子どもたちが「海のお仕事」で仕事の流れをリアルに体験するイベントを開催。
仕事の依頼を受けるところから始まり、計画を立て、研修を行い、実際に仕事をして、依頼を達成します。その後、仕事のレポートを作成・報告し、仕事の報酬として“イベント専用のお金”をいただくまでを体験しました。

子どもたちは、プログラムを通して今まで触れることのなかったお仕事の裏側を体験します。また、海に携わる人たちから海を取り巻く現環境を学び、日常における海への意識や環境に対する行動変化を持つことが目的です。
さらに、実施したプログラムを海のお仕事図鑑（https://iko-yo.net/partners/uminohi_oshigoto）としてまとめ、より多くの方に、私たちの日常に密接に関わる海のお仕事を知ってもらい、海に関心を持つきっかけをつくります。

日程
2019年7月20日（土）

開催場所
銚子海洋研究所 （千葉県銚子市潮見町15-9）

参加人数
8人 （子ども：4人、保護者：4人）

主催
企画：海のお仕事図鑑プロジェクト実行委員会
主催：銚子海洋研究所

イルカウォッチングのお仕事を体験
7月20日（土）に、お仕事プログラムの第一弾「観光船（イルカウォッチング）のお仕事をしよう＠千葉県」を千葉県銚子市にある銚子海洋研究所にて開催しました。

参加した子どもたちは、観光船の船長より「夏休みが始まり大忙しのイルカウォッチングの観光船を、力を合わせてサポートすること。一般のお客様を船にご案内して、たくさんのイルカを見せてあげること」をミッションとして与えられ、研修を受け、実際にお仕事に挑戦しました。

子どもたちは、お客様の受付業務、乗船前の案内業務、乗船時のアテンド、観覧するイルカ探索・案内業務を行いました。

お仕事の最後には、子どもたちが実施したお仕事の報告書を作成し提出。船長より、報酬としてイベント専用のお金を受け取り、一気通貫でお仕事の流れを経験しました。

働くことの達成感を味わい成長できた1日
今回の体験を通じて、海のお仕事は危険と隣り合わせで、細かい点まで安全に配慮する必要があることを学びました。さらには、お客様を喜ばせるため船の2階に上がってイルカを一生懸命探すなど、見えない場所での努力があることを知りました。子どもたちからは、「大変だったけど、またやってみたい」など、やりがいを実感させる感想があがりました。

子どもたちは、働く側に立ったからこその達成感、思い通りにはならない海という自然とその魅力を味わい、視野が広がる貴重な体験ができました。ご家族にとっても子どもの成長を感じられた素敵な１日となったようです。

イベント開催で終えることなく、11月10日（日）には、実施したお仕事紹介や作成した報告書を展示するほか、本プログラムに参加した子どもたちの表彰を行う「海のお仕事 こども会議」を実施します。今回の体験を通して得た海への関心が継続されることを目指します。

参加者の声
子ども：
・イルカはちょっとしか見つからなかったけど、お仕事をすることが楽しかった。
・お仕事は緊張したけど、楽しかったのでもっとやりたいと思った。
・野生のイルカに会えて嬉しかった。
・船長さんの運転をすぐ近くで見ることができて楽しかった。

保護者：
・子どもなりに与えられた仕事をこなせるようになっていたことが嬉しかった。
・親が手伝わずに子どもが主体的な体験をすることが成長につながると改めて感じた。

配布資料
・名刺
・報酬（イベント専用のお金）
・ノート
・お仕事体験後レポート
・海のお仕事 こども会議案内
・海の生き物シール

＜グッズ：名刺（中央に名前が入ります）＞

＜グッズ：報酬（イベント専用のお金）＞

＜グッズ：海の生き物シール＞

イベントレポートは実施事業者からの報告に基づき掲載しています