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廃漁網を再生したサステナブルアート展示を通じて環境問題への行動を促進

一般社団法人SWiTCHは、2024年8月17日(土)から「渋谷で感じる海。プロジェクト」を開催。都市部と海のつながりを再認識させ、海洋問題を含む環境問題への具体的行動を促進することを目的としています。

2024.08.15

一般社団法人SWiTCHは、2024年8月17日(土)から「渋谷で感じる海。プロジェクト」を開催いたします。このプロジェクトは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

本プロジェクトは、都市部と海のつながりを再認識させ、海洋問題を含む環境問題への具体的行動を促進することを目的としています。

地球温暖化が加速する中、世代・業界・国境を超えた「若者の熱で地球を冷やす」取り組みとして、渋谷区・渋谷区教育委員会・一般社団法人渋谷未来デザインの後援のもと実施されます。

公式サイト:https://switch.bio/challenge-15/event/gxshibuya2024/#project_04
公式SNS:https://www.instagram.com/switch_projects/

<日時>
2024年8月17日(土)〜8月31日(土)
<会場>
渋谷駅東口地下広場/UPLIGHT COFFEE前
※渋谷駅 B7出口 直結
https://maps.app.goo.gl/AacYGwMKMUeUKYQQ7

「渋谷で感じる海。プロジェクト」の目的

目の前に見えなくても、渋谷は海とつながっています。都市は自然と無関係と錯覚しがちですが、実は、都市こそが自然に大きな影響を与えています。本プロジェクトは、渋谷と海とのつながりを感じる機会を提供し、都市生活者の環境への意識を高めます。そして、街でできる具体的な環境アクションの実践を促進することで、持続可能な未来への貢献を目指します。

<プロジェクト概要>
「渋谷で感じる海。プロジェクト」では、渋谷をステージに小中高大学生・企業・自治体・アカデミアが連携し、環境にプラスのインパクトを与える6つのプロジェクトを実施しています。

1.アート作品展示
<廃漁網100%の巨大アート展示>
日時:2024年8月17日(土)〜8月31日(土)
場所:渋谷駅東口地下広場/UPLIGHT COFFEE前
作品名「From The OCEAN
海洋プラスチックの約50%が漁網や漁具由来と言われる中、本プロジェクトは漁網のリサイクルに着目しました。投棄前回収の重要性を踏まえ、廃漁網100%の生地Netplus®を使用。縫糸も同素材とし、展示後も継続的な資源利用を可能にしています。
渋谷川直下には、肉眼では見えない数ミリのプランクトンを全長8メートルに拡大した作品を展示し、微小生物の視点を体感できる空間を創出しています。さらに、地下広場では日本プランクトン学会提供の美麗なプランクトン写真を約1000倍に拡大展示し、海洋生態系の神秘に迫ります。
本作品制作には渋谷区の小中学生も参加。環境問題への意識啓発と地域連携を同時に実現する、意義深い取り組みとなっています。

アーティスト LEMIE.(佐座 レミ)
ロンドン芸術大学 Cetral Saint Martins卒業。LVMH主催 Mason0にノミネートされる。ロンドンと東京を拠点に地球一つで暮らせる未来のためのアートプロジェクトを展開。

2.渋谷駅周辺サイネージジャック
<地球環境の現状と脱炭素の好事例を動画で発信>


SWiTCHは2024年4月より、一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメントと連携し、渋谷駅周辺5か所で環境啓発プロジェクトを展開しています。日本最大のサイネージやハチ公前を含む主要スポットで、地球環境の現状と環境にプラスのインパクトを与える事例を動画で紹介しています。
放映は渋谷スクランブルスクエア、渋谷フクラス、渋谷ヒカリエ、SHIBU HACHI BOX、渋谷駅東口地下広場で行われています。これらの場所を通じて、多くの人々が日常的に環境問題に触れ、考える機会を提供しています。

3.小中学校ワークショップ
<渋谷と海のつながりを体験するワークショップ>
SWiTCHは7月から8月にかけて、日本財団 海と日本プロジェクトの助成を受け小中学生を対象とした全5回のワークショップを実施しました。渋谷区をはじめとする小中学校19校からのべ220名の児童が参加し、環境教育と創造的活動を体験しました。ワークショップでは参加者が地域の川や池の水を採取し、プランクトンを観察。その後、東京大学の学生からプランクトンと海についてのレクチャーを受けました。渋谷川から海へプラスチックが流れ、生態系にどのように影響するのか学びました。学びの集大成として、参加者たちは海洋プラスチックや温暖化問題を解決する「地球を元気にするオリジナルのプランクトン」を描きました。この活動を通じて、子どもたちの環境問題への理解と創造的な問題解決能力の育成を図りました。

4.プランクトン図鑑
<小中学生が考える「地球を元気にするプランクトン」をオンラインで紹介>

渋谷でワークショップに参加した小中学生の作品に加え、プロジェクトに賛同したイギリスの小学生からも作品が寄せられました。プランクトンがもつ地球を元気にする影響力について作品を描いた児童本人の解説つきで、特設サイト「地球を元気にするプランクトン図鑑」で公開しています。

5.トークセッション
<渋谷で感じる海。プロジェクト「海と人間の共存の未来」>


日時:2024年8月23日(金) 16:30~18:30
場所:渋⾕スクランブルスクエア15階 SHIBUYA QWS
形式:ハイブリット開催(対面・オンライン配信あり)
内容:「海と人間の共存」海洋問題に対する取り組みを行っている企業や海洋関係のアカデミアと一緒に「海と人間の共存」について対話します。

登壇者
・篠 健司 氏 (パタゴニア日本支社 環境社会部 ブランド・レスポンシビリティ・マネージャー)
・高橋 浩平 氏 (豊田通商株式会社 サステナブルファッション部)
・関 幸太郎 氏 (ELLANGE INC.代表取締役)
・安田 仁奈 氏 (東京大学大学院農学生命科学研究科 教授)
・河口 尚志 氏 (渋谷区立臨川小学校 校長)

6.明治 コラボカフェ
<カカオの多様な活用を紹介>


8月17日〜31日、巨大プランクトン展示会場内の UPLIGHT COFFEEで株式会社 明治が、チョコレートにとどまらないカカオの活用法を紹介。カカオ豆から抽出した新素材とカカオ果汁を組み合わせた「カカオはフルーツ」ということを体験できるフルーティーなジュースや、カカオ豆の皮である「カカオハスク」を生活インテリアやアパレルに応用した事例など。
期間限定で2種類のオリジナルカカオドリンクも愉しめます。

 

「渋谷で感じる海。プロジェクト」参加企業・団体
共催:一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメント
協賛:株式会社 明治・豊田通商株式会社・NEC(日本電気株式会社)
後援:渋谷区・渋谷区教育委員会・一般社団法人渋谷未来デザイン
協力:三菱UFJ銀行・パタゴニア日本支社・Ellange株式会社・日本プランクトン学会・学校法人 文化学園 文化ファッション大学院大学・渋谷区立臨川小学校・渋谷区立笹塚中学校・ISCA TOKYO
助成:日本財団 海と日本プロジェクト

豊田通商株式会社:
豊田通商はトヨタグループを構成する総合商社としてグローバルに事業を展開。廃漁網100%の再生ナイロン素材ブランド「NetPlus®」を保有・運営しているBureo社と共に廃漁網のリサイクルを促進し、アパレル向けを中心とした生地の製造販売を通じ、海洋環境保全のみならず、地域創生プログラムの開発・運営を支援している。

株式会社 明治:
明治は2006年から独自の産地支援「メイジ・カカオ・サポート」をスタート。さらに、2022年からは「ひらけ、カカオ。」をスローガンに、「フルーツとしてのカカオ」すべてと向き合い、新しい価値の食品だけでなく、カカオの未活用部分を活用したライフスタイルブランド「CACAO STYLE」も提案。カカオの新しい魅力をお客様にお届けし、カカオの経済価値を向上させ、カカオ産地に還元することで、サステナブルな循環を目指している。

 

<サステナブルアーティストLEMIEと佐座マナによる、アート見学会>
COPに日本政府団として参加している佐座マナ(29才)と、ロンドン芸術大学 Central Saint Martis卒のサステナブルアーティスト 佐座レミ(25才)の姉妹がガイドする「地球を元気にするアートツアー」も開催予定。参加者募集中。
開催日:8月17日(土) ・8月19日(月)・ 8月20日(火) いずれも10:00〜11:00