長浜市の“海ノ民話アニメ”『堀止地蔵』地元小学生がアニメを鑑賞し現場を訪れ、海との関わりを探る!
長浜市・海ノ民話のまち実行委員会と一般社団法人日本昔ばなし協会は、地元の「海との関わり」「地域の学び」を子どもたちに伝えるため、アニメ『堀止地蔵』の上映会と舞台を訪れるフィールドワークを、12月9日実施します。
2021.11.30
長浜市・海ノ民話のまち実行委員会と一般社団法人日本昔ばなし協会は、地元の「海との関わり」「地域の学び」を子どもたちに伝えるため、アニメ『堀止地蔵』の上映会と舞台を訪れるフィールドワークを、2021年12月9日(木)9時30分から実施します。
海なし県である滋賀県ですが、日本海から深坂峠を越えて、びわ湖の塩津港で再び船に乗せ、京都に近い大津まで運ぶルートは物流の要所でした。そんな長浜市の歴史を、地元・塩津小学校の6年生8人がアニメ鑑賞と現場体験を通して学びます。
このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
長浜市の“海ノ民話アニメ”『堀止地蔵』フィールドワーク
<日程>
2021年12月9日(木)9:30~11:30
<場所>
①長浜市立塩津小学校(滋賀県長浜市西浅井町)
②深坂峠~堀止地蔵(深坂地蔵)(西浅井町沓掛)
<参加者>
塩津小学校 全6年生(8人)
<プログラム>
・塩津小学校にて 事業説明・アニメ鑑賞
・塩津小学校~深坂峠入口(貸切バスで移動)
・深坂峠~堀止地蔵(深坂地蔵)地域の歴史など、解説を受けながら古道を歩く(約1キロ)
※古道には塩津海道と記された道標や、荷受け問屋跡があります
・堀止地蔵(深坂地蔵)維持管理されている地元自治会の方からのお話 地蔵前にて写真撮影など
・深坂峠入口に戻り、貸切バスで塩津小学校へ
アニメ『堀止地蔵』
びわ湖はその昔、北国と京の都をつなぐ交通の要所として、また、品物を運ぶ中継地点としても、とても賑わっていました。日本海と琵琶湖を結ぶ深坂峠は、一番の近道なのですが、急な坂が続く険しい道。平清盛は、なんとここに、運河を作ろうという、壮大な計画を思いつき、息子・重盛に工事を命じました。ところが開削作業は深坂峠に差し掛かると、大きな石により阻まれます。石を砕く職人がノミや槌で叩こうとすると急に苦しみだすのです。これはおかしいと思った重盛は特の高いお坊さまにお経をあげてもらうと、石にお地蔵様の姿が浮かび上がりました。重盛は運河計画をきっぱりと止め、お地蔵様を祀りました。このお地蔵さまは堀止地蔵と呼ばれ、峠を行き交う人を見守りました。それから数百年もの間、運河がなくてもこの地域は商人たちが行き交い、発展していきました。人々は貴重な塩を惜しみなくお供えしたので、堀止地蔵はいつもキラキラと真っ白に輝いていたということです。
<ウェブサイト>
https://uminominwa.jp/
<メディアからのお問い合わせ>
長浜市・海ノ民話のまち実行委員会(びわ湖放送内)
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