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~産官学民連携~むつ湾クリーンアッププロジェクト 〜海と日本PROJECT〜

「むつ湾クリーンアッププロジェクト」は、海岸と街なかの清掃にとどまらず、海岸調査やごみアートの制作など、その活動内容は多岐にわたります。2019年5月のキックオフ宣言から2020年1月末日まで実施された活動の内容を振り返ります。

2020.03.17

産官学民が連携して、むつ湾沿岸8市町村で沿岸清掃を中心としたクリーンアップ活動を行う「むつ湾クリーンアッププロジェクト」。ごみの仕分け調査も実施します。

恵み豊かな海「むつ湾」は、下北半島と津軽半島に囲まれ閉ざされた湾になっているため、一度汚染されると簡単には回復できません。世界中で問題視されている「海洋ごみ」を自分ごと化し、“これ以上、海にごみを出さない”意識を社会全体で向上させていくことがねらいです。産官学民が連携した一大プロジェクトとして沿岸部等の清掃やその調査研究、街なか清掃キャンペーンを展開するなど、むつ湾のクリーンアップ活動を展開します。

日程
2019年5月27日(月)~2020年1月31日(金)

開催場所
むつ湾沿岸8市町村沿岸部、他
(青森市、むつ市、平内町、野辺地町、外ヶ浜町、横浜町、今別町、蓬田村)

参加人数
3179人

主催
ベイ・クリーンアッププロジェクト実行委員会

協力
むつ湾広域連携協議会

クリーンアップ活動のキックオフを宣言

むつ湾クリーンアッププロジェクトの趣旨と活動内容を発表し、クリーンアップ活動のキックオフ宣言を行いました。

開催日時:2019年5月27日(月) 9:00~9:20
開催場所:青森商工会議所会館
実施内容:西実行委員長より、当プロジェクトの趣旨と活動内容を発表。産官学民の代表者がクリーンアップ活動のキックオフを宣言しました。
参加者:20人
クリーンアップ活動のキックオフを宣言

8市町村の沿岸部で清掃を実施

むつ湾沿岸の8市町村の沿岸部を市町村ごとに一斉清掃。各地の自治体や学校、漁協、商工会議所、NPO法人にも声をかけて参加者を集め、大規模な清掃活動を実施しました。
実施した清掃活動は全て「CHACE FOR THE BLUE」の公式サイトに掲載し、むつ湾清掃の盛り上がりを創出しました。

■青森市
開催日時:2019年6月08日(土) 9:00~
開催場所:サンセットビーチあさむし
参加人数:250人

■むつ市
開催日時:2019年6月09日(日) 9:00~
開催場所:むつ市浜奥内海水浴場
参加人数:130人

■平内町
開催日時:2019年6月15日(土) 9:00~
開催場所:椿山海岸
参加人数:110人

■野辺地町
開催日時:2019年7月11日(水) 6:00~
開催場所:十符ヶ浦海水浴場、野辺地海浜公園
参加人数:80人

■横浜町
開催日時:2019年7月24日(水) 11:10~
開催場所:砂浜海岸海水浴場
参加人数:86人

■外ヶ浜町
開催日時:2019年7月27日(土) 9:00~
開催場所:観瀾山海水浴場
参加人数:21人

■蓮田村
開催日時:2019年8月09日(金) 9:00~
開催場所:広瀬地区
参加人数:60人
8市町村の沿岸部で清掃を実施

海ごみゼロにつながる、街なか清掃キャンペーン

5月30日~6月9日をピークに9月30日まで、団体や個人に参加を呼びかけ、街なかのクリーンアップ活動を実施しました。参加者には街ごみを拾うことが、海ごみをなくすために必要であるとことを伝えました。
実施した清掃活動は全て「CHAGE FOR THE BLUE」の公式サイトに掲載し、むつ湾清掃の盛り上がりを創出しました。

■むつ湾週間 清掃活動
2019年6月01日~21日 8団体 329人

■日本釣振興会青森支部(青森市 浜町緑地)
2019年6~9月 6回実施 100人

■横浜町クリーンアップ作戦(横浜町沿岸部)
2019年6月23日 820人

■近川中・奥内中・養護学校合同清掃(むつ市)
2019年7月09日 131人

■浅虫観光協会・東中学校(浅虫沿岸)
2019年7月15日 140人

■ジュニアグローバルトレーニングスクール(浅虫沿岸)
2019年8月03日 120人

■椿山クラフトキャンプ(平内町)
2019年8月17日~18日 80人

■小湊小・小湊中合同清掃(平内町)
2019年8月30日 430人

■しんまちふれあい広場2019(青森市)
2019年8月25日 20人

■下北ジオパーク(大間町・佐井村)
2019年6月29日 40人
2019年7月06日 30人

■むつ市海と森ふれあい体験館
2019年8月~9月 3回 113人

■「青森ワッツ」バスケ教室&ごみ拾いイベント
2019年7月28日 65人

■活動発表会での清掃活動
2019年9月22日 22人
海ごみゼロにつながる、街なか清掃キャンペーン

沿岸清掃で出たごみを記録・調査

沿岸清掃デーでは「記録班」を設置し、ごみを種類ごとに分けて数を記録し調査しました。

・協力依頼先
弘前大学環境サークルわどわ

・実施場所
青森市、むつ市、平内町、横浜町、外ヶ浜町、野辺地町、蓬田村の沿岸清掃デー

・実施方法
沿岸清掃でランダムにごみ袋をピックアップし、サンプル調査

・仕分け内容
1.ペットボトル、2.プラスチック類、3.燃えるごみ、4.缶・ビン、5.その他燃えないごみ、6.たばこ吸殻

・調査研究
ごみをサンプル調査し、プラスチック類でも何が多いのかなど傾向を調査。

・活動発表会で発表
ほとんどの場所でプラスチックごみが多いことが分かったことが報告され、産官学民それぞれが役割をもってむつ湾の環境保全をしていくことが必要だと訴えました。

・公開
小学校進呈のDVDに調査内容掲載
わどわのHP(http://hirodaiwadowa.web.fc2.com/
沿岸清掃で出たごみを記録・調査

ごみアート夏泊ビーチクリーンプロジェクトとのコラボ企画

ごみアートの制作・展示を通じて、参加者はもちろん、展示を見た人へむつ湾の海洋汚染の実態を訴え、意識を高めました。

・ごみアート
平内町の沿岸清掃デーで拾ったごみなどの漂着物で、青色を基調としたごみアート「マレビト」を制作(アーティスト木戸永二氏)。椿山クラフトキャンプで展示(8月17日~18日)しました。海洋ごみの問題がむつ湾でも起こっていることを訴え、参加者に感じてもらいました。

・ブース展開
ワークショップ参加者やイベント来場者に、イベント会場周辺のごみ拾いも実施してもらうよう呼びかけを行いました。また、リサイクルブースを設置し、ペットボトルを洗って出してもらうよう呼びかけました。これらは、「夏泊ビーチクリーンプロジェクト」とのコラボレーション企画として実施したものです。

※企画:平内町地域おこし協力隊、HiranaiProjectRebirth
※参加団体:平内町地域おこし協力隊、HiranaiProjectRebirth、青森大学、青森明の星短期大学、ひらないカレッジ、平内町商工会青年部、平内町漁協、青南商事

出展イベント
イベント名:椿山クラフトキャンプ(1700人来場)
実施日:8月17日(土)~18日(日)
実施場所:平内町椿山海岸
ごみアート夏泊ビーチクリーンプロジェクトとのコラボ企画

活動発表会にて今後の活動継続を宣言

活動発表会を開催し、これまでの活動成果の報告とともに、今後も継続して活動していくことを宣言しました。また沿岸調査隊による調査結果発表、沿岸清掃実施事例の発表、その他大学教授による講義なども行いました。

実施日:9月22日(日)
実施場所:青森市文化観光交流施設「ねぶたの家ワ・ラッセ」
参加者:60人
実施概要
・活動成果を報告し、活動を今後も継続していくことを宣言。
山崎結子外ヶ浜町長、西秀記実行委員長、下北ジオパークサポーターの会小田桐隆夫会長、むつ湾広域連携協議会白鳥五大氏、弘前大学環境サークルわどわ、青森大学社会学部藤公晴教授、むつ湾の絵コンクールに受賞した児童6人
・沿岸調査隊による調査結果発表(弘前大学環境サークルわどわ)では、調査7地点でのごみの調査仕分け調査の内容を発表しました。
・青森大学社会学藤教授が、産官学民が連携して活動を継続していくことの必要性について講義しました。
・下北ジオパークサポーターの会小田桐隆夫会長が、沿岸清掃の実施事例を発表しました。
・「夏泊ビーチクリーンプロジェクト」制作のごみアートを併設イベント「あおもりべじまつり」会場に展示しました。
・「むつ湾の絵コンクール2019」表彰式を併設し、親子で参加してもらいました。
※あおもりべじまつり
素材にこだわった食の販売や、カヌー体験、ミニコンサート、各種ワークショップを展開するファミリーイベント。
活動発表会にて今後の活動継続を宣言

DVD「~みんなのむつ湾~海の未来をかえよう」を制作

海洋ごみについてやプロジェクトの調査結果をDVDにまとめ、8市町村の全小学校69校と教育委員会、関係各所に進呈しました。

DVDタイトル
「~みんなのむつ湾~海の未来をかえよう」
※正味13分程度

内容
8市町村の沿岸清掃の様子を紹介しながら、沿岸調査隊による調査で分かったごみの種類の割合や特性をまとめました。
一方で、環境省等からデータを取り寄せ、プラスチックごみによる海洋汚染が世界的な問題になっていることを紹介しました。
横浜町で30年以上ごみ拾いに取り組む、横浜町教育長の柏谷弘陽氏のインタビューを通じて、むつ湾の海流により、ごみが湾の東側にたまることを知らせます。
DVD「~みんなのむつ湾~海の未来をかえよう」を制作

アンバサダーの擁立によって活動の広がりを創出

アンバサダーを擁立することで青森県民の関心を高め、当事業の趣旨をより多くの人に認知してもらうことによって、活動の広がりを創出しました。

アンバサダー:青森県のプロバスケットボールチームである「青森ワッツ」。約2000名のブースター会員を有しています。

活動内容:
・2019年5月27日 キックオフ宣言参加
・2019年6月08日 沿岸清掃デーin青森市への参加
※沿岸清掃デー告知CMへの露出(6月30日~6月08日/50本)
・2019年7月28日 バスケットボール教室&ごみ拾いイベント実施(青森市マエダアリーナ)
※告知CMへの露出(7月23日~7月27日/32本)
※実施内容:参加者と青森ワッツの選手が一緒にごみ拾いを実施。ごみ拾いの後は、子どもを対象としたバスケットボール教室と大人のファンを対象にしたファンイベントを実施しました。
アンバサダーの擁立によって活動の広がりを創出

参加者の声
・行政主導ではなく民間が主導して取り組んでいける体制作りが必要と感じました。
・継続して取り組んでいくことが必要と思いました。
・来年もぜひプロジェクトを実施して欲しいです。
・ごみアートになぜか小学生の野球帽もあって、ドラマを感じて面白かったです。

メディア掲出
5月27日18:15~19:00 青森朝日放送                        
5月27日11:25~11:55 青森テレビ   
5月27日18:15~19:00 NHK青森
5月27日18:15~19:00 青森放送 
6月08日17:42~17:45 青森朝日放送
9月08日18:15~19:00 青森朝日放送    
9月23日18:15~19:00 青森朝日放送

【新聞】
5月27日 東奥日報電子版
6月13日 東奥日報電子版
9月23日 東奥日報掲載

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

参加人数:3,179人