海ごみゼロウィークに向けて、いま改めて知っておきたい海洋ごみの真実
もうすぐ始まる海ごみゼロウィーク。でも、なぜいま「海ごみ」なの?海洋ごみの現状を正しく知っておこう
2019.04.19
いよいよGW! 近年稀にみる超大型連休を、みなさん思いっきり楽しんでくださいね(海や川、山などで気持ちよく過ごしたあとは、ごみもきれいに持ち帰りましょう)。
そしてGW後は、いよいよ5月末から「海ごみゼロウィーク」がスタートします!
「なんだっけ、それ?」と思った方、いらっしゃいますか? これは「海ごみゼロ」を目指して今年から始まった、全国一斉ごみ拾いプロジェクトです。
今回は、海ごみゼロウィーク開催に先駆けて、改めて「海洋ごみ」について知ることから始めましょう。
海洋ごみとは、漂着ごみ、漂流ごみ、海底ごみの総称で、種類もプラスチックや紙、金属やガラスなどさまざまです。具体的には、ペットボトルやレジ袋、お菓子の包装紙など、私たちの生活から出るごみが大量に見つかります。
「ごみを海に捨てたりしないのに、なぜ大量?」と思うかもしれません。でも実は、海洋ごみの約8割は、風や川に運ばれてきた街の生活ごみ。そして一度流れ出てしまったごみは、海を渡って諸外国の岸辺を汚し、生態系や環境を破壊し続けるのです。
とてもショッキングな事実ですが、私たちは四方を海に囲まれた日本に暮らし、海の恩恵を受けながら、海とともに生きてきました。だからこそ、もう海にあふれ続けるごみを見過ごすわけにはいきません。
「海ごみゼロウィーク」は、そんな海洋ごみ問題に立ち向かう第一歩。一人ひとりが「これ以上、海にごみを出さない」という強い意思を持ってアクションを起こしていく取組です。
私たちが無自覚に排出してしまったかもしれない大量のごみを、全国の皆さんと一緒に回収するチャンス! 個人でも参加できますし、「#umigomi」でつぶやけば全国の参加者とつながります。「海ごみゼロウィーク」の特設サイト(https://uminohi.jp/umigomi/zeroweek/)をぜひ覗いてみてください。皆さんの参加をお待ちしています!