お茶の水女子大学湾岸生物教育研究所は、全国各地の学校への教材提供と、ご家庭で本格的な発生実験を行う体験活動を融合させたイベント「全国一斉ウニの発生体験2023年夏」を開催いたします。使用するのは夏に繁殖期を迎える「タコノマクラ」というウニです。同じウニから採集した未受精卵や精子を全国の参加者に分配し、参加者同士を3種のオンラインイベントで繋いで一体感をもちながら実験を進めます。

参加するには「未受精卵と精子」教材に申し込んでください。簡単な実験器具も一緒に送りますので顕微鏡だけを各自で用意してもらえれば参加可能です。受精実験の後に幼生飼育にも挑戦したい方は「植物プランクトンと動物プランクトン」教材も合わせてご利用ください。一般枠からの参加者の多くは飼育にも挑戦しています。

教材の紹介
未受精卵と精子：ウニの卵と精子を宅配便にて送付します。経験の無い方でも混ぜるだけで簡単に本格的な発生実験を行うことができます。観察には顕微鏡が必要です。
植物プランクトンと動物プランクトン：受精実験で発生させた幼生を、初期プルテウス以降も継続して育てる場合には餌と飼育設備が必要です。この教材はウニ幼生を飼育するための装置の貸与とケイソウ培養のための試薬類の提供がセットになっています。餌となるケイソウを培養しながらウニ幼生を飼育することは海の生態系の一部を自分の手で再現することとなり、より深く海が学べます。幼生飼育を考えている方は、卵精子を申し込む時点でこちらも合わせて申し込んでください。

3種のオンラインイベントの紹介
オンライン相談会
教材を受け取った直後に行う、簡単な研修と交流の会です。研修を行うのは先輩参加者で、家庭で実験を行う際のコツなども伝授してくれます。この会をうまく利用すれば、初めての方でも失敗なく取り組んでもらえます。
オンライン報告会
卵精子到着の約一週間後に受精実験と幼生飼育から学んだことを発表しあいます。一般参加者と学校単位での参加者との合同イベントですので、部活動で参加する中高生の発表や、学校教員からの授業実施報告なども聞くことが出来ます。
表現作品コンテスト
幼生飼育の一段落する8月下旬に「海を表現」した作品をオンライン上で展示し、相互投票でグランプリを決定する「表現作品コンテスト」を開催します。

参加申し込みについて
公式サイト (https://sites.google.com/view/ocha-ocean/)の「海洋教材の提供2023」ページ内にある申込書（一般用）をダウンロードし、必要事項を記入して wangan@cc.ocha.ac.jp 宛にメール添付で送ってください。イベントの案内や教材マニュアルもこのページにあります。

地図は正しい位置を表示していない場合があります。正確な位置情報は「問合先」または「ウェブサイトURL」からご確認ください。

千葉県館山市香11　
千葉県館山市香１１　お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センターから全国各地に教材を発送し、それぞれが自分の場所で発生実験を行います

小学生   中学生   高校生   大人   親子  

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また開催期間として複数日表示されている場合でも、期間中の全ての日程でイベントが開催されない場合がありますので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。