壱岐プロジェクト~海と日本プロジェクト~
2018.09.13
壱岐プロジェクトは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」のサポートプログラムです。自分たちが住んでいる福岡を「海のことが好きになれるまち」として提案していくプロジェクト第二弾の「壱岐プロジェクト」は、福岡の子どもたちが壱岐島で一泊二日を過ごし、暮らしの中に海が身近にあることが、どんなに素晴らしいことか実体験しました。
第二弾の「壱岐プロジェクト」は、舞台を玄界灘に浮かぶ壱岐に移してその海と人々の関りを歴史や文化から学び、海水浴や釣り体験などのアクティビティを行いながら、壱岐の人と一緒に過ごすことで、もっとこんな海と関わり合う街になってほしいとの気づきを促します。
この気付きを大切に、実際に子どもたちの意見やアイデアを反映させた福岡のまちづくりを行います。福岡の海と街に愛着が子どもたちの中に生まれることを目的としています。
日程
2018年8月18日(土)~19日(日)の1泊2日、8月25日(土)のランドスケープ制作
開催場所
長崎県壱岐市芦辺町
参加人数
33名(小学生及び幼児、保護者及びスタッフ含)
主催
山王ひなた美術教室
一支国博物館見学・レクチャー・サザエキャンドル作り
一支国博物館は、壱岐島が古代より朝鮮半島と日本の交易で栄えた島として、様々な遺跡や資料を発掘・整理している近代的な博物館です。その一支国博物館を見学した子どもたちは、古代の人たちが食べていたサザエやアワビの殻を見て、その大きさにびっくり!
多くの遺物を鑑賞し、見やすく整理された古代の暮らしのジオラマを楽しみました。そして体験ルームでは、現代のサザエの殻を使ってサザエキャンドル作りに挑戦。美術教室ならではの色使いと工夫されたデザインに、それぞれのテーブルから歓声が上がっていました。
ゲストハウスで釣り体験
子どもたちが宿泊するところは、壱岐の古民家を手作りで改装した「みなとやゲストハウス」です。海を楽しむだけではなく、海と寄り添いながら暮らしている島の人と一緒に1泊します。子どもたちは味わいある建物の趣やご主人の人柄にすぐに慣れて、一緒に島の子どもと遊びました。
昼過ぎからは、芦辺港の防波堤に移動して釣り体験を行いました。釣りレクチャーをしっかり聞いた後は、チームに分かれてサビキ釣りに挑戦です。最初は小さな魚しか釣れませんでしたが、徐々に魚が大きくなってきて最後には20cmのアジが釣れました!みんな大歓声!人が暮らしているそばで、こんな大きな魚が釣れるのも、海が身近なのだと実感させられました。
大浜海水浴場で思いっきり海水浴
2日目は、みんな元気よく朝から準備を行って、海水浴場へ。大浜海水浴場は遠浅の海岸で、透き通った水質で、子どもたちも早く海に入りたくなってウズウズ。しっかり準備運動を行った後、元気良く海岸で遊びました。
それにつられて保護者の方々も子どもと一緒に海水浴を楽しみました。海を通じて素晴らしいコミュニケーションが取れました!
ランドスケープ模型制作
「壱岐プロジェクト」体験を通じて発見できたこと、気付けたことを8月25日(土)に山王ひなた美術教室に集まって、ランドスケープ模型制作に表現しました。まだ子どもたちの壱岐への思いが覚めていない様子で、海にまつわる模型をつくりながら先生と一緒に、あの1泊2日の思い出を語り合いました。
福岡の街にこんな施設や、海にこんな生き物がいるともっと楽しくなるなど、ランドスケープ模型制作を通じて、アイデアが視覚化されたことで子どもたちの海へのアイデアが止まりませんでした。
参加者の声
・海がすごく楽しかったです。
・釣りが難しかったけどすごく楽しかったです。
・釣りをして海にはいろんな種類の魚がいることを知って良かったです。
・博物館見学をして昔の建物や、遺跡が残っていたことに驚きました。
・海水浴で波の力がすごくて力を分散させることを学びました。
・自然と触れ合えることが出来て良かった。もっと自然をきれいにしたいです。
・童心に返って海の中でたわむれて改めて海遊びの楽しさを体感できました。
・スタッフの皆様の対応がとても良かったです。生まれて初めて海釣りを経験出来て感動しました。壱岐が大好きになりました。
・海のすばらしさ・自然のすばらしさを改めて感じました。このすばらしさを壊すことなく大切にしなければ!
・初めての海釣りを親子で体験出来てその楽しさを感じ、魅力に取りつかれてしまいました。海で大波の中何時間も海に包まれて本当に気持ちよかったです。
・福岡に住んでいて海は近くにあるのに中々行くことがなく、とてももったいないことをしていたんだと思いました。
・壱岐の海のきれいさを友達などに伝えたいです。
・みなとやゲストハウスさんが素敵でした。いつもより時間がゆっくり流れて、子どもともたくさん手を繋げました。
・釣りを通じて他の子どもと自分の子どもがコミュニケーションを取ることができました。
メディア掲出
【新 聞】
8/19 西日本新聞長崎県版
【テレビ】
8/27 テレビ長崎KTN 夕方のニュース
【WEB】
8/27~3日間 http://www.ktn.co.jp/news/20180827210227/
<模型制作 資料>
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています