巨大な海水浴場があることで有名な千葉県の九十九里海岸は10市町村からなる66キロメートルに及ぶ海岸線です。ハマヒルガオやアオウミガメなどの貴重な海浜動植物が生息しており、県立自然公園にも認定されています。また来年度に控えた東京オリンピックの競技種目であるサーフィンの会場が一宮町の釣ヶ崎海岸であることからも非常に注目されています。
　しかし、観光客の残したゴミや、流入する河川から流れ着くゴミなどによる砂浜の環境汚染が深刻です。特に、流入する河川から流れ着いた、流竹木や海藻などの自然物、ペットボトル・食品容器などの生活系ゴミ、漁網・ブイ等の漁業関連のゴミなどがあり、観光資源、漁業資源及び生物多様性の確保の観点から、海岸環境の保全を図ることが重要視されています。
当協会では2002年より毎年8月の下旬に全長66キロメートルある浜全域の清掃活動へ取り組み、大学生だけでなく、地元の方々を巻き込んでの活動を行っています。
数百人の学生が九十九里浜全域の清掃活動をすることでゴミを減らし、本協会の清掃活動の理念である「拾う心より捨てない心」を九十九里浜から千葉県へ、そして社会へと発信していくことを目的としています。

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千葉県九十九里海岸

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