藻場を食べ荒らす“アイゴ”を「食べる」、「知る」、「考える」 !「佐伯ウラオモテアクト キックオフイベント2024」を海の日に開催
一般社団法人KIISAは、2024年7月15日(月・祝)海の日に「佐伯ウラオモテアクト キックオフイベント2024」を開催いたしました。2年目となる本イベントでは、大学生プロデューサーによる「マリスタ2024」の企画発表会、佐伯の海を知るワールドカフェやアイゴのフライ”アイボー”と「佐伯ウラオモテアクト」2年目のアイゴ新レシピの試食会を行いました。
2024.07.26
一般社団法人KIISAは、2024年7月15日(月・祝)海の日に「佐伯ウラオモテアクト キックオフイベント2024」を開催いたしました。2年目となる本イベントでは、大学生プロデューサーによる「マリスタ2024」の企画発表会、佐伯の海を知るワールドカフェ(多世代交流会)やアイゴのフライ”アイボー”と「佐伯ウラオモテアクト」2年目のアイゴ新レシピの試食会を行いました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
公式サイト
https://saikiuraomote.jp/
公式SNS
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佐伯ウラオモテアクト キックオフイベント2024
日時
2024年7月15日(月・祝/海の日 )13:00~16:00
場所
さいき城山桜ホール 小ホール・アートプラザ(大分県佐伯市)
参加人数
約300名
主催
一般社団法人 KIISA
共催
日本財団 海と日本プロジェクト
協力団体
佐伯市 / 一般社団法人 観光まちづくり佐伯 / 一般財団法人まちづくり佐伯
大学生プロデューサーによる「マリスタ2024〜人と海を考える〜」の企画発表
8月に開催を予定している「マリスタ2024〜海と人を考える〜」の大学生プロデューサー、村上実生さん、首藤なつみさん、中川実優さんの3名から企画発表がありました。
「マリスタ2024〜海と人を考える〜」(”マリスタ”はマリンスタディの略)は、大学生プロデューサーと共に企画・開発した高校生向けの研修プログラムです。1泊2日の屋形島(佐伯市蒲江)研修の”インプット”と体験発表会の”アウトプット”の2段階の過程を通して、海洋問題の周知と課題解決に向けた人材を育成するための高校生向けのプロジェクトです。
このプログラムに参加した高校生にとって、佐伯の海を知り、海のごちそうBBQやアイゴの朝食などを楽しみながら学ぶ機会にしてほしいと語る中川さん。会場にいた高校生もプログラム内容を興味深そうに聞いていました。
佐伯の海を知るワールドカフェ(多世代交流会)
佐伯の海を知るワールドカフェでは、魚介類研究家の池田健太郎氏による佐伯の海の紹介後、10代から60代までの多世代12名の方が「海に惹かれるのはなぜ?」というテーマについてグループに分かれ話し合いました。今回のテーマでは、年代や育った場所などでさまざまな意見が出ました。
「不変で安定感があるから惹かれる、好きだ」という意見が出た一方で「決して同じ場所でも同じ風景ではなく日々違った表情を見せてくれるから気になってしまう」という意見もありました。対照的に思える意見ですが、最終的に参加者たちはミクロとマクロどちらの視点で海と関わるのかによって受け止め方が違うという気づきを得ていました。
また、「海に関心のない人に海に興味を持ってもらうためには」という議論もあり、「美しい景色を見せる」や「ごみを拾って貢献することで愛着を持ってもらえるのではないか」といった今後の活動のヒントになるような意見も出ました。
年代や性別、育った環境などで海に対するイメージや思いは様々でしたが、世代を超えて対話をすることで、地元や佐伯の海へ対する思いや新たな視点が見つかり、普段考える機会があまりない海洋問題を考えるいい機会になりました。
アイゴメニューの試食・ふるまい会
アイゴメニューの試食・ふるまい会では、アイゴのフライ”アイボー”や今年度開発中のアイゴを活用した新メニューを来場者の方々にご試食いただきました。前年度、佐伯市内の給食や飲食店で提供をされた”アイボー”はフライにすることで、アイゴ独特の臭みが減り、子どから大人まで美味しく食べることができます。美味しく食べてもらうだけではなく、植食生魚類やアイゴについて詳しく学べるボードやアンケートなどを実施することで、海のことを知れる工夫がされていました。
また、佐伯市や津久見市で「やんさんのエスニックごはん」などのポップアップレストランの営業を行う竹島康史氏と共同開発中のメニューの試食会も行わました。今回は、「アイゴのXO醤(食べるラー油風)」「アイゴのブランダードグラタン」「アイゴのペペロンチーノ」の3種のメニュー計300食をふるまいました。昨年度のメニュー「アイゴのフライ“アイボー”」は、アイゴを初めて食べる方にも美味しく食べていただけるように、馴染みある魚のフライとして提供されましたが、今年度は、一度アイゴを食べたことがある人も、アイゴを食べたことのない人も、美味しく食べることのできる魚であることを知ってもらうため、和洋中と様々な調理方法での提供を実施しました。
参加者からの声
(佐伯の海を知るワールドカフェに参加した 20代 女性)
ワールドカフェではいろいろな海の見方があることを知って、面白い発見ができました。フラットな会話を通して様々な考え方を知れて良かった。
(アイゴの試食をした 40代 女性)
思ったよりもフワっとした白身で、味わいもちょうどいい磯の香りで、噂ほど臭い、硬い食感ではなかった。家庭でもアイゴメニューを取り入れてみたい。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:300人