陸養プロジェクト2019 東京(台東)2 ~海と日本PROJECT~
小学校と連携し、校内での陸上養殖体験を通じて、小学生たちに水産資源や命の大切さ、地域の海について学んでもらうプロジェクトを、東京都台東区立忍岡小学校で実施しました。
2020.03.04
「陸上養殖」の経験を通じて、子どもたちに水産資源や生命の大切さ、地域の海について学んでもらう陸養プロジェクトを、東京都台東区立忍岡小学校で継続しています。今回は、講師を招いた座学のほか、子どもたちが取り組んでいる「陸上養殖」について、中間発表を行いました。
陸養プロジェクトは各地の小学校と連携して、①海の魚を子どもたちが自ら育て、考え・行動することで生命の大切さを学ぶこと、②「陸上養殖」を通して水産資源の貴重さや自分たちが住む地域の海の問題についても同時に学ぶこと、③小学生が能動的に海に対しての問題意識=アクションを起こすことを促進させること、を目的に活動しています。
日程
2019年12月04日 座学①
2020年01月15日 座学②
2020年01月29日 中間発表
開催場所
東京都台東区立忍岡小学校
参加人数
39人(児童36人、先生3人)
主催
“陸養”プロジェクト実行委員会
共催
日本財団 海と日本プロジェクト/NPO 日本養殖振興会
特別授業(座学)①「養殖の種類と光と影」
その日、「おさかな当番」が休み時間中のお世話作業から教室に戻ってきてから授業がスタートしました。授業冒頭から大きな声で発言が飛び交い、積極的な授業への参加が見受けられました。
「養殖の種類」の話では、子どもたちは真剣にメモを取り、「養殖の光と影」の話では、子どもたちの表情に、おさかな資源の未来を真剣に捉えている様子が感じられました。
日時:12月4日(水)10:45-11:30
場所:5年1組教室
講師:NPO日本養殖振興会 齊藤浩一先生
テーマ:「養殖の種類と光と影」
特別授業(座学)②「低温物流のお話~低温物流ってスゴい!」
低温物流会社に所属する蜂谷先生による講義を行いました。次の4つについてお話がありました。
①生産者からスーパーマーケットまで
②冷蔵・冷凍倉庫の魅力
③低温物流の使命=おいしい長持ち温度を守ってみんなのもとへ届けること
④5S=整理・整頓・清掃・清潔・習慣
日時:2020年1月15日(水)10:45-11:30
場所:5年1組教室
講師:NPO日本養殖振興会 蜂谷徳常先生
テーマ:「低温物流のお話~低温物流ってスゴい!」
中間発表「ヒラメの養殖 学習報告会」
クラスを10班に分けて、それぞれがテーマを設定して事前学習を行い、模造紙に学習成果をまとめて発表を行いました。
テーマは、①ヒラメの養殖の種類、②養殖の光と影、③養殖による環境への影響、④ヒラメの生態、⑤ヒラメちゃんの仲間たち、⑥ヒラメのエサについて、⑦ヒラメの病気、⑧大変だったこと、⑨ヒラメの泳ぎ方とエサの食べ方、⑩ヒラメの死、といったさまざまなものです。
最後に齊藤先生からの総評で、学習内容の深度、発表者の声の大きさ、紙のまとめ方や発表の工夫などについてお褒めの言葉をいただきました。
日時:2020年1月29日(水)10:45-11:30
場所:5年1組教室
講師:NPO日本養殖振興会 齊藤浩一先生
テーマ:「ヒラメの養殖 学習報告会」
参加者の声
【座学①】
養殖のお魚とそうでないお魚の見分け方が分かりました。
【座学②】
・冷蔵倉庫、冷凍倉庫ってスゴい!
・温度を保って届いたお魚を食べていることが分かりました。
・いつも言われている整理・整頓の大切さを理解することができました。
【中間発表】
・みんなの前で発表するので、とても緊張しました。
・未来のこともちゃんと考えることが大切だと思いました。
・他の班の発表の仕方がわかりやすく、参考になりました。
・みんなヒラメだけではなく、他の魚のことも調べているなと思いました。
・齊藤先生に発表をほめてもらってうれしいです。
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:39人