岩手の地ビール会社「ベアレン醸造所」とコラボした海のビールが誕生!
海を思いながら味わってもらいたい。地元愛にあふれた岩手の推進パートナー、ベアレン醸造所の思いとは
2020.07.27
海と日本プロジェクトでは、取り組みに賛同いただいている推進パートナーとの連携で、数々のコラボ商品が誕生しています。
今年も7月13日には岩手県盛岡市の地ビール会社、ベアレン醸造所とのコラボで海のビール、『イーハトーブの海』が限定発売されました。
海のビールとは、いったいどんなビール?
今回はコラボビールの製造元である推進パートナー、ベアレン醸造所をご紹介します。
岩手の誇れるビールになろう!が合言葉
盛岡で2001年に設立されたベアレン醸造所は、“岩手の誇れるビールになろう!”という一貫した思いを持ち続けた地域密着型企業です。
これまでにも、復興支援活動をきっかけに沿岸部と連携したイベントを多数実施され、さらには、岩手県内の全市町村で手作りのビアイベントを開催するという無謀な(?)チャレンジにも成功されています。
そんな岩手への愛に溢れたベアレン醸造所がつくった『イーハトーブの海』とは、どんなビールなのでしょう?
「夏の発売になるので爽やかで飲み口のよいもの、そして、海ということから海塩を使ったら面白いんじゃないかと思ってつくりました」と教えてくださったのは、専務取締役の嶌田洋一さん。
素材に使われているのは岩手県沿岸部の野田村産の塩で、野田村とは震災後にイベントを共催して以来、長いお付き合いが続いているそうです。
ホップも県内産を使用されていますが、「若手農家やボランティアも交えて、一昨年度から“しずくいしホップチャレンジ”というホップ栽培の新しい取り組みに一緒に挑戦しているところです」と、仕入先は単なる調達関係ではない様子。
そんな地域に根ざした数々の取り組みから、『イーハトーブの海』は生まれました。
『イーハトーブの海』で海を味わい、海を思ってもらいたい
パッケージからも岩手の海を想起させる『イーハトーブの海』。
宮沢賢治が表現した「理想郷」を表すイーハトーブは、岩手県民からすると内陸のイメージが強いそう。そんな野山の情景と海をかけあわせたネーミングに加え、童話に出てくるようなかわいらしい海のイラストが目を引きます。
「単純に飲んでおいしいというだけではなくて、このビールをきっかけに、そういえば最近海行ってないねとか、海へ思いを馳せながら、会話を弾ませてもらえればと思います」と、お酒がもつストーリーも味わってもらいたいと話されていました。
そして気になる味わいについては、「もしかしたら塩が入っているとは気づかないかもしれません。でも海のミネラルが感じられる、バランスよいビールになっていると思いますよ」と教えてくださいました。
ますます気になってしかたがない“ほどよいミネラル感”は、ぜひご自身の舌で確かめてみてください。
ビールづくりに美味しい水は不可欠だからこそ連携活動を
最後に、嶌田さんご自身の海への思いや、海と日本プロジェクトとの連携についても伺ってみました。
「岩手にとって海は、川も含めてなくてはならない大切なもの。ビールをつくるには美味しい水が不可欠ですから、ベアレンにとっても海洋保全は取り組むべき課題です。今回のコラボをきっかけに私自身も関心が高まりました。今後、社員も含めて海と日本プロジェクトとの連携活動を発展させていければと考えています」と力強いメッセージをいただきました。
『イーハトーブの海』は、岩手県内のスーパーや百貨店、関西圏のスーパー、東京銀座のアンテナショップ「銀河プラザ」のほか、オンラインショップで8月まで販売予定です(なくなり次第終了)。
海を思い、海を味わうプレミアムなコラボビールを、この夏、ぜひお試しください。