ちどりからはじまる「海と環境」出前授業 —淡路市の小学校で授業を実施しました
淡路市の小学校にて、「海と環境」をテーマにした出前授業を実施しました。座学でシロチドリの生態や海浜環境について学んだ後、尾崎の海岸へ移動し、実際に野鳥観察を行いました。 地元の海に足を運び、自分の目で見て発見すること。小さな命と出会う体験を通して、淡路島の海浜環境の豊かさを実感することを目的としています。
2026.03.30

イベント概要
・開催概要 淡路市小学校 環境学習授業
・日程 2026年2月5日 9時00分~12時00分
・開催場所 淡路市内の小学校および近隣の海岸
・参加人数 10人
教室で知る、シロチドリのくらし
まずは教室での座学からスタートしました。シロチドリはどんな場所で暮らしている?、何を食べ、どこに巣をつくるのか。クイズ形式で進めました。シロチドリは淡路市・洲本市の鳥でみんなに親しまれてきました。その数が減って、絶滅危惧種に指定されています。それはなぜなのか?どんな場所がシロチドリのお気に入りなのか?
また、今からいく海岸はなぜ、シロチドリが気に入っているのか?砂浜を見て考えてみようと伝えて、教室から出発しました。
海岸へ、いざ観察
学校を出発し、浜に到着。シロチドリが飛び立ってしまわないよう、そっと移動しながらシロチドリを探しました。小さな鳥なのではじめは見つけることが難しいようでした。
よく見ると、砂浜にじっとたたずむシロチドリの群れを確認することができました。「かわいい!」と歓声が広がります。
この日は、他にも多くの鳥たちに出会えました。カワウ、アオサギ、ミサゴ、ウミアイサ、マガモ、コガモ などが姿を見せてくれました。
シロチドリの気持ちで浜を見る
観察のあとは、シロチドリの気持ちになって、この浜を選んだ理由を考えました。
教室に帰ってから、みんなの意見を聞いてみました。
エサとなる小さな生きものがいること、広くてさらさらの砂浜があること、そして海浜植物が育っていること。海浜植物はヒナが身を隠す大切な場所にもなります。また、近くに川が流れていることを発見した子どももいました。
知識として学ぶことだけでなく、実際に海に足を運び、見て、感じて、五感を使って過ごす時間。その体験が、海やそこに生きる命を身近に感じるきっかけとなり、子どもたちの記憶に残っていくのではないかと感じています。
この日が、チドリと共に生きる未来へとつながる一歩になれば嬉しいです。
<団体概要>
団体名称:淡路島ちどり隊
URL:https://www.awaji-chidori.com
活動内容:百人一首「淡路島かようチドリの鳴く声に…」でお馴染みのチドリ。浜辺をちょこちょこ歩く姿がなんとも可愛らしい鳥です。しかし、シロチドリはここ50年ほどでその数は3分の1にまで激減。兵庫県において、絶滅の危険性が一番高いレッドデータブックAランクに指定されています。チドリに必要な環境は、島の豊かな海浜そのもの。「淡路島ちどり隊」は、チドリの保全を通して淡路島の自然海浜全体を守ることを目指しています。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
参加人数:10人