2022年度の活動を振り返り! 新年度のプロジェクトにもぜひご注目ください
年数を重ねるごとに大きく広がった海と日本プロジェクトのアクションを、2023年度もさらに拡大させていきます
2023.04.13
2023年4月、新年度がスタートして海プロは8年目を迎えました。
美しく豊かな海を次世代へ引き継ぐアクションを、今年も全国一丸で取り組んでいきます。
日々の地道な活動から注目のイベントまで、多彩なプログラムの準備が着々と進められていますが、
事業内容の深化はもちろん、関係者たちの広がりなどさまざまな形で相乗効果が生まれて、年数を重ねるごとに活動の幅も広がっています。
進化する取り組み、新しく誕生した活動など、昨年度の取り組みについて振り返りながらご紹介します。
海ごみゼロを目指した活動を継続中。スポGOMIは2023年、世界展開もスタート
CHANGE FOR THE BLUEでは春と秋の「海ごみゼロウィーク」キャンペーンをはじめ、全国で海洋ごみ問題解決への取り組みを継続中です。自治体の枠組みを超えて海洋ごみ削減モデルづくりを目指す「瀬戸内オーシャンズX」も大きく進展中。
また、ごみ拾いをスポーツにした「スポGOMI」は、強豪校の強さが印象的だった「スポGOMI甲子園2022」、eスポーツを組み込んだ「eスポGOMI 2022」の開催、アニメ「スポGOMIまちの絆づくり編」の配信スタートなど、大きく広がっています。
さらに2023年度は世界へ進出! 約20カ国が参加する「スポGOMIワールドカップ2023」への出場を目指して、4月から国内予選も順次スタートするのでぜひご注目ください。
CHANGE FOR THE BLUE
スポGOMI甲子園
アニメ スポGOMIまちの絆づくり編
スポGOMIワールドカップ2023
キッズサポーターが大活躍。子どもたちは海の未来をつくるパートナー!
2022年度は海プロのキッズサポーターたちが各地で大活躍しました。海への尽きない好奇心を胸に、独自の調査や研究、開発やイベントなどに熱心に取り組んでいました。
なかでも、異才な熱量を持つ子どもたちが集まった「全国子ども熱源サミット」では、大人顔負けのプレゼンテーションやディスカッションがあり、交流のなかで新たな気づきも得た様子。すでに“次”を見つめて目を輝かせていました。
海の未来をつくる取り組みには、子どもたちのパワーが欠かせないと印象付けられたプログラムでした。
全国子ども熱源サミット
海のキッズサポーター
子どもたち向けの高レベルな研究プロジェクトも人気
子どもたちの研究プロジェクトも参加者たちの熱量が高まっています。
日本一深い駿河湾を有する静岡県の「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」では、小学生15名が、深海を学びながらそれぞれの研究に没頭しました。
また、最新の3D技術を活用して海洋生物研究を行う中学生向けの「海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクト」には、2期生9名が参加。8ヶ月にわたる研究の末に完成させた3D 作品は、どれも着眼点、探究心、想像力など想像以上で、大人たちから驚きの声が漏れたほど。人材育成面でも期待が高まるプロジェクトは現在、第3期生を募集中です。
深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト
海洋研究3Dスーパーサイエンスプロジェクト
分野とのコラボを視野に、サミットで灯台の利活用をディスカション
地域の資産として灯台の文化的・歴史的価値を掘り起こし、異分野・異業種とも連携しながら利活用を図っていく「海と灯台プロジェクト」では、毎年恒例の海と灯台ウィーク期間に2022年度もさまざまな企画を実施しました。
各地の灯台でイベントを開催したほか、中村獅童さん出演の灯台番組の第2弾放送、文藝春秋社から書籍「海と灯台学」発行、「オール讀物」でのリレー連載開始なども話題に。
さらに「海と灯台サミット」を初開催。専門家や有識者、直木賞作家らをゲストに、灯台の魅力や可能性をエキサイティングに発信しました。今後の展開にも注目です。
海と灯台プロジェクト
各地の海の民話をアニメ化し累計42本が完成。一挙上映会も初開催!
全国津々浦々に残された海の民話や伝承を掘り起こし、アニメ化していく「海ノ民話のまちプロジェクト」が制作したアニメは、2022年度末で42作品。アニメづくりを通して海との関わりについて考えながら、地域の誇りを語り継いでいきます。
アニメ制作と同時に地元企業とのコラボで商品開発を行うなどの活動が評価され、9月には「京都アニものがたりAWARD 2022」で地域創生部門銀賞も受賞。
初開催となったアニメ一挙上映イベントでは、制作過程でのエピソードや、各地の民話に込められたメッセージなども紐解いて紹介していきました。
今年はどの地域の海の物語が発掘されるのか、楽しみです。
海ノ民話のまちプロジェクト
海と食の問題を「おいしい」をきっかけに知るプロジェクトを多彩に展開中
10月10日のトトの日(=魚の日)からの「海のごちそうウィーク」には、海のごちそうを味わいながら海のことをもっと知ろうと、全国でイベントやキャンペーンを展開しました。
東京で開催した「海のごちそうフェスティバル」では、全国の海産物や海プロとのコラボアイテム、また海と食の課題解決に取り組む「海のごちそう地域モデル」事業から誕生したオリジナルメニューなどを販売。イベントステージではクイズ大会のほか、「LOCAL FISH CANグランプリ」決勝大会を目前に控えた高校生たちが課題魚を使った缶詰づくりをプレゼンするなど大盛況。
“食”を通じて海の現状を知る活動は、今年度も全国でさまざまに展開予定です。
海のごちそうプロジェクト
LOCAL FISH CANグランプリ
ほかにも全国で実施している小学生向けオリジナル体験学習イベントは、2022年度もたいへん好評でしたが、各地の学びがWEBコンテンツ化されるなど新展開も加わり話題になりました。
昨年度の取り組みを振り返ってきましたが、2023年度も海にまつわるさまざまなアクションに、さらに深く広く取り組んでいきます。みなさんもぜひご参加ください。