自宅やサークルで本格的なウニの受精実験に取り組めるイベント「全国一斉ウニの発生体験2023年度冬」を開催いたします!
お茶の水女子大学湾岸生物教育研究所は、2024年2月から3月にかけて自宅やサークルで本格的なウニの受精実験に取り組めるイベント「全国一斉ウニの発生体験2023年度冬」を開催いたします。
2023.12.19
お茶の水女子大学湾岸生物教育研究所は、2024年2月から3月にかけて自宅やサークルで本格的なウニの受精実験に取り組めるイベント「全国一斉ウニの発生体験2023年度冬」を開催いたします。実験に使用するのは冬に繁殖期を迎える「バフンウニ」です。同じウニから採集した未受精卵や精子を全国の参加者に分配し、参加者同士をオンラインイベントで繋いで一体感をもちながら実験を進めていきます。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
公式サイト https://sites.google.com/view/ocha-ocean/
公式X(旧twitter) https://twitter.com/umipro_ocha
「海と日本PROJECT 全国一斉ウニの発生体験」は、お茶の水女子大学湾岸生物教育研究所が行っている、全国の小中高等学校に海洋教育のための生の素材を教材として提供する事業と、一般向けの体験会とを融合させたイベントです。「全国一斉ウニの発生体験2023年度冬」は冬に繁殖期を迎える「バフンウニ」を用いた、教材送付と3種のオンライン会がセットになった複合イベントです。一般枠で申し込んで各ご家庭で実験に取り組むこともでき、市民サークル等を「拠点」として参加することもできます。
「拠点」とは受精体験イベント等を開催することで教材を二次的に配布してくれるサークル、個人、学校のことで、拠点枠で申し込まれる場合には実施場所の規模や設備に合わせた教材のカスタマイズも可能です。
■教材送付
以下の2種類の教材を全国各地にお届けします。一般向けに簡単な実験器具も一緒に送りますので、各自顕微鏡を用意してもらえれば参加が可能です。受精実験を行うには「未受精卵と精子」 教材に申し込んでください。受精実験の後に幼生飼育にも挑戦したい方は「植物プランクトンと動物プランクトン」教材も合わせて申し込んでください。
【未受精卵と精子】
ウニの卵と精子を冷蔵便にて送付します。シャーレやスポイトなどの器具も同梱します(左写真)ので、経験の無い方でも混ぜるだけで簡単に本格的な発生実験を行うことができます。バフンウニの卵精子は家庭用冷蔵庫で1週間くらい保管ができ、その間は何度でも実験を行うことができます。受精や発生の観察には顕微鏡が必要です。
【植物プランクトンと動物プランクトン】
受精実験で発生させた幼生を、初期プルテウス以降も継続して育てるためには餌と飼育設備が必要です。この教材はウニ幼生を飼育するための装置(中央の写真)の貸与とケイソウ培養のための試薬類(右写真)の提供とがセットになっています。餌となるケイソウを培養しながらウニ幼生を飼育することは海の生態系の一部を自分の手で再現することとなり、より深く海が学べます。幼生飼育を考えている方は、卵精子を申し込む時点でこちらも合わせて申し込んでください。
■オンライン相談会
教材を受け取った後にオンライン相談会で簡単な研修と交流を行います。研修を行うのは以前にイベントに参加してもらった先輩参加者で、家庭で実験を行う際のコツや失敗談などを紹介予定です。
■オンライン報告会
3月中旬に受精実験と幼生飼育から学んだことを発表し合います。一般参加者と学校単位での参加者との合同イベントで、部活動で参加する中高生の発表や、学校教員からの授業実施報告など、zoomを通して聞くことが出来ます。
■表現作品コンテスト
春休み(3月下旬)に開催します。「海を表現」した作品をオンライン上で展示し、相互投票でグランプリを決定します。グランプリ投票以外に「綺麗な写真撮ったで賞」などの特別賞を贈り合い参加者同士の交流も行います。「観察レポート部門」「アート部門」「ウニと環境部門」の3つのカテゴリーで作品を募集する予定です。
概要
<期間>
2024年2月から3月にかけて (詳細は下記実施スケジュール欄参照)
<開催場所>
全国各地の各家庭で受講できるオンラインイベントです。
※イベント時に使用するzoomのURLは後日参加対象者へご案内します。
<参加対象>
全国各地の 小学生、中学生、高校生、大人、親子
(小学校中学年以下のお子様は親子での参加が望ましいです)
<実施スケジュール>
■2024年2月13日卵精子教材出荷
(14日もしくは15日の配達となる地域もあります)
※お茶の水女子大学湾岸生物教育研究所(千葉県館山市香11)から全国に教材を送付します。
※餌の準備に数日かかるので、プランクトン教材は卵精子の前の週にお届けします。
■2月15日オンライン相談会
■3月中旬 オンライン報告会
■3月下旬 オンライン表現作品コンテスト(結果発表は4月1日を予定)
※この一般枠スケジュール以外に、学校対象の教材送付日程や拠点枠もあり
<参加方法>
■公式サイト (https://sites.google.com/view/ocha-ocean/)のページ内にある申込書をダウンロードし、必要事項を記入し、wangan@cc.ocha.ac.jp 宛にメール添付で送ってください。
■イベントの案内や教材マニュアルもこのページに記載しております。
■定員は一般枠が約15件、拠点は別枠です。締切は2024年1月12日です。
※定員に達した場合は、上記公式サイトにてお知らせします。締切前でも受付できない場合がありますのでご了承ください。
■参加費は無料です。
参加には観察のための顕微鏡が必須。(参加決定後の入手でも可)
zoomに参加できる機器があれば参加可能です。
※携帯やパソコンなど種類は問いません。