地域資源を活かし、未来へと繋ぐ! アマモ回収と環境学習&牡蠣殻アートワークショップを実施しました! 2025年6月14日(土)、15日(日) 岡山県備前市日生町日生
特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会は、長年に渡って地域の象徴であった「里海」の魅力や保全の大切さを次世代に伝えるとともに、持続可能な地域との関わりを育むことを目的に、6月14日(土)~15日(日)の2日間でアマモの回収と環境学習ワーク、および地元小学生との牡蠣殻アートワークショップを実施しました。 このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
2025.07.07

イベント概要
・開催概要:アマモの回収作業、環境学習ワーク、牡蠣殻アートワークショップ
・日程:2025年6月14日(土)、15日(日)
・開催場所:岡山県備前市日生町日生、渚の交番ひなせうみラボ
・参加人数:特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の大学生6名、職員1名 地域の小学生30名
・協力団体:一般社団法人みんなでびぜん
アマモ回収と環境学習ワークを実施
6月14日は、日生の海の生態系に欠かせない「アマモ」の回収作業を行いました。
アマモは海中で酸素を作り出して水質を浄化し、魚介類の産卵場所にもなる水草です。高度経済成長期の開発により激減しましたが、地元漁師による保全活動の努力によって再び広がりを見せています。
学生はアマモの生育状況や回収方法についてのレクチャーを受けた後、実際に船を乗船し、アマモの回収作業を行いました。作業を通じて、海中の変化や保全の難しさ、また自然環境との関わり方について深く学ぶことができました。
また、作業を振り返る形でワークを行いました。「今日のアマモ回収作業の意味は?」「これからの里海保全に私たちはどう関われるか?」といったテーマについて話し合い、学生一人ひとりが自分の言葉で地域課題に向き合う時間となりました。

小学生との牡蠣殻アートワークショップ
6月15日は、地元小学生約30名を招いて「牡蠣殻アート」のワークショップを実施しました。
日生の名産である牡蠣の殻や地域の砂浜で採取したプラスチックを活用し、子どもたちが自由に絵を描くこの企画は、楽しみながら里海や海のマイクロプラスチックの問題など地域に興味を持ってもらうことを目的としています。
子どもたちは、色とりどりの絵の具やを使って思い思いに牡蠣殻を装飾し、世界に一つだけの作品を完成させていきました。海の生き物を描くなど、子どもたちの豊かな発想に私たち学生も感動させられました。
活動の最後には、学生と小学生が一緒に作品を並べて写真を撮り、感想を伝え合う時間を設けました。子どもたちの笑顔や、「また一緒にやりたい!」という声は、私たちの活動が地域にしっかり届いたことを実感させてくれました。

参加した子ども・保護者からの声
・学校で配られたチラシを見て興味を持って参加し、マイクロプラスチックの問題について初めて知ることができました。また、今回牡蠣殻や海岸に落ちているプラスチックを使う理由を学生の方から説明してもらって、日生と牡蠣の繋がりや、海洋環境問題について深く考えるきっかけになったと思います。
(参加していただいた小学生の保護者の方)
<団体概要>
団体名称 :特定非営利活動法人国際ボランティア学生協会
URL :https://www.ivusa.com/
活動内容 :「熱意は人を動かし、社会を動かす」をモットーに国際協力・環境保護・地域活性化・災害救援・子どもの教育支援の5つの分野で、大学生が中心となって様々な活動をしています。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
参加人数:37人