能登の海と魚にふれてオリジナルのお寿司を考えよう!!〜海と日本PROJECT〜

2018.12.21

能登の海と魚にふれてオリジナルのお寿司を考えよう!!は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」のサポートプログラムです。市街地で暮らす小学生が能登町の海沿い一帯で “里海科”の授業を体験し、その成果として、伝統的海産物などを使ったオリジナルのお寿司を考えました。

国連・世界農業遺産に認定された能登の里山里海。能登町・小木小学校では地元の恵まれた海を学ぶ海洋教育“里海科”が実践されています。金沢など主に街で暮らす小学生30人が能登町の海沿い一帯で “里海科”の授業を体験し、その成果として、伝統的海産物などを使ったオリジナルのお寿司を考えることを通して海への親しみ、海を大切にする心を持ってもらうことを目的としています。

 

日程
2018年7月31日(火)~8月1日(水)

開催場所
能登町の海沿い一帯

参加人数
小学校5・6年生 30名

主催
海と日本プロジェクトin石川県実行委員会

九十九湾の磯の自然観察
国定公園の景勝地・九十九湾沿いにある施設「のと海洋ふれあいセンター」で九十九湾に生息する魚貝類や海藻のことを学んだ後、箱メガネを持って海に入り、磯での自然観察を行いました。浅い磯だが、観察に際してはライフジャケットとマリンブーツ、手袋の装着など「海のそなえ」が必要であることも学びました。

うみとさかなの科学館の講義(7/31)
参加者は午後、能登町宇出津の「うみとさかなの科学館」で、能登を代表するイカ釣り漁と定置網漁について、館長や県水産総合センター職員から詳しく説明を受けました。続いて、若き定置網漁師の中田洋助さんから“里海科”の授業として実際の仕事内容や漁師のやり甲斐などについて、生の声を聞きました。

ふくべ鍛冶工場見学(7/31)
石川県に唯一残る鍛冶屋・ふくべ鍛冶は、包丁や漁具を製造するだけでなく、傷んだ道具の修理など能登の里山里海の暮らしを支えています。山間の工場を訪れた参加者は、四代目・干場健太朗さんから、様々な “海につながる道具”の説明を受け、実際に包丁を作る工程を見学。 “里海科” 授業として、能登には色んな仕事があり、それが海と人の暮らしを繋げていることを伝えました。

小木漁港とイカ釣り漁船見学(8/1)
2日目は全国屈指のスルメイカ水揚を誇る能登町の小木漁港へ。小学生達は“里海科” 授業として、JF小木支所の坂東博一さんからイカ釣り漁の仕組みや釣ったイカを船上で冷凍する技術について講義を受けました。続いて港に接岸した小型イカ釣り漁船に乗り込んで、イカ釣りロボットや集魚灯の説明を受けました。

「めざせイカ博士」実験(8/1)
午前の授業2時限目は、小木小学校の海洋教育“里海科”をサポートしている能登里海教育研究所の浦田慎博士研究員による「めざせイカ博士」の実験。スルメイカを解剖して体の仕組みや生態を学びました。地球温暖化による海水温上昇の影響でスルメイカが獲れなくなっている現象についも伝えました。

本格的な里海科授業(8/1)
午後からは能登町宇出津の公民館で4名の講師による本格的な“里海科” 。まずは小木小学校・加賀浩先生から石川の漁業に関する本物の里海科授業を受けました。続いては前日に工場見学を行ったふくべ鍛冶・干場健太朗さんから海につながる様々な道具の講義を受けました。

能登の食文化を学ぶ(8/1)
調理室に移動した参加者は能登里海教育研究所・木下靖子博士研究員の授業「世界と能登の食文化」を受けた後、小木のおばちゃん達が小木名産の船凍イカを使った伝統料理「イカの甘酢漬け」を作り続ける思いを伝え、みんなで試食。故郷の海と味を守る心にふれました。

オリジナルのお寿司づくり(8/1)
参加した小学生30人は2日間に及ぶ様々な“里海科”の学びを生かし、新しいお寿司を作る調理実習に臨みました。小木の船凍イカや魚醤いしり、イカの塩辛、鯖の糠漬けなど伝統の海産物も組み合わせて寿司を試作しました。寿司の具材は小木のおばちゃん達や小木の海産物店カネイシの新谷真一社長に準備していただきました。
お寿司のレシピは、イベントを終えて家庭に戻った後、家族とも話し合いながら夏休みの終わりに提出してもらうことを伝えました。
最後に視察した日本財団の海野光行常務理事が、「里海科の非常に充実した学びを忘れずに、海を大切にする心を育んでほしい。そして、海を守る行動につなげてほしい」と挨拶して、2日間の海と魚を学ぶイベント終了となりました。

参加者の声
・地球温暖化で魚がいなくなると大変。どうしたら防げるか知りたくなりました。
・海には知っている生物以外に危険な生物がいたので、驚きました。
・多くの人に色んな海のことを教えてもらって、すごく詳しくなることができました。
・イカ釣り漁船に台所や寝室があることを初めて知って驚きました。
・能登は漁業が盛んで、仕事をしている漁師がかっこいいと思いました。
・オリジナルの寿司作りではみんなで色んなチャレンジができました。
・友達と協力することができ、「海のノート」でまとめる力がついたと思いました。

メディア掲出
広報のと9月号(能登町の広報誌)

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています

日本財団

能登の海と魚にふれてオリジナルのお寿司を考えよう!!〜海と日本PROJECT〜 のページです。日本全国の海に関する様々な情報を日本財団「海と日本PROJECT」がお届けします。おでかけにぴったりなイベント情報や、海の現状を知る最新調査報告など、海を知って、海を思い、海に集うための情報が満載です。