日本各地の“ブルーサンタ”、ご存知ですか? 実は身近に存在しています
今年もブルーサンタが健やかな海の未来をつくるために各地で大活躍!
2019.11.28
もうすぐクリスマスですね。トナカイの引くソリに乗ってやって来るサンタクロースが待ち遠しいものですが、日本には青い衣装をまとったサンタクロースもいることをご存知ですか?
赤い服を着たサンタクロースは大きな袋にたくさんのプレゼントを詰めて12月に訪れますが、青い服を着たブルーサンタが活躍するのは夏。手にした袋に街へ溢れ出てしまったゴミを拾い集め、街をきれいにしてくれているんです。
その正体は、2016年から続くビーチクリーン活動「ブルーサンタ」の参加者の皆さん。運営するBLUE SHIPに賛同する団体や企業は2,000団体以上、これまでの延参加人数は3万人に迫る勢いで、この夏は海と日本プロジェクトの「海ごみゼロウィーク」にあわせて大活躍しました。
親子一緒にサンタ姿で楽しくごみ拾い
7月の海の日に宮崎県串間市の高松海水浴場で開かれたイベントには、親子連れなど約40名のブルーサンタが参加。砂浜に散乱するプラスチックごみなどを拾い集めました。みんなでお揃いのTシャツを身につけ、お子さんと一緒に楽しみながら地元の海をきれいにしていきました。
ブルーサンタがゴミ拾い
4年目の開催でゴミ回収に大きな成果
神奈川県藤沢市の片瀬東浜海岸でも、海の日に「ブルーサンタ・イン江ノ島」を開催。4年目になる今年は1700人が参加し、当日の浜辺はブルーサンタで大にぎわい。30リットルのごみ袋でおよそ190袋分ものごみが集められました。
神奈川県藤沢市 片瀬東浜海水浴場でブルーサンタがごみ拾い
見えない海の中もブルーサンタがお掃除
徳島日和佐町では約20名がブルーサンタに扮して、海中の清掃活動を行いました。海底のごみを拾うダイバーチームと、回収するサップ&パドルボードチームにわかれ、およそ1時間でプラスチックや缶、タイヤなどたくさんのごみが集められました。
綺麗な砂浜からは想像がつかないほどの海中ごみの多さに驚く参加者の姿もありましたが、「海は綺麗なほどいい」と清々しい表情でイベントを終えました。
海で活躍するブルーサンタには誰もがなれるので、興味を抱いたら詳しくはブルーサンタ(https://umisakura.com/bluesanta/)のサイトを覗いてみてください。
参加の申し込みにはブルーシップ(https://blueshipjapan.com/)への登録が必要です。
実は身近にいる、たくさんのブルーサンタたちと一緒に、より素敵な海の未来をつくるための活動を始めてみませんか。