高校生日本一、世界一を賭けた頂上決戦も! スポGOMI競技人口増加中
チームスポーツ、スポGOMIが広がりをみせています。今年はスポGOMI甲子園のほか、ワールドカップも初開催!
2023.11.16
地球に最もやさしいスポーツ「スポGOMI」が今年も注目を集めています。
チームで制限時間内にエリア内のごみを拾い集め、質と量でポイントを競うスポーツで、2008年に誕生して以来、全国各地でさまざまな大会が開かれてきました。
今年で5年目の開催となる「スポGOMI甲子園」は高校生ごみ拾い日本一を競う大会で、2023年度の決勝大会は11月12日に開催。過去最多の40道府県の代表チームが参加して、独自の戦略を巡らせて挑んだ高校生らしいパワフルで爽やかな熱戦を繰り広げました。
また今年は、史上初のワールドカップも開催! 4月から始まった国内予選には、3人1組でなんと1,175チームが参加。日本代表を決める10月の決勝ステージで、新潟県代表チーム「スマイルストーリー」が世界大会への進出を果たしました。
いよいよ11月22日、東京に日本を含む21カ国の代表チームが集結し、世界一を賭けて競いあいます。
社会課題の解決に楽しみながら取り組める「スポGOMI」が、日本に、世界に広がりを見せています。
5年目の開催「スポGOMI甲子園2023」、高校生ごみ拾いNo.1は!?
11月12日、高校生ごみ拾い日本一を競う「スポGOMI甲子園2023」決勝大会が開催され、3人1組で過去最多の40道府県の代表チームが参戦しました。優勝したのは、昨年度も全国大会に進出したものの6位にとどまり、今年見事リベンジを果たした大分県代表「東明選抜 VER.2.0」チーム。「素直に嬉しいです。地域をきれいにした果てに自分の心も綺麗になるので、今日一日、充実した活動になりました」と振り返ってくれました。
5年目ともなると、各チームとも昨年までの経験や知識を生かし、効率よくごみを回収するなど戦略を巡らせ戦いはヒートアップ。なかには、地域予選への出場を賭けた「校内選抜」を実施した高校もあったそうで、晴れてこの日を迎えるまで熾烈な戦いがあった様子です。
さまざまな思いを抱いて参加してくれた高校生たちには、嬉しさや悔しさ、みんなで街をキレイにした達成感などを心に刻んで、これからも環境を意識しながら活動を続けてもらえたらと思います。
スポGOMI甲子園2023
熱闘!スポGOMI甲子園~日本一熾烈な校内予選に密着~
史上初の「スポGOMIワールドカップ」、日本代表は新潟からスマイルストーリーが参戦
いよいよ11月22日は、史上初の「スポGOMIワールドカップ」の開催です。
日本代表として出場が決まったのは、新潟県の「スマイルストーリー」。毎月1回、地元の海岸清掃を続けてきた団体のメンバーが、自分たちの“拾い技”を試す集大成として参戦したそうで、新潟STAGEでは圧巻の41.4kg/4,380ポイントを獲得して文句なしの優勝。日本STAGEでも37.58kg/4381ポイントを獲得し、全国1,175チームの頂点に立ちました。
世界大会に向けた新潟県知事からの激励に「上位を目指します!」と力強く決意表明してくれた3人の熱い戦いを、全力で応援したいと思います。
ソーシャル・イノベーション・ニュース 日本代表が決定!世界初「スポGOMIワールドカップ」~新宿で日本STAGEが開催~
SPOGOMI WORLD CUP 2023 都道府県大会
目指せ世界一! 海外からも各国代表チームが東京に集結。熱い戦いにご注目!
一方、ワールドカップ海外予選も、3月のインドネシア大会を皮切りに10月のブルガリア大会、南アフリカ大会、カナダ大会まで全20カ国で実施され、参加543チームのなかから20チームが世界大会への切符を手にしました。
各地で大きな注目を集め、公式サイトではそんな予選大会の様子なども伝えています。国の文化も習慣もごみ事情も異なるなか、慣れない“ごみの分別”作業にも楽しんで取り組んでくれたそうで、ワールドカップの開催をきっかけに、海洋ごみ問題に対する意識や取り組みはますます広がっていきそうです。
初代王者の座をかけた「スポGOMIワールドカップ2023」は、11月22日に東京で開催します。開会式は9:30から、競技は午前と午後の2部構成です。ライブ配信もぜひご注目ください!
SPOGOMI WORLD CUP 2023
SPOGOMI WORLD CUP 2023 FINAL STAGE(YouTubeライブ配信)