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タカラトミーと「みんなでつくる海ごみ人生ゲーム」をコラボ制作

タカラトミー独自のSDGsへの取り組みノウハウ活かして、オリジナル人生ゲームをコラボ制作

2022.06.30

タカラトミーと「みんなでつくる海ごみ人生ゲーム」をコラボ制作

2022年4月、海と日本プロジェクトin沖縄のニュースサイトで、「みんなでつくる海ごみ人生ゲーム」の完成が報告されました。
人生ゲームといえばタカラトミーの人気ボードゲームですが、今回発表されたゲームは推進パートナーのタカラトミーと、CHANGE FOR THE BLUEを推進する美らビーチクリーンプロジェクトとのコラボによって制作が進められたものです。Web等で広く募集した「海ごみを減らすよいアクション」「海ごみを増やしてしまう悪いアクション」のアイデアを、マス目に当てはめてゲームを完成させました。
完成版は現在、サイトから無料ダウンロードが可能です。

誰もが知る「人生ゲーム」というコンテンツ力もあいまって、アクションアイデアを募集するプレゼントキャンペーンへの応募数は、予想の7倍以上を記録。
さらに、沖縄県内の2つの小学校にて、生徒たちがマス目を考えてオリジナルの「海ごみ人生ゲーム」を制作するコラボ授業も実施されました。

タカラトミーグループでは社会貢献活動の一環として、2020年から全国の小学校と一緒に「みんなでつくるSDGs人生ゲーム」のオンライン授業に取り組まれていますが、今回のコラボ企画を反映して、2022年6月からは「街のごみが海に流れ着いている」ことや「2050年にはごみが魚の量を上回る」などの海洋ごみ問題の視点も組み込んだ「おもちゃで学ぶ!SDGsナゾトキ教室」も開始されたそうです。

そんなさまざまな反響を呼んだコラボ企画を担当され、「制作の過程でさまざまなアクションアイデアを目にして、海ごみが身近な問題なのだと改めて気づかされました」と振り返るタカラトミー エデュテイメント部の池澤圭さんに、お話を伺いました。

おもちゃ会社らしく、学びのなかに面白さをバランスよく配合

「人生ゲーム」といえば、ルーレットでコマを進めて億万長者を目指すボードゲーム。半世紀にわたって親しまれてきたこのゲームを活用して、タカラトミーグループでは2020年から全国の小学校で「みんなでつくるSDGs人生ゲーム」を作るオンライン授業を開催されています。
今回のコラボ授業に挑むにあたっては、経験を活かしながらも「地域やピンポイントな課題に特化したゲームを作り上げるのも面白いのではないかと思ったんです。ただ、海ごみをテーマにした授業はこれまでに経験がなく、初めての取り組みでした」と、当初の思いを明かしてくれました。

「みんなでつくる海ごみ人生ゲーム」の制作段階では、まずは美らビーチクリーンプロジェクト事務局のWebサイト等でアクションアイデアを募集するプレゼントキャンペーンを実施。目標応募数300件を遥かに超えて、スタート直後の週末だけで約1400件、最終的な応募総数は2240件にのぼりました。TVCMなどで周知していた沖縄県内からだけでなく、北海道まで含む全国から応募いただくなど、予想以上に大きな関心を集めることができました。
おもちゃ会社らしく、学びのなかに面白さをバランスよく配合

目から鱗…海ごみ問題を自分ごととして認識させられたアイデアも

「たくさん寄せられたアクションアイデアのなかには、面白いなと思うものがいろいろありました」と制作過程を振り返る池澤さん。
「おもちゃ会社なので、より面白いアウトプットにできるように注力していたのですが、全体のバランスをみながら、海ごみ問題へのアプローチがいろいろあるなかで、遊んでいて面白いと思えるマス目をつくれるように選ばせてもらいました。
個人的に目から鱗だったのは、『フェリーに乗っていてマスクが風に飛ばされて海に落ちてしまった』というマイナスアクション。ポイ捨てやBBQ後のごみの放置などと違い、普段から気をつけている人でもやってしまうリスクがあるケースで、ちょっとしたミスが結果的に海ごみをつくってしまうのだなと、自分ごととして感じました」と、製作過程でハッとした気づきもあったとのこと。
「海のあるなしに関わらず、陸で飛ばしてしまったごみが海へ流れ着くという話を聞いて、普段の生活から気をつけないといけないですね」と改めて思いを強くされたようでした。
目から鱗…海ごみ問題を自分ごととして認識させられたアイデアも

自社オリジナルの社会貢献活動にも「海洋ごみ問題」を付加

池澤さんによると今回のコラボ企画は、「社内でもとても好評でした。沖縄県内の2校で実施した授業の様子も社内で共有したところ、よい取り組みだと評価をもらいました。『みんなでつくるSDGs人生ゲーム』のオンライン授業の担当者も感銘を受けたとのことで、今後は授業の題材の一つに海ごみ問題も取り入れていくそうです」と社内外へと波及している様子です。
そして「人生ゲームは幅広い年代の方に遊んでもらっているコンテンツですが、一番多いのはやはり小学生とそのご家族。今回の海ごみ人生ゲームも、ぜひ小学生のお子さんとまわりの大人たちで海ごみについて会話しながら楽しんでもらいたいですね」と池澤さん。

人生ゲームは2023年に発売55周年を迎えるそうで、現在は、周年記念の楽しい企画をもろもろ準備中とのこと。いまから楽しみですが、
「弊社の得意な分野は『いろんなことを遊びに変える』ということ。今回は人生ゲームでしたが、遊びの中で楽しく学ぶという取り組みを今後も続けていけたらと思っています」と海と日本プロジェクトへも期待を寄せていただきました。

期待に応えるべく、今後も推進パートナーの皆さんとの取り組みの輪を大きく広げていきたいと思います。
自社オリジナルの社会貢献活動にも「海洋ごみ問題」を付加
自社オリジナルの社会貢献活動にも「海洋ごみ問題」を付加