今治海kids倶楽部 海が大好き! 〜海と日本PROJECT〜
バラエティ豊かな14の体験メニューを用意し、子どもたちにはその中から好きなものを2つの体験をしてもらいました。
2020.01.21
海とともに暮らしてきた今治にとって海は身近な存在ですが、近年、船に乗る機会や海水浴等に行く子どもたちが少なくなってきました。これからも今治の財産ある海を守っていくため、子どもたちに海を身近に思ってえるよう、楽しさを通じて海の学習を展開しています。
今治海KIDS倶楽部は、子どもたちに海の楽しさを感じてもらい大人になった時に海関連の事業・活動をする人材になってもらうことを目的としています。
このイベントでは体験を14並べることで、海の多様性を感覚的に理解していただくのがねらいです。
日程
2019年7月28日(日)
開催場所
今治港みなと交流センター 周辺
参加人数
254 名(小学生152名、保護者102名)
主催
特定非営利活動法人 今治シビックプライドセンター
協力
神戸税関今治税関支署、松山港湾空港整備事務所、弓削商船高等専門学校
14通りの体験メニューから好きなものを選ぶ
7月28日(日)、小学生152名と保護者102名が集まり、今治港みなと交流センター周辺でイベントを開催しました。海や港に関する14の体験を用意し、参加者の皆さんには午前、午後に2つ体験をしていただきました。
海の多様性を視覚的、体感的に理解してもらうため、様々な内容をそろえました。内容は次のとおりです。
「1日船長」
「漁に出発」
「ヨットにゆられてみよう」
「瓶に海をとじこめる」
「木で船をつくってみる」
「海×パンづくり」
「海×オシャレBENTO」
「税関のお仕事ってなに?」
「カフェ、レストランでのお仕事」
「チリメンモンスターづくり」
「ビーチアクセサリーをつくろう」
「水中ドローン!海の中を見てみよう!」
「世界で船を動かす仕事」
「関前の海で遊ぼう!」
このうち、「ビーチアクセサリーづくり」では、瓶に海を閉じ込める体験を行いました。参加者は実際に海岸に行き、ビーチグラスや貝殻などを拾いました。初めて海岸に貝殻等を拾いにきた子どももいて、張り切っていました。
海上清掃船「いしづち」の一般公開を見学
この日は14の体験だけでなく、松山港湾空港整備事務所所属の海上清掃船「いしづち」の一般公開も開催。参加者の皆さんには、空いた時間に見学してもらいました。海上の浮遊物等の清掃を実演していただき、子どもたちは間近で見て理解を深めていました。「陸と海とは違うんですね」という子どもの言葉が印象的でした。
参加者の声
・漁を体験したことで、魚に対して関心を持つようになり、早速、釣竿を買わされました。危ないからと何もかも遠ざけていた自分を反省するのと同時に、今は子どもが私達を動かしてきています。釣りの本を購読するところから始めます。
・チリメンモンスターを作ったのですが、スーパーにいった時にチリメンを買ってと子どもから言われました。今まで子どもの目にとまらなかったものが見えてきて驚いています。チリメンも初めて自分から食べました。
・織田ヶ浜に行って貝やビーチグラスを拾ったのが面白かったらしく、また行きたいと言っていました。
・子どもが作った船なのですが父親の方が感動していました。本人は父親から褒められてうれしそうでした。私から見ても、すごくしっかりしたものができていました。ありがとうございました。
・今治にもヨットに乗っている人がいるのにびっくりしました。3艇の船で海にいると、今治ではなくリゾート地にいるような錯覚をしました。初めての経験ですごく刺激的でした。
・船の仕事を聞いてかえった子どもは、服のタグを探しては「〇〇製だね」と言い、こういう形で世界とつながっていることに興味をもったみたいです。
・「お母さん、世界地図が欲しい」と子どもに言われて買いに行きました。いつまで続くかわかりませんが、世界のことに興味を持ってくれてうれしいです。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:254人