海のレジャー、確認しなくて大丈夫? 〜海水浴客の9割が津波時の避難先を知らないと回答〜
2017.08.03
日本発の津波防災の合図であるオレンジフラッグを普及啓発するプロジェクト「#beORANGE(URL:http://beorange.jp/)」を企画・運営する一般社団法人防災ガール(代表理事:田中美咲 以下、防災ガール)は「海と日本プロジェクト」の一環として、2017年7月15日、三連休初日の宮崎県宮崎市青島エリアにて津波防災に関する意識・対策に関してアンケート調査を実施しました。
いよいよ本格的な夏シーズンの到来。楽しい海水浴中に考えたくはないものですが、宮崎の中でも観光客の多い宮崎市にある青島でビーチに来ていた59人の男女に津波防災に関するアンケート調査をしたところ、40.6%(※)の人が「地震が来てもどうしたらいいかわからない」または「逃げると言いながらも間違った行動をとってしまう」ということが判明しました。
(※7割の「逃げる」という回答者のうち、津波避難に適切でない場所を回答した9名を含む。)
今回の調査で、海に来た観光客、海水浴客の津波に対する意識の低さが改めて浮き彫りになり、既存のハード面だけの対策ではなく、誰もがわかるソフト面対策の必要性を示唆する調査結果と
なりました。
防災ガールと日本財団が現在展開中の津波防災の普及プロジェクト「#beORANGE」では、津波がきたことを知らせる日本発の合図「オレンジフラッグ」を全国に広めています。次来る災害に向けて、視認性高く、非言語でわかりやすいため、現在全国で地元のサーファーや学生をはじめ海が好きな人が集まり自分たちの手で海と共に生きることを実践しています。
この機会に、沿岸部で暮らす人や観光客に向けて安全な場所への誘導、より迅速な津波避難を呼びかける合図として、オレンジフラッグの設置/普及/啓発の活動を加速させたいと考えております。
【調査概要】
調査名:#beORANGE 実態調査
調査対象: 宮崎県宮崎市青島エリアを訪れている宮崎県民/観光客
調査期間: 2017年7月15日 13:00-16:00
調査方法: ランダムに選んだ調査対象への対面式アンケート調査
調査人数:総数59名にアンケートを実施
====対象者:属性詳細===================
[性別]女性49% 男性51%
[年代]10代 6.77%、20代 30.5%、30代 22.03%、40代 30.5% 50代 6.77%、60代3.38%
[住まい]宮崎県民 52.54%、県外 45.76%
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【調査結果トピックス】
①約7割が地震がきたら逃げると回答…しかし、逃げる場所を知らない人が90%以上の結果に!
②そもそも、「津波避難ビル」の存在を知らない人が約75%もいる事実。
③ビーチには、波と津波の違いがわからない人も60%以上いるということが判明。
くわしくはこちら
<お問い合わせ先>
「#beORANGE」プロジェクト
TEL:03-6801-5144 MAIL:bosai.girl@gmail.com
URL:http://bosai-girl.com/