「釘のない海の家」を2020年も建築!片瀬東浜海水浴場閉鎖でもライフセーバーが待機!!
海や街のクリーン活動を行うNPO法人海さくらは、神奈川県藤沢市の片瀬東浜海岸にライフセーバーの待機所として「釘のない海の家」を建築いたします。
2020.07.14
「目指せ!日本一楽しいゴミ拾い」をコンセプトに、海や街のクリーン活動を行うNPO法人海さくら(東京都目黒区/理事長 古澤純一朗)は、日本財団「海と日本プロジェクト」助成のもと、2020年7月18日(土)〜8月31日(月)までの期間、神奈川県藤沢市の片瀬東浜海岸にライフセーバーの待機所として「釘のない海の家」を建築いたします。
■ 建設が決まった背景
新型コロナウイルス感染症拡大の予防にともない、藤沢市の3つの海水浴場組合(片瀬東浜海水浴場、片瀬西浜・鵠沼海水浴場、辻堂海水浴場)は、海水浴場開設を断念し、海の家の営業はされない事が決定(2020年6月)。
ライフセーバー(監視員)不在、海の家で働く人も居ないことで、「海岸の無法地帯化」が懸念されていた。
そこで藤沢市は2020年7月18日(土)〜8月31日(月)の期間(10時〜15時)に、ライフセーバーを派遣する事に決定。
しかし、海の家もなく、ライフセーバーの待機場に困っている状況を受け、 NPO法人海さくらと日本財団で協議をおこない、2017年から片瀬東浜に毎年建築している「釘のない海の家」を、ライフセーバーの待機所として、2020年も建築することに決定をした。
■神奈川県藤沢市・片瀬東浜
日本の海水浴場55選(1998年・環境庁)にも選ばれ、夏の7月8月だけで来客数50万人を超える(2019年藤沢市海水浴客数統計表)、全国ベストスリーに入る人気のビーチ。
■「釘のない海の家」とは
「海岸における釘の散乱状況調査の実施結果( 2010年・かながわ海岸美化財団)」によると、片瀬東浜を含む湘南海岸の5海岸で1日に回収した釘は、約19,000本にのぼり、海の家の解体時に釘を落とさない工夫などが必要だとされています。
今後、日本全国の海の家の建築において、釘などの危険物が放置されたままの海岸が改善されてゆくきっかけとなるよう願いを込め、NPO法人海さくらと日本財団は、2017年、日本で初めて片瀬東浜海水浴場の砂浜に「釘のない海の家」を建築。
みんなが安心して裸足で砂浜を歩けるように、砂浜をより「安心」・「安全」な場所とするために、釘を1本も使用しない海の家の工夫があらゆる浜で実施され、釘が浜からなくなる事を願います。
「釘のない海の家」の天幕は、「東京2020オリンピック」の新エンブレム作者の野老朝雄(ところあさお)さんがデザインし、2019年5月26日に片瀬小学校で子供達が色を塗り、毎年魚や海藻などを書き足し、豊かな海になるよう願いを込めて作りました。
■「釘のない海の家」ストーリー
・2017年 釘のない海の家が片瀬東浜に登場。
・2018年 釘のない海の家から、片瀬東浜の海の家全体の意識に変化があり釘ゴミが削減。
千葉県でも「釘のない海の家」が登場。
・2019年 片瀬東浜の海の家の中心として、また海の安全・安心を保つ拠点となり、
様々なビーチクリーンなどを実施。
・2020年 片瀬東浜の海の家の方達と早朝、夕方にごみ拾いの実施が決まり、
海の安心・安全の中心となり、全国の浜のモデルケースを目指している。
※海の家営業中止で、こちらも中止。
<設置期間>
2020年7月18日(土)~2020年8月31日(月)
<設置場所>
神奈川県藤沢市片瀬東浜
<ライフセーバー待機時間>
10時〜15時
<ウェブサイト>
http://kuginonai-uminoie.com/
<お問い合わせ>
NPO法人海さくら・PR担当 赤井 akai@umisakura.com/090-6539-0391