海を知る・海を学ぶ夏の体験学習が各地で続々と開催!
夏休みもあとわずか。これまでに各地で開催された、海にまつわる体験学習イベントをご紹介します。
2019.08.23
楽しかった夏休みも、残りわずかになりました。
今年の夏休みも、子どもたちに、身近な海を感じたり学んでもらうためのイベントが、各地で開催されました。
ここで、いくつかをご紹介しましょう。
沖縄では、7月26日(金)からの3日間、「海のこども体験合宿2019」が行われました。
最初に子どもたちはメモの取り方や質問の仕方などを教わり、国際海洋環境情報センター(GODAC)でサンゴ礁について学習。
その後、近くの豊原海岸で漂着した海洋ごみを採取して分析などを行います。
翌27日(土)は、漁船に乗り込んで定置網漁を体験したり、漁港を見学したり。
さらに最終日には、海のさまざまな問題を解決するためのスローガンを考えて、学んだことを新聞にまとめました。
子どもたちには、海を身近に感じた3日間となったことでしょう。
長崎では、毎年恒例の「海のちゃんぽん部隊」が結成され、7月26日(日)から「こども新聞制作ワークショップ~海と日本PROJECT~」が開催されました。
参加した子供記者は、取材と新聞発行を行います。
まず取材の心構え、海の生物の話、安全講習などを学んだのち、船で海に繰り出しました。
船上では、水質改善のための水酸化マグネシウムを撒き、ヘドロの観察も。
新聞の発行が楽しみですね。
最後は島根からの報告です。
7月30日(火)からの3日間、「隠岐の島発見隊! 離島で見つける海の未来」が開催されました。
初日は、松江市で出発式を済ませた24名の子供探検隊が、船で隠岐の島町へ移動。
シーカヤックで島の外観を観察し、オリジナルの「探検ノート」に学んだことをしっかりと書き留めました。
2日目は、海岸のごみ拾いから始まり、ごみの原料や生き物への影響などを学習。午後からは、磯の観察やイカの解剖などを行いました。
最終日は、「隠岐ユネスコ世界ジオパーク」に出かけ、大自然を体感。オキサンショウウオの幼生の観察も行いました。
子どもたちが、3日間で学んだことをどのように発信していくのか、期待しながら見守りましょう。
どのイベントも、海で遊ぶだけではなく、海のごみの問題を考えたり、海洋生物や自然について学んだり、子どもたちにとって有意義な体験になったはず。
参加した子どもたちがまぶしく見えたなら、これから近くで開催されるイベントを探してみてはいかがでしょうか?
また、家族で海に遊びに行くだけでも、きっといろいろな発見があるはずです。