日本の食文化として、昔から嗜まれている食材の『ウナギ』。その生態や素顔は謎が多い一方で、海と川を旅する代表的な魚として有名です。しかし今、日本固有のニホンウナギは絶滅の危機に瀕しています。稚魚の乱獲や気候変動、そして環境破壊など、私たちの行いによって漁獲量が確実に減ってきており、内陸部に住む私たちとっても他人事ではありません。
実は、山梨県は昔からウナギとの繋がりが深い地域になります。山梨はウナギを提供するお店が、人口あたりの店舗数全国3位という調査結果もあり、街のあちこちにはお店があります。昔の文献では、『甲府で獲れた地前のウナギは、江戸に匹敵するほど美味しい』と記載があるほどで、ウナギは甲府の名産だったことで有名です。この背景には山梨独自の会食文化(無尽)と、芸能文化(歌舞伎座)が影響していたと言われています。
海で生まれ川へ遡上し、そして内陸に住む私たちにの元に届いていた『ウナギ』をテーマに、山梨の歴史の側面・環境の側面・地理の側面から海との繋がりを学びます。そして、ウナギを通して山梨の文化に触れ、未来へ向けて私たちにできることは何なのかを考えていきます

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山梨県甲府市北口２丁目６番１０　
静岡県、山梨県各所

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