点灯150周年を迎える「潮岬灯台特別一般公開」および「潮岬灯台クルーズ体験と講演会」イベントを開催します!
紀の国灯台利活用推進委員会は、灯台の文化的価値の向上と利活用を目的に活動しています。その一環として、2023年1月21日(土)、22日(日)に潮岬灯台でイベントを開催することにいたしました。
2023.01.10
紀の国灯台利活用推進委員会は、灯台の文化的価値の向上と利活用を目的に活動しています。その一環として、2023年1月21日(土)、22日(日)に潮岬灯台でイベントを開催することにいたしました。
21日の14時~16時30分までは田辺海上保安部の協力により、普段は登れない灯室(光源が設置されているランタンルーム)まで登ることができます。また先着で150名に灯台のアクリルキーホルダーをプレンゼント。22日は、潮岬灯台の設計者や、歴代の光源について、新たに見つかった資料や、そこから導き出された新事実を講演会の中で発表します。また今後の灯台の観光活用を目指し、潮岬灯台を海から眺めることのできるクルーズも実施します。
このプロジェクトは、灯台の存在意義を高め、灯台を起点とする海洋文化を次世代へと継承していく「海と灯台プロジェクト 新たな灯台利活用モデル事業」の一環として実施します。
潮岬灯台について
2023年は潮岬が正式に点灯してから150周年のアニバーサリーイヤーです。当時は「日本の灯台の父」であるスコットランド人のR.H.ブラントンによって建てられた木造灯台でした。しかし耐久性の問題でブラントンの後任であるイングランド人のJ.マクリッチにより明治11(1878)年に現在の石造灯台に建て替えられます。つまりお雇い外国人技師2名が関わった歴史的大灯台です。本州最南端に建つ灯台として、世紀を超えて重要な光を放っています。
潮岬灯台特別一般公開
<日程>
2023年1月21日(土)14:00~16:30
<開催場所>
潮岬灯台(和歌山県東牟婁郡串本町潮岬2877)
※JR紀勢本線串本駅下車
串本駅~(串本町コミュニティバス潮岬線)~潮岬灯台前下車(約15分)徒歩約3分
<内容>
田辺海上保安部の協力による一般公開
※先着150名に「灯台アクリルキーホルダー」プレゼント
<参考>
9:00~14:00では公益社団法人燈光会による通常の参観事業を実施。
無料(寄付金不要)で入場いただけるのは14:00~16:30となります。
当日は火祭り開催で混雑が予想されるため公共交通機関をご利用ください。
潮岬灯台クルーズ体験と講演会
<日程>
2023年1月22日(日)10:00~13:00頃
<開催場所>
和歌山東漁業協同組合(和歌山県東牟婁郡串本町串本1884)
※JR紀勢本線串本駅下車 串本駅から徒歩15分
<内容>
10:00~11:00 『潮岬灯台を海から見てみよう。灯台クルーズ体験』
11:30~12:30 『潮岬灯台の歴史発見 講演会』
講演テーマ
・潮岬灯台が建てられた歴史的背景
・初代灯台設計者のR.H.ブラントンと現灯台の設計者J.マクリッチについて
・潮岬灯台のレンズの謎、そして光の変遷
司会
不動まゆう(フリーペーパー「灯台どうだい?」編集長)
講演者
星野宏和(海上保安試験研究センター職員)、石島薫(フレネルレンズ研究者)
<参考>
乗船には定員があります。
今回、海上保安庁試験研究センターで発見された潮岬灯台のレンズの設計図。
これまで不明とされていた製造メーカーなどを解明するカギとなります。
<メディアの方はこちら>
紀の国灯台利活用推進委員会
メールアドレス:kinokuni.lighthouse@gmail.com