレビチャンネル – YouTube)
https://www.youtube.com/c/fukuitvbroadcasting

海と歩む街のイマの本当の姿に迫る。

今年の舞台は、海とともに歩む、福井県高浜町。漁業や海を生かした観光業が盛んな、福井県の西端にある町です。前回はその「高浜町らしさ」を学んだ生徒たち。第2回の授業は、福井県立若狭高校 小坂康之先生を講師に迎え、「地元学」という手法で「海と共に歩む高浜町」のイマに迫ります。「地元学」とは、自然・歴史・文化、そして生活する人々という地元にある資源に着目、活用し地域発展を促していく手法。

 小坂先生から「ないモノねだりをやめて、あるモノ探しをしよう」という言葉を胸に、取材開始です。

「地元学」の実践。ないものねだりではなく、「あるもの探し」から見えてくるもの。

高校生たちは、「塩土地区」「和田ビーチ地区」「和田地区」の3班に分かれ、海際の旅館、雑貨屋、地元で70年続く散髪屋など地元の方々に「この地域で一番好きなところはどこか?」「この地域を一言で表すと?」など「地元学」につながる質問でお話を聞いていきます。取材とともに、気になったものをスマホで撮影していきます。最初は緊張している様子でしたが、街の方々との対話が進むうちに、どんどん質問できるようになっていきました。

「地元学」フィールドワークの結果を、高校生それぞれの視点でマップ化、発表、共有する。

高校生たちがフィールドワークで地元の方から話を聞き、自分たちが見つけた人、言葉、モノなどマップ化していきます。その後、3班それぞれ完成したマップをもとに発表。高校生たちから出てきた高浜町のイマは「海を楽しめる工夫がたくさん!」「人と自然が共生している場所」「地域の中と外の縁を海がつないでいる」「本音を話せる地域の雰囲気」などの言葉で表現されていきます。互いの発表に意見を交換していくうちにそれぞれの持つ高浜町の現状が見えてきたのではないでしょうか。

学級委員長 堀潤さん、若狭高校 小坂先生からの講評。

学級委員長の堀潤さんは、「各自の感じたことはそれぞれ違うからいい。取材に大切な大きな主語でなく、小さな主語で考える視点が実践でき、さらにそれをみんなに伝えるところまで考えたことが素晴らしい授業になった」との講評がありました。また、講師の若狭高校 小坂先生は「積極的に勇気を出して質問をしたことは決して忘れない経験になると思う。地元学の取材を通して高校生一人ひとりが発見・驚きがあり、地元の方との対話は地域や人にリスペクトを持てるきっかけにもなったのではないか。高校生だけでなく、地元の人たちも地域の誇りを再確認できた。今日のたくさん上がったキーワードはこれからの哲学パートで役立ててほしい。これからも楽しみにしています」との激励の言葉をいただきました。

参加者からの声

参加した高校生からは、「自分が住む地域の自慢の場所をあんなに誇らしく語る姿が印象的だった」「個性は強いけど相手の個性を否定しないような風土のようなものを感じた」などの声をいただきました。

次回は8月。いよいよ「海と共に歩む高浜町」をもとに対話していく哲学パートに入っていきます。

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:11人