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その“サーモン”どこからきたの? ~海と日本プロジェクト~

2018.08.30

その“サーモン”どこからきたの?は、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」のサポートプログラムです。北海道大学の先生によるサーモンについての講義や、握り寿司体験、食べ比べなどを通して、食材としてのサーモンの魅力に迫ります。

本イベントへの参加を通じ、食材としてのサケの魅力に迫ることで、「命の循環」や「地産地消」について考える機会を作り、青少年が海洋環境の保全への意識を高めて、具体的活動を起こすことを目的としています。

日程
8月4日(土)13:00~15:00

開催場所
サケのふるさと千歳水族館

参加人数
24名

主催
サケのふるさと千歳水族館

北海道大学の先生による「サーモン」「サケ」の講義
「海の宝をめぐる学びと体験 マリン・ラーニング」プロジェクトでは、8月4日(土)、サケのふるさと千歳水族館にて、小学生から高校生までを対象とした「その“サーモン”どこからきたの? 〜海と日本PROJECT〜」を実施しました。

この日は小学生〜高校生までの、計24名が参加。
北海道大学大学院水産科学研究院の清水宗敬准教授による講義「北海道と世界の‘サーモン’」と、道内で回転寿司チェーン店を運営する(株)ダブリュコーポレーションの板前さんによる握り寿司ワークショップの2部構成でおこなわれました。

清水先生の講演では、サケは大きく2種類が存在し、「タイセイヨウサケ」と「タイヘイヨウサケ」に分かれること。普段お寿司屋さんなどでみかける‘アトランティックサーモン’(タイセイヨウサケ)は、南米チリや北欧のノルウェーなどで養殖され、特に盛んなノルウェーでは、切り立った断崖に囲まれた大きな入り江「フィヨルド」で、ジャンボジェット機がスッポリと収まるほどの大きさのいけすの中で育てられていること。日本各地で古くから「特別な魚」して大切にされてきた ‘シロザケ’は、生まれた川から、はるか遠く北太平洋まで旅をし、「親」として再び故郷の川へ戻ってこられるのは全体のわずか3〜5%ということなど、これまで当たり前に口に運んでいたサケの生き物としての一生に触れ、参加者は興味深く聞き入っていました。

また、清水先生は「北海道のように、サケを一般的な食材として利用している地域でありながら、生活に身近な都市部の河川でも繁殖行動が見られるのは世界的にみても稀な環境。そんな恵まれた環境を維持するには、人工繁殖と天然繁殖のそれぞれをバランス良く活用することが大切です。」と、持続的な資源活用の重要性についても教えてくださいました。

サーモン握り寿司のワークショップ
続いて、現役の板前さんによる、サケを使った握り寿司のワークショップを実施。当日の朝いけすから揚がったばかりというニジマスをはじめ、シロザケ、チップ、約70cmほどの立派なキングサーモンなど、様々な種類のサケがずらりと並びます。
板前さんの鮮やかな包丁さばきにより、あっと言う間に「カマ」や「トロサーモン」など、お馴染みの切り身に解体されていく様子に、参加者からは「おー!」という歓声も。

参加者たちは「寿司ネタ」となった数種類のサケを使い、板前さんのアドバイスのもと、「握り寿司」を握っていきます。
最初の1貫はやや緊張気味にそーっとそーっと、慎重に握っていきます。
初めてとは思えないほどの直ぐにコツをつかみ、美味しそうな4種類の「握り寿司」が完成しました。

サーモン寿司の試食タイム
そしてお待ちかねの試食タイム!普段はなかなかできない種別の食べ比べで、参加者からは「おいしいね」「こんなに味が違うなんてビックリ」という声が上がっていました。

「サーモンは最も人気の高いネタのひとつ。回転寿司店にとっては欠かすことの出来ない大切な食材です」と、板前の高尾さん。「生き物としてのサケにとても興味を持ち、もっと知りたいという熱意が伝わってきました。このような切り口で、食についてみんなで考えるというのは、とてもいい取り組みですね」と話してくださいました。

イベントの主催者である、サケのふるさと千歳水族館の菊池館長は「千歳水族館の常連の皆さんは、サケ(シロザケ)については知っていても、あれほど色々な種類が出てくると、参加者の方は初めて聞く話がほとんどで、新たな発見も多かったと思います」と振り返り、「今後も、多面的な切り口をもつサケの魅力を、様々な形で発信できればと考えています」とお話しいただきました。

参加者の声
・キングサーモン(マスノスケ)が大きくてびっくり、おいしさにもびっくりしました。
・みんなで、サケの事を勉強してから、自分でお寿司を握るのがとても楽しかったです。
・また参加したいです。

メディア掲出
8/7 千歳民報

<チラシ>

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています