海と日本プロジェクト うたい継ごう!うみ歌プロジェクト「第2回特別授業『現地調査授業』」を開催しました!
一般社団法人 GO UP KAGOSHIMAは、2025年9月22日(月)に鹿児島市立鴨池小学校で、2025年10月20日(月)に鹿児島市立中郡小学校で「うたい継ごう!うみ歌プロジェクト」の現地調査学習を開催しました。第2回目の特別授業となる今回は、鴨池小学校の6年生80名、中郡小学校の6年生62名はそれぞれ3班に分かれ、テーマ別に現地調査活動を行いました。本プロジェクトは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
2025.12.03

イベント概要
・開催概要:うたい継ごう!うみ歌プロジェクト「第2回特別授業『現地調査学習』」
・日程:2025年9月22日(月) 鹿児島市立鴨池小学校
2025年10月20日(月) 鹿児島市立中郡小学校
・開催場所:かごしま水族館、鹿児島市中央卸売市場魚類市場、なぎさミュージアム、祇園之洲公園他
・参加人数:鴨池小学校6年生80名/中郡小学校62名
鹿児島市立鴨池小学校
①「海と生活」の班
鹿児島の海に棲む生き物や、海とのかかわり方について学ぶ「海と生活」班は、重富海岸にあるなぎさミュージアムで学習を行いました。講師としてなぎさミュージアムの小野田剛さんをお招きし、私たちにとって身近な鹿児島の海やそこに生息する生き物について調査を行いました。錦江湾の成り立ちや、重富海岸の干潟で見られる貴重な生き物たちについても詳しく学びました。学習の中では、実際に生き物を観察したり捕まえたりしながら体験的に学ぶことができました。子どもたちは、私たちの生活に深く関わる鹿児島の海や生き物たちに直接触れることができ、貴重な経験となりました。

②「海と環境」の班
海の環境問題や鹿児島の海の変化について学ぶ「海と環境」班も、なぎさミュージアムでの学習を行いました。午前中は、複数のグループに分かれて重富海岸周辺に漂着したペットボトルや発泡スチロールなどの海洋ごみを調査。流れ着いたごみを種類ごとに分け、どのようなごみが多いのかを詳しく調べました。午後には、海の環境の変化について学び、海洋汚染や環境変化が海や生き物に与える影響を理解しました。その上で、今後マイクロプラスチックを減らすために自分たちができることについて意見を出し合いました。子どもたちは実際に多くのごみを目にし、身近な海の現状や環境保全の大切さを考える貴重な機会となりました。

③「海と文化」の班
「海と文化」班は、海にまつわる文化について調査を行いました。午前中は祇園之洲公園にある「われは海の子」の歌碑を見学。歌碑が建てられた経緯や背景について学び、郷土出身の作詞家・宮原晃一郎氏の想いに触れながら、「われは海の子」を合唱しました。その後、かごしま水族館へ移動し、錦江湾に生息する生き物について学習。大水槽のバックヤードでジンベエザメが泳ぐ姿を見学するなど、普段は入ることのできない水族館の裏側を調査しました。午後は鹿児島市中央卸売市場・魚類市場を訪れ、いお・かごしま魚食普及拡大推進協議会会長の山口憲一郎氏を講師に迎え、魚類市場の今昔や錦江湾で食べられる魚とその料理といった「食文化」について学びました。さらに、黎明館の古殿志賀子さんを講師にお招きし、「海の暮らしと民具」をテーマに、海で使われていた民具や塩田の歴史についてお話を伺いました。子どもたちは、海にまつわるさまざまな文化に触れ、地域の海への理解を深める貴重な体験となりました。

鹿児島市立中郡小学校
①「海と生き物」の班
「海と生き物」班は、鹿児島の海に棲む生き物や人との共生について学ぶため、重富海岸のなぎさミュージアムを訪れました。講師の小野田剛さんから、錦江湾に生息する生き物やイルカ・ウミガメの生態、そして生物多様性を守るための環境配慮についてお話を伺いました。マイクロプラスチック削減など、私たちができる行動について考える時間も持ちました。午後は干潟でフィールドワークを行い、生き物を観察・採取。マメコブシガニやムギワラムシなど珍しい生き物も見つかり、子どもたちは自然と触れ合いながら楽しみつつ学びを深めることができました。

②「海と産業」の班
「海にまつわるお仕事」について学ぶ「海と産業」班は、最初にかごしま水族館を訪れました。講師として柏木由香利さんをお招きし、水族館での仕事内容や生き物のお世話についてお話を伺いました。その後、バックヤードに移動してジンベエザメの食事の様子を見学。子どもたちは貴重な体験に興味津々でした。続いて、鹿児島市中央卸売市場・魚類市場を訪問し、セリを終えた市場の見学や魚類市場での仕事について学習しました。普段食卓に並ぶ魚がどのような流れで私たちのもとに届くのか、その過程と関わる人々の仕事を知ることができました。さらに、山川水産加工業共同組合の方々にもお越しいただき、鹿児島を代表する水産加工品である鰹節について学びました。鰹節ができるまでの工程や、削り体験も行い、子どもたちは真剣に取り組んでいました。普段はなかなか触れることのない「海に関わる仕事」について理解を深める貴重な一日となりました。

③「海と風景」の班
鹿児島の海の風景やその移り変わりについて学ぶ「海と風景」班は、前回の特別授業で元ちとせさんと歌った「われは海の子」について理解を深めるため、祇園之洲公園にある「われは海の子」の歌碑を見学し、歌碑の前で合唱を行いました。その後の移動中には、作詞者・宮原晃一郎氏が幼少期に見ていたであろう海の風景を車窓から眺め、与次郎ヶ浜がかつて塩田として栄えたこと、その開発に関わった人物の名が地名の由来になっていることなどを学習。その後なぎさミュージアムの浜本麦先生から鹿児島のシンボルである錦江湾の成り立ちや生態系についてお話を伺いました。午後には中名海岸に移動し、砂浜を歩きながら中道先生から昔と今の風景の違い、ウミガメの生態について写真を交えて説明を受けました。人々の生活の変化により、沿岸部の建物や道路、堤防、石油備蓄基地などの景色は変わってきましたが、海の向こうに見える桜島や大隅半島の風景は今も変わらず、子どもたちは昨年もこの砂浜にウミガメが上陸したという話に驚いていました。

特別講師
【鴨池小学校 第2回特別授業】
①”海と生活”班
■小野田 剛 氏
特定非営利活動法人 くすの木自然館
②”海と環境”班
■浜本 麦 氏
特定非営利活動法人 くすの木自然館
③”海と文化”班
■出羽 尚子 氏
いおワールドかごしま水族館 展示第一課 主幹
■山口 憲一郎 氏
“いお・かごしま”魚食普及拡大推進協議会 会長
■古殿 志賀子 氏
鹿児島県歴史・美術センター黎明館 主査
【中郡小学校 第2回特別授業】
①”海と生き物”班
■小野田 剛 氏
特定非営利活動法人 くすの木自然館
■倉谷 夢羽 氏
特定非営利活動法人 くすの木自然館
②”海と産業”班
■柏木 由香利 氏
かごしま水族館
■山口 憲一郎 氏
“いお・かごしま”魚食普及拡大推進協議会 会長
■三福 章仁 氏、地島 昇平 氏、増永 昭仁 氏
山川水産加工業協同組合
③”海と風景”班
■浜本 麦 氏
特定非営利活動法人 くすの木自然館
■中道 博哉 氏
一般社団法人GO UP KAGOSHIMA 理事
<団体概要>
団体名称:一般社団法人GO UP KAGOSHIMA
URL:https://umiuta.jp/
活動内容:本団体は現代の子供たちに、「海にまつわる歌」を通して生まれ育った地への知識・理解を深め探求することで「地元の海」との関わりを考える機会を作ることを目的として活動しています。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
参加人数:142人