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大村湾のごみ問題って、実際どうなの?大村湾のごみ問題を考える【環境出前講座】を開催しました!

一般社団法人海と日本プロジェクトinながさきは、2024年2月13日(火)と2月15日(木)に大村湾の海洋ごみ問題の実情を学び、どのようなアクションを起こせば海洋ごみ問題解決に導けるか考えてもらうことを目的に「大村湾のごみ問題を考える 環境出前講座」を開催いたしました。

2024.03.04

一般社団法人海と日本プロジェクトinながさきは、2024年2月13日(火)と2月15日(木)に大村湾の海洋ごみ問題の実情を学び、どのようなアクションを起こせば海洋ごみ問題解決に導けるか考えてもらうことを目的に「大村湾のごみ問題を考える 環境出前講座」を開催いたしました。
大村湾ワンダーベイプロジェクトは、地元大村湾を身近に感じ、海の環境について考えるきっかけを創出していきます。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

開催概要
大村湾のごみ問題を考える 環境出前講座
日程・開催場所
2024年2月13日(火)10:20〜(東彼杵町立千綿小学校)
2024年2月13日(火)14:25〜(長崎市立形上小学校)
2024年2月15日(木)13:50〜(時津町立時津北小学校)
講師
環境科学者 井手迫 義和
参加人数
総勢104名
共催
日本財団 海と日本プロジェクト
公式HP(大村湾ワンダーベイプロジェクト):https://wonderbayomurabay.uminohi.jp/
公式SNS(大村湾ワンダーベイプロジェクト):https://twitter.com/owbp_nagasaki

大村湾のごみって実際多いの?海洋ごみはどこから来ているの?

「大村湾にごみは多いでしょうか?少ないでしょうか?」と、講師の井手迫氏から参加者へのクイズをはじまりとし、環境出前講座が開始しました。各校で生徒たちの反応は違い、千綿小学校では「少ない!」と答える人が多く、形上小学校では「多い!」と答える人が多く、時津北小学校では意見は半分程度に割れていました。

答えは、(漂流ごみは調査した結果)多くはない。ただ、漂着ごみは大量に見られ、実際にどんなごみがあったのかスライドに投影すると、「こんな身近なごみがあるの!?」と参加者は驚きを見せていました。

浮いているごみは少ないが、沈んでしまうごみは多く、「海底に沈むと光が当たらず、酸素もなく、微生物の活動も少ないので分解されにくくなる」という話に、「ごみが海に流れないようにしなきゃ!」と参加者は声を挙げていました。

では、大村湾にあるごみはどこから流れてきているのか。「大村湾のごみは日本のごみか、韓国のごみか、中国のごみか、どこの国のごみが多かったでしょうか?」というクイズを出題しました。中国や韓国で手を挙げる児童も多くいましたが、答えは日本でした。昨年9月に実施した漂流ごみ調査では、日本のごみだけが見つかったことを伝え、閉鎖性海域ならではの特徴ということに参加者は理解を示していました。

海洋ごみの約8割は街から流れていると言われていますが、大村湾のごみは流域の5市5町の陸域から川を伝って流れていると考えられています。

どうやったら海洋ごみ問題を解決できるのだろう?

分別やリサイクルへの理解度はあったが、アップサイクルの話に参加者は特に興味を示していました。井手迫氏が着用している上着も海洋ごみをアップサイクルした商品であることに驚いていました。

海にごみが流れてしまわないように、なるべくペットボトルを使わない、決められた場所にごみを捨てるなど、些細なことでもアクションを起こしてみたいと参加者は答えていました。

大村湾が近くにある3校の参加者は、身近な大村湾を守ることを心に誓っていました。

参加した子ども・保護者からの声

小学5年生
「ひとりひとりがポイ捨てせずに、みんなで綺麗な街・海にしていきたい」

小学5年生
「プラスチックを使わない生活を少しでもいいからやってみようと思いました」

小学4年生
「海にごみがあることが当たり前になっていたので、その当たり前を改善して綺麗な海をみたいと思いました」

小学6年生
「ごみ拾いや、ごみの分別や整理の話を家族に話して、海の生き物の生活に影響を与えないようにしたいと思いました」

 

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:104人