夏休みは開催のピーク!地元の海を学ぶ体験学習イベントが今年も盛況です
海と日本プロジェクトオリジナル体験学習イベントの様子を伝えるレポートが続々と到着しています
2023.08.10
夏休みに入って今ピークを迎えているのが、全国各地で行われている海と日本プロジェクトのオリジナル体験学習イベントです。
地元の海をテーマに、さまざまな内容・スタイルで開催されていて、各エリア事務局のSNSなどでも、たびたび情報が発信されています。好奇心いっぱいの子どもたちの学びの様子を伝える実況もあったりして、賑わっています。
毎年恒例のイベントですが、実績をもとにその内容は年々進化していて人気も上昇中。
地元の小学生を主な対象としながら、エリアによっては他県の子どもたちとの共同学習が企画されていたり、協力機関や団体のサポートで貴重な体験機会が盛り込まれていたり。副読本や学習ノートの内容も充実していて、子どもたちが学びの内容を披露する発表会が予定されているエリアもあります。
それぞれのイベントは参加人数が限られてしまいますが、イベント内容を基に制作された学習サイトもたくさん揃っていて、自宅で学習イベントを追体験できます。
自由研究のヒントにもなるので、ぜひ参考にしてみてください。
北海道と兵庫の子どもたちが地元の運河について共同学習!北海道編も8月に開催
これまで沖縄や長崎の子どもたちと一緒に体験学習イベントを開催してきた北海道エリアですが、2023年は「ひょうご・おたる運河調査隊2023」を開催! 兵庫の子どもたちと一緒に、小樽運河と兵庫運河の歴史や環境を学んで、運河の未来を探ることがテーマです。
かつて北海道と兵庫を往来した北前船が停泊した歴史を学び、現在の環境も実地見聞。
7月に2泊3日で実施した「兵庫編」に続き、8月には「北海道編」が予定されています。お互いの地元の運河を比較しながら、どんな発見をしてくれるのか、楽しみです。
ひょうご・おたる運河調査隊2023【兵庫県】1日目
ひょうご・おたる運河調査隊2023【兵庫県】2日目①
ひょうご・おたる運河調査隊2023【兵庫県】2日目②
ひょうご・おたる運河調査隊2023【兵庫県】3日目 最終日
干拓によって変化した地元・八郎潟の環境や生態系を子どもたちが調査!
昔はたくさん獲れたヤマトシジミが水揚げされなくなったことなど、秋田県では「八郎潟と海のつながりは!? あきたシジミ調査隊」と題した体験学習を開催。干拓後に環境が大きく変化した八郎潟について、その成り立ちを大学の先生から教えてもらったり、カヌーに乗って水質調査用の水を採取したり。養殖場見学などを通してヤマトシジミの生態も調査。変わってしまった環境や生態系を元に戻す困難さを知った子どもたちですが、海の生き物のために自分たちに何ができるのか、考えてくれました。
八郎潟と海のつながりは!? 〜あきたシジミ調査隊〜スタート! 7/27①
八郎潟と海のつながりは!? 〜あきたシジミ調査隊〜スタート! 7/27②
八郎潟と海のつながりは!? 〜あきたシジミ調査隊〜スタート! 7/28①
八郎潟と海のつながりは!? 〜あきたシジミ調査隊〜スタート! 7/28②
郷土料理から海とのつながりが見える?海の豊かさを守るためにできることって?
海がないのに鯖寿司や鯖そうめんなど海の魚を使った郷土料理があるのはなぜ?という疑問から、滋賀県では「食卓から未来のうみを守り隊3」が開催されました。
琵琶湖の伝統漁法を見学したり、1泊2日で訪れたお隣の福井県では、同じ鯖を使った福井の郷土料理へしこについても学びました。また不漁続きの鯖を養殖する方法など、鯖文化を守る取り組みも調査。滋賀と海のつながりや、湖や海の豊かさを守るためにできることを考える体験学習になりました。
「食卓から未来のうみを守り隊3 〜郷土料理で海を考える〜」1日目
「食卓から未来のうみを守り隊3 〜郷土料理で海を考える〜」2日目
「食卓から未来のうみを守り隊3 〜郷土料理で海を考える〜」3日目