夏休みシーズンまっただ中!
海で楽しむだけでなく、海の生物について体験しながら学んでみませんか?
海は楽しく遊ぶだけでなく、さまざまな学びの場でもあります。 知るほどに海が好きになる、学びの取り組みをご紹介します。
2019.08.09
泳いだり、マリンスポーツに挑戦したりと、海ではさまざまな遊びを楽しむことができます。そして、海は多くの水産資源を育む場所であり、私たちの暮らしとも密接に関係しています。各地では海に対する関心を深め、身近な存在として捉えてもらうための学びの取り組みが進んでいます。
北海道の積丹では、小学生を対象に「コンブを知って積丹の海を楽しもう2019」という取り組みが2泊3日で開催されました。
海はもちろん、海に流れ込む川で生き物を探して、海と川の生物の違いを知ったり、漁業で使用する定置網につく海藻を取る作業を体験したりとさまざまな学びがありました。また最終日にはコンブ商品のパッケージ制作を通じて、コンブの魅力をじっくり考えるという取り組みも行われました。
参加者は、コンブをはじめとする身近にある海の幸の大切さを実感することができたようです。
愛媛県の鴨池海岸では、夜の海岸生物観察が行われました。このイベントは親子で参加する人が多く、浜辺の生物を観察したり、仕掛けを作ってウミホタルを捕まえたりしました。参加した人たちは浜辺にはたくさんの生き物がいることを実感したり、ウミホタルの美しさに感激したりと、海の魅力を再発見していたようです。
一方、大人が本格的に学ぶ機会も増えています。香川県では「かがわ里海大学」が組織され、里山ならぬ里海づくりに求められる人材育成と交流が行われています。今年の7月には「海の生き物観察講座」が開催され、瀬戸内海に見られる生き物の特徴や見分け方を学んだあと、磯での生き物観察も行われました。
この「かがわ里海大学」での学びは、私たちの暮らしにつながる海を大切にしようという思いを多くの人につないでいくことでしょう。
楽しみがいっぱいの海に、さまざまな生き物がいることや海の幸の大切さなど、海のことをよく知れば、もっともっと海を好きになり、大切にしようという思いが強くなることでしょう。
夏休みシーズン中は、海を知るイベントの開催が各地で目白押しです。ぜひ参加してみませんか。