【学生歓迎】海の課題にデザインの力で向き合う「海のデザインスクール2024」千葉県いすみ市にて10月開講決定!
イシュープラスデザインは、2024年10月12日(土) 〜14日(祝月)に「海のデザインスクール2024 〜 身体とシステミックデザインで考える海と私たちの未来〜」を開催。社会課題を包括的に捉える「システミックデザイン」の手法を学び、釣りや魚食、ごみ拾い等の体験を通じて海と人間のつながりを身体で感じ、未来に対して私たちができることについて全員で感じ、考えていきます。
2024.08.01
イシュープラスデザインは、2024年10月12日(土) 〜14日(祝月)に「海のデザインスクール2024 〜 身体とシステミックデザインで考える海と私たちの未来〜」を開催いたします。このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
デザインを通じて社会課題の解決に取り組むissue+design(特定非営利活動法人イシュープラスデザイン:東京都文京区)は、「海のデザインスクール2024 〜 身体とシステミックデザインで考える海と私たちの未来〜」を千葉県いすみ市で開催します。2泊3日のプログラムでは社会課題を包括的に捉える「システミックデザイン」の手法を学び、釣りや魚食、ごみ拾い等の体験を通じて海と人間のつながりを身体で感じ、未来に対して私たちができることについて全員で感じ、考えていきます。
2008年の設立以降、issue+designが大切にしているデザインの考え方の一つが「システミックデザイン」です。社会システムの変容に働きかける本質的な解決策を見出すためには、課題を個別に考えるのではなく、関連する全ての要素・システムとの関係性を包括的に理解することが求められます。
気候変動や海の酸性化、海洋汚染といった海の変化は、人間の生命に関わる重大な問題であり、一方で、人間の抑制なき自由競争の結果、引き起こされた問題でもあります。経済の発展によって、私たちは土地の環境に依存することなく、必要なものを手に入れ、働き、暮らすことができるようになりましたが、特に都市部で暮らしていると、自然とのつながりを感じる機会は多くありません。
海を取り巻く課題の構造を整理する中で、海洋生態系の変容を引き起こしている要因は、人間の自然体験の減少と自然観察力の低下にあるのではないか?という問いに辿りつきました。そこで企画したのが「身体性」にこだわった本プログラムです。
キャンプには、長年ソーシャルデザインの分野で活躍してきたissuedesignの代表・筧裕介と、元水産庁職員で元漁師であるウエカツ水産の代表・上田勝彦氏の二名が講師として参加します。
地球において人間とはどういう存在なのか?私たち人間が目指すべき未来の方向性はどこにあるのか?課題の構造を頭で理解するだけなく、全身で海や自然を感じ、深く思考する2泊3日のプログラム。学生・社会人、水産やデザインの知識の有無は問いません。よりよい未来をつくるため、本質的なアプローチをしたいと思っている方、ご応募お待ちしています。
応募要件
・事前講義を含む、すべてのプログラムに参加できること
・海や魚の問題に関心があること
・社会課題の解決に関心があること
・他者と協働しながら、前向きに課題に取り組めること
応募方法
フォームから【9/4(水)】までに必要事項を記入し、お申込みください。
選考結果を9月中旬頃にご連絡させていただきます。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd4nyhP4ebC2ZcGWH1z6hgSPiFRzEHFhvcKhhwo9YS3z0fhKw/viewform
注意事項
・デザインや水産の専門知識がなくても大丈夫です。
・屋外体験を含むため、天候次第でプログラム内容を変更する可能性がありますが、基本延期はしません。
・本イベントでは、広報や記録を目的とした写真・動画の撮影を行います。SNSやWEBサイト、メディアなどで使用されることをご了承ください。
・高校生は保護者の同意が必須です
”システミックデザイン”とは
個々の問題を孤立させず、関連するすべての要素やシステムを包括的に理解し、網羅的な解決策を提供するための方法論です。本プログラムでは、システミックデザインのアプローチを用いることで、海の本質的な課題を見極め、海と私たちを取り巻くシステム自体の変容に挑戦します。
講師
筧 裕介/issue+design 代表
一橋大学社会学部卒業。 東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)。 慶應義塾大学大学院特任教授。 2008年ソーシャルデザインプロジェクトissue+ design を設立。以降、社会課題解決のためのデザイン領域の研究、 実践に取り組む。カンヌライオンズ(仏)、D&AD(英)、グッドデザイン賞BEST100他、国内外の受賞多数著書に『地域を変えるデザイン』、『 ソーシャルデザイン実践ガイド』、『人口減少×デザイン』、『 持続可能な地域のつくりかた』『認知症世界の歩き方』など。
上田勝彦/ウエカツ水産 代表取締役
東京海洋大学客員教授。長崎大学水産学部在学中から漁師として働き、魚の研究を続ける。その後、水産庁勤務を経て、2015年より現職。 「生産」「流通」「小売」「飲食」「家庭の食卓」と、あらゆる分野で料理講習や講演、テレビ・雑誌などのメディアを通じて、魚を食べることの意味を発信し続けている。主な著書に『ウエカツの目からウロコの魚料理』(東京書籍)、『ウエカツさん直伝!子どもが食いつく魚レシピとヒミツ』(メイト)など。
水内智英/京都工芸繊維大学准教授
武蔵野美術大学基礎デザイン学科で基礎デザイン学を、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ大学院 MA Design Futuresでメタデザインを学ぶ。京都工芸繊維大学で博士号を取得。英日のクリエイティブエージェンシー勤務、名古屋芸術大学准教授などを経て現職。デザインの在り方それ自体を問いなおすための研究に取り組み、とりわけソーシャルイノベーションや幅広い主体との協働デザインに関する研究活動、実践的プロジェクトを行う。NPO法人 issue+design クリエイティブディレクター/理事、基礎デザイン学会理事。
海のデザインスクール2024
<日程>
2024年10月12日(土)~14日(祝月)
※参加申し込み受付開始 8月1日~
<会場>
千葉県いすみ市内
※初日JR外房線「上総一ノ宮駅」集合
<プログラム>
10月12日(土)
12:00 JR外房線「上総一ノ宮駅」集合
PM 「里山と川のつながりを感じ、干潟の役割を学ぶ」(SUP、散策予定)
10月13日(日)
AM 「海の豊かさと厳しさを感じる」(船釣り予定)
PM 「魚をおいしく食べる知識と技術、いすみ市の水産業が抱える課題について知る」(魚さばき、トークセッション)
「海をとりまく課題を整理する」(個別ワーク予定)
10月14日(祝月)
AM 「望ましい未来をデザインする」(グループワーク予定)
16:00 JR外房線「上総一ノ宮駅」にて解散
※最終日は、プレゼンテーションがあります。アウトプットの方法・詳細はプログラムの中でお伝えします
※スケジュールは現時点での予定です。天候などの影響で変更になる可能性もございます。
<参加方法>
下記フォームよりお申込みください
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd4nyhP4ebC2ZcGWH1z6hgSPiFRzEHFhvcKhhwo9YS3z0fhKw/viewform
別途、オンラインで事前のオリエンテーションおよび講義を行います。こちらの参加は必須です。
事前説明会:2024年9月2日(月)18:30-20:00(1.5h)@オンライン
宿泊場所:千葉県いすみ市内にて事務局が手配します(宿泊施設で宿泊します)
定 員:15名程度。応募多数の場合、選考となります
対 象:年齢不問。高校生以上の学生歓迎
参加費:一般 50,000円(税込)/※ 学生は参加費無料
(期間中の食事、宿泊、アクティビティなどにかかる費用を含む)
※ 現地までの交通費は自己負担となります