海の未来を守る。漁業用フロートのリサイクルから生まれた新商品発表イベントを共同開催
一般社団法人 Alliance for the Blueは、2025年10月21日(⽕)、東京・目⿊で、バッグブランド「FUMIKODA」との共同イベントとして、使用済みの漁業用フロートをリサイクルした人工皮革「Ocean V leather」を使用した新シリーズ「MARINA(マリーナ)」の発表イベントを開催いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
2026.03.04

開催概要
・日程:2025年10月21日 15:00 から 21:00
・開催場所:代官⼭T-SITE
・参加人数:85名
・協⼒団体:株式会社FUMIKODA、ニチモウ株式会社、大同化成株式会社
海の課題に「協働」で挑む
Alliance for the Blueは、公益財団法人日本財団とのコラボレーションのもと、企業や自治体、漁業関係者など約80の団体と協働し、海洋プラスチックごみの削減や海洋環境保全藻場再生活動を進めています。
これまで、海ごみの約4割を占めると言われる廃漁網のリサイクルを協働企業のみなさま皆様と進めてきましたが、毎年多くの廃棄物となっている漁業資材の「漁業用フロート」についても、「リサイクルすることで、循環させることはできないものか」と考えてきました。
そこでAlliance for the Blueは、この問題を解決するために、2022年にEVA製漁業フロートメーカーの内外ゴム株式会社と連携し、フロートの再生を検討、実証実験を開始。そして、2023年から株式会社FUMIKODA、大同化成株式会社、ニチモウ株式会社と協働し、漁業用フロートの回収から、リサイクル人工皮革の開発、それらを使用した商品開発をめざすプロジェクトを始動し、EVA製の使用済みフロートを25%含有した人工皮革「Ocean V leather」が誕生。今回この「Ocean V leather」を使用したボックストートバッグ「MARINA」が誕生しました。
「MARINA」を開発したFUMIKODAの代表幸田フミさんは、「Alliance for the Blueの協働企業の皆様の努⼒で生まれた素材を、毎日気持ちよく使える形に仕⽴てるのが私たちの仕事です。何より、リサイクルに⾒えない品質にこだわりました。「Ocean V leather」はきれいな発色で、形が崩れないため、バッグと相性がいい素材だったと思います」と⼒強く語られていました。

海の廃棄物がスタイリッシュなバッグに変身
参加者からは、「海洋ごみ、特に漁業用フロートがこれほどスタイリッシュなバッグに生まれ変わることに驚きました。単なるリサイクル素材というだけでなく、手に取った時の質感や高級感が既存のレザーに引けを取らない点に、日本のものづくりの技術⼒の高さを感じます。」「これまで環境に良いものはデザインが二の次というイメージがありましたが、MARINAを⾒てその考えが変わりました。自分たちがもの買うことが、直接的に海洋保全に繋がるというストーリーに深く共感しました。」「会場でアンベールされた瞬間の、鮮やかなマリンブルーがとても印象的でした。海で厄介者とされていた廃棄ブイから生まれたとは思えないほど、しなやかで洗練されたデザインがとても素敵です。ファッションを楽しみながら、地球の未来に貢献できる。そんな新しいラグジュアリーの形を体感できる素晴らしい発表会でした。」など「海洋廃棄物を新たな価値へ」という当社のメッセージに対し、多くのお客様に強く共感いただきました。この日の夜に開催されたFUMIKODAの9周年パーティでも、「Ocean V leather」と「MARINA」を紹介することができました。多くのお客様に海ごみの問題や、フロートから合成皮革ができるプロセスに関心を持ってお聞きいただきました。またこの日から数量限定で先⾏受注を開始した「MARINA」は、わずか1週間という短期間で初期ロットがすべて完売となりました。

今回はFUMIKODA代表の幸田様に、リサイクル素材の開発から取り組む「新たな商品づくり」の旗を掲げていただいたことで、漁具の回収やマテリアルリサイクルを担う協働企業と同じ方向を目指して、プロジェクトを推進することができました。そして、こうした協働によって出来上がったサステナブル商品であるProduct for the Blueが話題になり、多くの方々に手にとっていただき、周知の輪が広がると、さらに次の廃棄漁具回収につながります。今回の挑戦をともにしていただいたFUMIKODA、大同化成株式会社、ニチモウ株式会社の皆様みなさまの連携とご尽⼒に、深く感謝するとともに、これらの商品のPR、拡販に尽⼒してまいります。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 Alliance for the Blue
URL:https://www.AlliancefortheBlue.org/
活動内容:公益財団法人日本財団とのコラボレーションにより2020年1月に設⽴。恵み豊かな海を次世代に継承するために世界的に深刻化している海洋環境問題に対して、企業間で連携した対策モデルを創出する業界横断のプラットフォーム。「商品づくりを通じた海ごみ問題解決」や、その売上の一部や寄付を通じた「持続可能な藻場の再生モデルの構築」を目指し、バリューチェーンを跨る業種の異なる企業や、地方自治体、漁業関係者など約80の企業・団体と協働し、活動を推進しています。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進⾏している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
参加人数:85人