海と日本プロジェクトの各種学習プロジェクト、2023年度卒業シーズン到来
各種学習プロジェクトも卒業シーズンを迎え、子どもたちの海洋研究の集大成が披露されます
2024.02.15
卒業シーズン間近。2023年度の日本財団 海と日本プロジェクトの学習プロジェクトも、それぞれ参加者たちが学びの集大成を披露する、締めくくりの季節です。
専門家からアドバイスをもらったり、学校ではできない学びの体験をしたり。
好奇心旺盛に、楽しみながら真剣に取り組んだからこそ、深い学びにつながった様子です。
今年も若者たちがさまざまな成果を残していますが、これらの学習プロジェクトで最新技術や思考法を身につけて、卒業後も海に関する探究を続けてもらえたらと願っています。
今後の各プロジェクトの展開や来期生の募集情報など、詳しくは各公式サイトをチェックしてみてください。
深海に興味津々! 好奇心いっぱいの小学生たちが７ヶ月にわたって深海を研究
日本一の深海“駿河湾”では、次世代の海洋専門リーダーを育てる「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」が今年度も開催されました。深海魚の実態を学ぶフィールドワークや研究機関での体験学習に挑戦したのは、第２期生として参加した小学生10名。7ヶ月間にわたる深海研究の成果を映像にまとめ、1月の発表会に臨みました! 初めてとは思えないクオリティの高さに大人もびっくりした様子です。来年度の深海研究プログラムにも、注目ください。
深海に興味のある小学生10人が“深海とともに生きる”未来のアイデアをプレゼン！
深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト
研究生が手がけたコククジラの骨格標本と３Dデータがミュージアムの常設展示に
昨年度、「海洋研究３Dスーパーサイエンスプロジェクト」の研究生たちがコククジラの骨格の掘り起こしと３Dデータ化に取り組みました。その骨格標本と３Dデータが、研究・教育材料として2023年12月から東京海洋大学マリンサイエンスミュージアムで常設展示されることになりました。海洋生物と最新３D技術を学んだ中学生たちが、未来の研究のために残した成果のひとつです。
毎年、参加した研究士たちが大人たちの予想を上回る成果を残すプロジェクトですが、2023年度も3月に第3期生の研究発表会が開催されます。今年の発表にも期待が寄せられています。
海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクト
東京海洋大学 マリンサイエンスミュージアムにて「コククジラの骨格標本 展示開始式」を実施しました
10代の次世代研究者たちがチャレンジする海洋研究を応援！
2017年からスタートした「マリンチャレンジプログラム」は、海・水産・水環境に関わる研究に挑戦する10代の次世代研究者を応援するプログラムです。研究費の助成と研究コーチのサポートを受けて、地方大会を勝ち抜いた研究15件が2月の全国大会へ進みます。
研究テーマの対象は、船や洋上風力発電所などのものづくり、海洋生物や水産物の生態・活用研究、海の環境を知る＆守る研究、歴史や文化に関するものなど、毎年多彩で興味が尽きません! すでに来年度の募集は締め切られていますが、どんなチャレンジが見られるのか楽しみです。
ソーシャル・イノベーション・ニュース「アマモで醤油づくりが受賞！中高生が海に関わる研究を行う全国大会～マリンチャレンジプログラム2023全国大会～」
集中力や瞬発力が試される!? 海の未来を考える謎解きイベントに挑戦
学びや研究に熱中するには適度な息抜きも必要です。そんなときは、海の未来を考えるエンタメ要素たっぷりの謎解きイベント「危機迫る水族館を救え！巨大怪獣ポリマドンの謎」が頭の体操にぴったり。
開催場所は閉館後の水族館で、展示された生き物の生態をヒントに謎解きをするなかで海の異変に気づかされます。謎を解き、仕掛けられたミッションを制限時間内に全てクリアできるのか、集中力とひらめきが試されます。上級者でもなかなか難しい本格派ですが、東京のしながわ水族館、福岡のマリンワールド海の中道に続き、次は福島県でも開催予定。公式サイト、Xでご確認ください。
危機迫る水族館を救え！巨大怪獣ポリマドンの謎
