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大阪湾を知ろう!2019 ~海と日本PROJECT~

大阪市の海遊館で、中学生、高校生を対象に、大阪湾の自然環境や人間活動による影響などを知ってもらう活動を行いました。

2019.09.25

北海道大学大学院水産科学研究院
海遊館
NPO法人 南港ウェットランドグループ

地元の中学と高校を対象に環境学習の支援を行っている世界最大級の水族館・海遊館では、活動の一環として地元の海「大阪湾」をテーマにした取り組みを行っています。2019年4月から8月まで9回にわたり、大阪湾の自然環境や人間活動による影響などを知ってもらうため、生物調査や観察などの活動を行いました。

地元の海「大阪湾」をテーマに、中学生、高校生に大阪湾の自然環境や人間活動による影響などを知ってもらうことを目的としています。

日程
2019年4月20日(土)、5月25日(土)、6月1日(土)、8日(土)、7月6日(土)、13日(土)、8月3日(土)、10日(土)、24日(土)

開催場所
海遊館

参加人数
279人

主催
海遊館

共催
NPO法人 南港ウェットランドグループ、北海道大学大学院水産科学研究院

スナメリ調査の前に学習会を実施
4月20日(土)6月に開催する野外でのスナメリ調査体験に先立ち、スナメリの生物学的特徴や生態、大阪湾におけるこれまでの調査概要の説明を行いました。(参加者33名)

海遊館前の天保山岸壁で生物調査
5月25日(土)海遊館前の天保山岸壁で岸壁調査を行いました。この調査は3か月に一回実施されており、この日は大阪湾生き物一斉調査を兼ねたものでした。その他、他団体により20数か所でも調査が行われました。(参加者29名)

スナメリの野外調査を体験
6月1日(土) スナメリ調査体験会を開催しました。船舶に乗り、大阪湾の水環境や地理的環境を視察しながら、スナメリの野外調査を行いました。調査の途中で最寄の漁港に立ち寄り、施設を見学したり、生徒たちが漁師さんにスナメリや漁業についてインタビューするなどの交流もしました。(参加者42名)

ハクセンシオマネキとヨコエビの定量調査を実施
6月8日(土)ハクセンシオマネキとヨコエビの定量調査を行いました。野鳥園臨港緑地の干潟に入ってハクセンシオマネキの巣穴数を調べたり、干潟表層部の泥を採集してヨコエビ類や小さな底生生物がどのくらいの密度で生息しているのかを調べたりしました。(参加者24名)

海藻おしばで作品作り
7月6日(土)海遊館で開催される企画展「大阪湾の小さな生きものたち」(7/19~10/14)の中で展示する、海藻おしばの作品を作りました。作品作りに使用した海藻は主に大阪湾で採集されたもので、海藻の生育環境についても解説しました。(参加者25名)

干潟の保全活動と生物観察会を実施
7月13日(土)干潟の保全活動などを行いました。まず行ったのは、野鳥園臨港緑地北池の干潟上を覆っているカキ礁を移動させ、砂泥質干潟とカキ礁の環境を両立させる保全作業です。この作業後は、カキ礁周辺で干潟の生物観察を行いました。(参加者45名)

夜の野鳥園でアカテガニ観察会
8月3日(土)アカテガニの観察会を行いました。森と海を行き来するアカテガニの生態について学んだあと、夜の野鳥園に出てアカテガニの観察を行いました。(参加者24名)

再び、海遊館前の天保山岸壁で生物調査
8月10日(土)海遊館前の天保山岸壁で岸壁調査を行いました。これは5月25日の調査と同様に3か月に一度に行われる調査です。(参加者28名)

海藻おしば展や企画展を見学
8月24日(土)海遊館館内の海藻おしば作品展示や企画展「大阪湾の小さな生きものたち」を見学しました。
見学後は、関連するプランクトンを岸壁で採集して観察したり、企画展の内容に沿った講話を行ったりしました。(参加者29)

<チラシ>

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています