海ノ民話のまち 鞆の浦(広島県福山市)の民話のアニメ 「百貫島物語」とコラボした文房具が完成!
一般社団法人日本昔ばなし協会は、一般社団法人瀬戸内プロジェクトin広島と連携し、日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」の一環として、汐待のまち福山市鞆の浦に伝わる民話「百貫島物語」のアニメーションを製作。この度、福山市の文具メーカー丸天産業の協力で、アニメ「百貫島物語」オリジナル文房具4種が完成しました。
2024.04.26
一般社団法人日本昔ばなし協会は、一般社団法人瀬戸内プロジェクトin広島と連携し、日本財団が取り組む「海ノ民話のまちプロジェクト」の一環として、汐待のまち福山市鞆の浦に伝わる民話「百貫島物語」のアニメーションを製作しました。この度アニメ完成を記念して、福山市の文具メーカー丸天産業の協力で、アニメ「百貫島物語」オリジナル文房具4種が完成しました。いずれもアニメの登場人物や、鞆の浦の海の情景をちりばめてあり、手に取った人に「鞆の浦の海の歴史と文化をもっと知ってほしい」という願いが込められています。
この取り組みは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環で実施しています。
<民話『百貫島物語』とは?あらすじ>
むかし近江の武将、藤原正道が安芸の宮島へのお参りの帰り、鞆の仙酔島そばで、代々伝わる家宝の刀を海に落としてしまいました。鞆の漁師たちに「金を出すので海に沈んだ刀を取ってきてほしい」と頼みましたが、この海域には“フカ(サメ)”が出るため誰も行こうとしませんでした。すると正道は「鞆の漁師は臆病者ばかり。情けない奴らだ」と罵りだしました。それを聞いた大勢の漁師のなかから、一人の若者が、鞆の漁師の名が傷つけられては引っ込んではおれん、と名乗り出ました。銭のためではなく、鞆の漁師が腑抜けではないことを示す、と言って海に飛び込みました。やがて、刀をくわえた若者が浮かび上がってきましたが、刀を正道に渡すと、力尽きたようにそのまま海へ沈んでいってしまいました。正道は自分の不注意のために、けなげな若者を死なせてしまったと、若者のために百貫のお金をだして、近くの島を買い取り、そこに「十一重の石塔」を建てて供養しました。
【左】民話で語られ、アニメでも描かれている弁天島(百貫島)に現存する弁天島塔婆(べんてんじまとうば)
【右】(九層石塔婆)広島県指定重要文化財を見学する児童たち。十一重だったものが欠損し九重になっている。
県内でも最古(鎌倉時代)の石塔である。
<アニメ「百貫島物語」ぜひご覧ください>
広島県福山市の海ノ民話アニメーション「百貫島物語」や福山市にまつわる情報はこちらからご覧いただけます。
https://uminominwa.jp/animation/62/
<オリジナル文房具 概要>
アニメ「百貫島物語」オリジナルマスキングテープ 300円税込
アニメ「百貫島物語」オリジナル付箋 350円税込
アニメ「百貫島物語」オリジナル折りたたみ定規(分度器付き)250円税込
アニメ「百貫島物語」コラボオリジナルB5ノート 200円税込
この4種類の文房具は2024年5月より、RCCWEBショップ(https://shop.rcc.jp/)で全国から購入できる他、地元鞆の浦の観光土産物店などでも販売される予定です。
オリジナル文房具4種 B5ノートの中側にもアニメのキャラクターが。
日本昔ばなし協会公式サイト https://www.nippon-mukashibanashi.or.jp/
公式HP https://uminominwa.jp/
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