貴重なコククジラの骨格標本を未来の海洋研究に繋げる【クジラの骨格標本掘り起こし&3Dでデータ化】イベント開催
日本3D教育協会は、2023年1月28日(土)、29日(日)千葉県南房総市の和田浦海岸沖にて、東京海洋大学や鴨川シーワールドのご協力のもと、中学生研究生18名と共に「コククジラの骨格標本を発掘、及び3Dデータ化」するイベントを開催いたします。
2022.12.21
日本3D教育協会は、2023年1月28日(土)、29日(日)千葉県南房総市の和田浦海岸沖にて、東京海洋大学や鴨川シーワールドのご協力のもと、中学生研究生18名と共に「コククジラの骨格標本を発掘、及び3Dデータ化」するイベントを開催いたします。
■クジラの骨の掘り起こし~3Dデータ化の見どころ
世界的に見てもクジラの骨格標本の少なさは、研究の大きな障害になっています。今回のイベントは、貴重な骨格標本を後世に残すねらいで企画したもので、千葉県の海岸に埋められているコククジラの掘り起こしを行い、最新の3D技術を使ってデータ化するというものです。国内に展示されているアジア系のコククジラ骨格標本は現在5個体しかなく、本プロジェクトの対象個体は6個体目となる科学的にも大変重要な標本になります。
掘り出された骨格は、海岸に設置した特設テント内で、その場で中学生研究生たち(海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクトの一期生・二期生18名)がこれまで学んだ技術を活かして3Dスキャンを実施、3Dデータ化を行ないます。クジラの骨を発掘、及び3Dデータ化して標本を未来に残す事は、将来の海洋研究に繋がります。
<ポイント>
・掘り出しの対象クジラは2016年に漂着した個体(体長8.9mメス)です
・掘り出し後の骨格は3Dデータ化されるほか、東京海洋大学において研究用標本として保管されます(所有権は鴨川シーワールド)
・日本周辺のコククジラ(アジア系個体群)の個体数は現在120頭程度と考えられており、絶滅が危惧されています。(IUCNレッドリスト:危機(EN)、日本政府:水産資源保護法対象種)
・中学生たちにとって鯨類骨格の掘り出し作業に立ち会えること自体が珍しいですが、実際に手を動かして作業をする他、専門家とともに最新鋭の機材を使って骨格標本の3Dデータ化ができることは極めて珍しい機会です
・中学生研究生は、関東の学校に通うスーパーキッズたち。最新の3D技術を活用した海洋生物の研究を通じて、将来、様々な分野で活躍できる人材となるよう学んでいます
【クジラの骨格標本掘り起こし&3Dでデータ化】イベント
<日程>
2023年1月28日(土)13:00~16:30
13:00~13:15 開講式・ご挨拶
13:20~16:30 コククジラの掘り起こし+3Dスキャン
※雨天決行
<開催場所>
和田浦海岸(千葉県南房総市和田町下三原393付近の海岸)
<ウェブサイト>
海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクト
https://kaiyo-3d.y-artfactory.jp/
本イベントはクラウドファンディングによりご支援いただいて実施いたします。
イベント詳細や私たちの想いなどは、こちらもご参照ください。
https://camp-fire.jp/projects/view/637382
<メディアの方はこちら>
一般社団法人日本3D教育協会
メールアドレス:support@3d-kyoiku.jp