Sea級グルメスタジアム in 境港 「うみ・ふねさかな」境港はまいうー 〜海と日本PROJECT〜
1992年から5年連続で水揚げ量日本一を誇っていた境港ですが、環境や水産資源の変化によって漁獲量は減っています。そこで、鳥取県海洋練習船若鳥丸に体験乗船し、境港と海洋の関わりや水産業の現状、それに携わる人たちの努力を学ぶとともに、養殖による魚生産の現場を見学。オリジナル商品開発にも関わります。
2019.12.17
鳥取県境港を舞台に、Sea級グルメスタジアムを開催しました。地元の小学生が海について学び、海洋練習船若鳥丸への乗船体験をして、オリジナル商品のネーミングなども行いました。
境港と海洋の関わりや水産業の現状、それに携わる人たちの努力を学ぶとともに、養殖による魚生産の現場を見学して、地元の海と海産資源を見直し、オリジナル商品の開発につなげます。
日程
2019年8月5日(月)
開催場所
鳥取県海洋練習船若鳥丸(鳥取県立境港総合技術高等学校所属)
三光株式会社境港ウェストバイオマス工場(キジハタ養殖)
境港公共マリーナ
参加人数
37人(境港総合技術高校 教師2人 生徒5人、地元小学生30人)
主催
海洋キッズスクール実行委員会
協力
(株)山陰放送、鳥取県立境港総合技術高等学校、三光ホールディングス株式会社、NPO法人 美保湾ヨットクラブ、ACO(デザイナー)、境港市教育委員会
境港の海と魚、船について知る
日本一の水揚げ量を誇っていた境港ですが、環境や水産資源の変化によって漁獲量は減少し、現在は全国5位。こうした境港の漁業や海洋環境の課題をはじめ、漁獲量減少のメカニズム、魚を増やすために努力されていることについて、境港総合技術高校の海洋科生徒3名が授業を行いました。
授業の最後には、「うみ・ふね・さかな」にまつわるクイズ大会を実施し、海に対してより理解を深めました。
海洋練習船若鳥丸に乗船、陸上養殖施設も見学
最近はめっきり海との触れ合いが少なくなっているという小学生でしたが、鳥取県の海洋練習船若鳥丸に乗船し、海を肌で感じるとともに、海から自分たちの町を見て、“わが町” のすばらしさを感じたようです。
若鳥丸は、宮城県女川の銀さけ養殖が東日本大震災で壊滅してしまった後、新たな養殖場として展開している境港沖の美保湾の海面養殖施設を周回。ここで、海上養殖の実情を学習しました。
次に陸上に戻り、産業廃棄物の焼却熱を利用して高級魚のキジハタを生産する三光株式会社ウェストバイオマス工場の陸上養殖施設を見学しました。
海上・陸上の境港における養殖漁業を学ぶ良い機会となりました。
オリジナル商品のネーミングとラベルデザイン
次に、東京で販売するオリジナル商品をサバカレー(カレー味のサバ缶)と決定し、商品のネーミングとラベルデザインをワークショップ形式で実施しました。
鳥取短期大学のデザイン講師の協力を得て、境港総合技術高校の食品科生徒2名が先生役となってデザインが完成。そして「境港の宝」と命名しました。
参加者の声
・遊べると思って参加したけど結構授業が多かった。でも、海のことがよくわかり、学校より楽しく、違う学校の友達がたくさんできた。
・今回の体験から、将来は海の職業に就きたい。
・普段は体験できないことができた。
・海について知ったし、もっと環境にやさしくないといけないと知った。
・海が汚れているから大切にしたいということを知って良かった。
・境港での工夫などがわかった。これからの海についてもっと考えていきたい。今日の経験を活かしたいと思った。
・ぼくは、もっと海について知って、自然などを守っていきたいです。
・海はこんなに大切なんだとわかり、少しでも海を大切にしたいと思った。
・魚を育てて食べていることもあるとわかった。
メディア掲出
【テレビ】
8月5日 山陰放送 「テレポート山陰」
【新聞】
8月5日 日本海新聞
イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています
参加人数:37人