未来に残そう青い海・海洋環境保全推進~海と日本プロジェクト~
2019.01.09
未来に残そう青い海・海洋環境保全推進は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」のサポートプログラムです。全国の海岸で海浜清掃活動を展開し、収集したごみの分類調査等を行いながら、ごみの発生由来を考える海洋環境教室を実施しました。
世界的に海洋ごみ問題が顕在化する中、日本財団の調査により、“海体験”の少ない若年層の海への理解や関心が低いことが判明しました。
当協会では、海への関心を喚起するため、関係行政機関、地方公共団体、教育機関及び企業・団体等と協働して、全国の海岸で海浜清掃活動を展開し、収集したごみの分類調査等を行いながら、ごみの発生由来を考える海洋環境教室を実施することにより、未来を担う小中学生等の若年層に広く、海洋ごみ問題をはじめとする海洋環境保全の重要性について認識を深めてもらうことを目的としています。
日程
2018年4月14日~12月23日
開催場所
全国の海岸108か所
参加人数
31,417名
主催
公益財団法人 海上保安協会、教育機関、地方公共団体、NPO法人等
海浜清掃活動で37,000袋のゴミを収集!
統一デザインのごみ袋及びのぼり旗を使用して海浜清掃活動を行いました。
30リットルサイズのごみ袋は複数人が共同して使用することを想定して作成し、レジ袋サイズのごみ袋は、子供でも持ちやすく、腕にごみ袋をかけることで両手での作業ができるようになることを想定して作成しました。
全てのごみ袋で使用するデザインは、参加者に親しみやすく、また、ごみの分類が分かりやすいデザインに統一して、活動に一体感をもたせられるようにしました。
その結果、作成したごみ袋は、使いやすさ及びデザインが参加者に好評で、参加者が精力的に清掃活動を行ったことで、目標数を大幅に超える約37,000ものごみ袋(30リットルサイズのごみ袋換算)を収集することができました。
海上保安庁、日本財団及び当協会が連携している全国的な活動に参加し、海をきれいにしたという達成感を得ることができました。
漂着ごみ分類調調査
収集したごみを分類調査しました。
参加者に普段の生活で発生する多くの廃プラスチック類のごみが海に達していることを体感してもらうことができ、身近なごみが海洋環境に与える悪影響についての理解促進及び海洋環境保全思想のより一層の啓発につながりました。
海洋環境教室
特にプラスチックゴミが海洋環境に与える悪影響について、海洋環境教室を開催しました。パワーポイントや紙芝居(うみがめマリンの大冒険)を使って説明し、若年層への海洋環境保全推進思想の普及に努めました。
参加者の声
・海にこんなにごみがあることが初めて分かりました。
・ごみの多さや種類など、具体的に知ることができました。
・人が捨てるごみが海にどんな影響があるかが分かりました。
・ライターやプラスチックなど色々なごみがありました。
・ごみの中でもプラスチックが非常に多いことに驚きました。
・小さなプラスチックごみが自然のごみに紛れてたくさんあることが分かりました。
・海の中のごみ袋がクラゲに見えることが分かりました。
・公園などのごみも海に飛んでいくと聞いて、ごみはきちんとごみ箱に捨てなければいけないと思いました。
・ごみを拾うと海がきれいになるので、海に行ったらごみを拾いたいです。
・こういった活動を子どもの頃から体験すると、意識しつづけることができると思いました。日ごろの片付け、もったいない精神が役に立つ例だと思いました。
・子どもとごみのことや海のことを会話しながら活動できたことが良かったです。この経験が子どもの頭の片隅に残ってくれると良いと思います。
・ごみを捨てる人は深く考えず捨てていると思いますが、そのごみは誰かが拾わなければずっと残り続けるということが分かりました。
・ぱっと見てキレイな海岸でも、よく見ると細かいごみがたくさん落ちていたことに驚きました。今後も機会があれば参加したいです。
メディア掲出
69回のメディア取材
(NHK、日本テレビ、テレビ神奈川、宮崎放送、琉球放送、J:COMテレビ、読売新聞、スポーツ報知、北海道新聞、山口新聞、熊本日日新聞等)
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています