陸養プロジェクト2019 富山2 ~海と日本PROJECT~
小学校と連携し、校内での陸上養殖体験を通じて、小学生たちに水産資源や命の大切さ、地域の海について学んでもらうプロジェクトを、射水市立放生津小学校で実施しました。
2020.03.04
「陸上養殖」の経験を通じて、子どもたちに水産資源や生命の大切さ、地域の海について学んでもらう陸養プロジェクトを、射水市立放生津小学校で継続しています。今回は、子どもたちが取り組んでいる「陸上養殖」についての中間発表のほか、講師を招いた座学を行いました。
陸養プロジェクトは各地の小学校と連携して、①海の魚を子どもたちが自ら育て、考え・行動することで生命の大切さを学ぶこと、②「陸上養殖」を通して水産資源の貴重さや自分たちが住む地域の海の問題についても同時に学ぶこと、③小学生が能動的に海に対しての問題意識=アクションを起こすことを促進させること、を目的に活動しています。
日程
2019年12月09日 中間発表
2010年12月19日 座学
開催場所
射水市立放生津小学校
参加人数
34人(児童33人+担当教諭1人)
主催
“陸養”プロジェクト実行委員会
共催
日本財団 海と日本プロジェクト/NPO 日本養殖振興会
子どもたちが6グループに分かれて中間発表
6グループに分かれ、メバルの養殖に取り組んでの感想や調べたことを中心に発表を行いました。
①データーグループ・・・完全養殖、畜養、栽培漁業の良い面・悪い面、水産資源や自然環境への影響について調べたことを発表しました。
②放送グループ・・・メバルの育て方の工夫、現在のメバルの様子について「メバルニュース」として動画を編集し短い番組にまとめました。
③お便りグループ・・・メバルの特徴やレシピについてまとめた「メバル便り」を発行、配布しました。
④クイズグループ・・・メバルの生体についてクイズ形式で出題。楽しみながら、メバルの知識を確認しました。
⑤レポートグループ・・・メバルの種類(クロメバル、アカメバル、シロメバル)の違いについてレポートにまとめました。また、メバルの成長の仕方についても発表しました。
⑥メバルの習性や生息地域について壁新聞にまとめ、それを紹介する形で発表しました。
日程:2019年12月9日(月)10:40~11:25
講評:NPO日本養殖振興会 代表理事 齋藤浩一氏
座学授業「『富山のさかなと富山湾』について」
富山県農林水産総合技術センター水産研究所海洋資源課の瀬戸陽一氏を講師に迎え、「『富山のさかなと富山湾』について」というテーマで授業を行いました。
授業内では富山湾の漁獲量の推移や魚種別漁獲量、地理的な海洋構造などについて説明がありました。授業後半では、ブリやホタルイカなど富山県民にとって身近な魚の生態や漁法、漁獲量の管理について話がありました。世界の漁獲量の状況についても触れ、今後ますます養殖の必要性が高まっていくとの説明がありました。
日程:2020年12月19日(木)10:40~11:25
メディア掲出
2019年12月10日(火) 北日本新聞 朝刊
2019年12月20日(金) 北日本新聞 朝刊
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:34人