日本遺産の港と海をつなぐ海洋教育ネットワーク事業 in 新潟2 〜海と日本PROJECT〜
江戸時代、全国の湊町に天候や風向きを観測し出入りする船を観察する「日和山」がありました。新潟市中央区東掘通十三番町にある日和山もそのひとつ。新潟の湊の水先案内発祥の地、まちを見渡す名所として賑わっていました。その近くの日和山小学校の5年生が水先案内人の立場となり、北前船を通して海の価値を知り、歴史を紐解きながら、海と安全につき合うための「知恵・技術」を学んでいきました。
2020.03.11
全国16エリアの小学校の海洋教育授業で、「海がもたらした観光資源」「海が育んだ食」「海の知恵・技術」についての学びを促します。そして、海と生きる国としての誇りと海を尊ぶ意識を醸成し、地域に向けて発信してもらいます。
北前船を通じて新潟の海と川の地形により繁栄してきた経緯を知り、海が自分たちにもたらしてくれたものに気づいてもらうこと。また、海があるからこその造船や漁業、海を守る海岸整備などの仕事を知り、地元の海を身近に感じ、大切にするためにどうすればいいかを自分たちで考えてもらうことを目的としています。
日程
2020年1月23日(木)振り返り授業
開催場所
新潟市日和山小学校 新潟市内
参加人数
65人
主催
海と日本プロジェクトin新潟
共催
新潟市
海の学校 ワークショップの成果「みなとまち新潟 日和山」冊子を使った振り返り授業
全員で冊子を読み日本地図で北前船が回った寄港地を確認し、それぞれ海と北前船について選んだテーマで学んだことを再確認。海を通じて地域がつながっていることを意識しました。
またワークショップでの体験を振り返り、「海を大切にすることは、地球で生きる人を大切にすることだ」という意見も出ました。
そして未来に向けて、自分たちの海を大切にしていきたい気持ちを確認し、やるべきことを改めてまとめました。
進行:水島知子アナウンサー
日和山小学校5年担任若槻先生
参加者の声
・海を大切にすることは、自分だけでなく地球で生きる人を全員大切にすることだと思う
・海をきれいにする事が大切だという事を忘れないようにしたい
・家族にももう一度海のことを話したい
・もっと海の事を知りたい
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:65人